SKY-HI、新曲「JUST BREATHE」でStray Kidsのプロデューサーユニット3RACHAとコラボ「ここ最近で一番魂の震えたスタジオワーク」

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SKY-HI

SKY-HIとStray Kidsのメンバー、バンチャン、チャンビン、ハンの3人によるプロデューサーユニット3RACHAとのコラボレーション楽曲「JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids」が2022年2月21日にリリース。

同楽曲は、三浦大知、BTS、AI、TWICEなど、日本国内外問わず様々なアーティストの楽曲を手がけるプロデューサー・UTAが制作。エクスペリメンタルだがドラマチックなトラックの上に、SKY-HI、バンチャン、チャンビン、ハンの4人がリリックとトップラインを制作した。

今回3RACHAとコラボしたSKY-HIにインタビュー! 楽曲の制作についてや3RACHAの印象や魅力、またK-POPについて率直な思いを聞いた。

【動画メッセージ】SKY-HI、新曲「JUST BREATHE」でコラボした3RACHA of Stray Kidsの印象も明かす

【インタビュー】Stray Kids バンチャン&チャンビン&ハンが3RACHAとしてSKY-HIとコラボ…「JUST BREATHE」は独特で強烈なトラックとラップが魅力

――今回、3RACHAとのコラボのきっかけは?

SKY-HI:3RACHAが全世界に向けて音楽領域を広げて行きたいという事でコラボレーション相手としてお声がけ頂きました。とてもリスペクトしているK-POPグループ及びそのチームでしたので、二つ返事で是非やらせてほしいと答えました。

――3RACHAの印象はどのような感じでしたか?

SKY-HI:最近のK-POPアイドル達は、クリエイティブに関してもプレゼンスを発揮する方々が少なくないですが、特に3RACHAはクルー感を強く感じます。クリエイティブクルーとしてのチーム力の高さは、既存のマナーからはみ出す時の勇気になると思いますし、コレオグラフがない時などにまた違った威力を発揮すると思っています。特にラップやヒップホップへの愛情や造詣の深さも感じる事が多く、烏滸がましいかもしれませんが、強いシンパシーを感じています。

――3RACHAの3人の魅力は?

SKY-HI:ダークやハードといったスタイルの時の破壊力や、特に3RACHAに関してはそれを作り出すそもそものクリエイティヴィティが最高で素敵だと思います。また、そういった高い表現力を求められる楽曲に対して完璧にパフォーマンスする根本的な実力の高さ。強い雰囲気を纏いながら感情的にスピットしたり、テクニカルに刻んだりするラップが入り乱れる様、最高に自由なのに統制の取れた様など、魅力がたくさんあると思います。なので、もう少し質問を絞って頂かないといけないかもしれません(笑)。
 

3RACHAとのコラボ「ここ最近で一番魂の震えたスタジオワーク」

3RACHA of Stray Kids
――コラボの際、実際の作業はどのように進行したのでしょうか?

SKY-HI:まずオンラインでのMTGを行いました。その後、3RACHAと一緒にやるならこういう曲……というイメージをUTA君のスタジオで一緒に作り、3RACHAになげてリアクションをもらい、再びMTGを行い、3RACHAとしての要望やプロダクション、“JUST BREATHE”というテーマを反映し、2度ほどレコーディングして意識を擦り合わせて行きました。

――「JUST BREATHE」のポイントは?

SKY-HI:次々と展開していくトラックです。僕達が一緒にやるとなるとキャラクターやメッセージがとても強くなると思ったので、トラックも負けないように展開していく事をUTA君と心掛けていました。

――実際にコラボして、3RACHAにはどのような印象を持ちましたか?

SKY-HI:一番はやっぱりラップがうまくて一緒にやっていて楽しいです。最初にバースを送ってもらった時が、ここ最近で一番魂の震えたスタジオワークでした。一方で本当に3人でお話している際のチャーミングさもあって、楽しそうでなんだか羨ましかったです(笑)。本当に素敵なチームワークでやられているのだなと感動しました。


 
――改めて3RACHAに伝えたいことは?

SKY-HI:本当に素晴らしい才能の3人と一緒に曲を作れた事は、誇りだし何よりも楽しかったです。とても気合が入りました。直接会えなかった事が本当に残念で心残りなので、次は是非日本で焼肉……牛タンをご馳走させてください(笑)。いつか韓国にも行きますね!

――3RACHAと実際に会えたら、どんなことを一緒にしてみたいですか?

SKY-HI:まずはこの曲をパフォーマンスしたいです(笑)。あとは、スタジオワークを一緒にやりたい気持ちも強いです。オンラインとオフラインでは大きく違いが生まれるので。あとはご飯に行きたいです!(笑)

――もう一度、3RACHAとコラボするとしたら、次はどんなことをしてみたいですか?

SKY-HI:今回はどちらかと言うと自分の世界に飛び込んで頂いた形なので、3RACHAスタートの形での制作も本当はしてみたいです。その場合もハードな物にはなると思いますが(笑)。あっ、でもダンスもしたいですよね。うーん、きっと皆やるべき事がたくさんあると思うけれど、僕も次のコラボレーションに向けてスタンバイしておきます(笑)。
 

K-POPの魅力「作品、パフォーマンスへの意識がとても高い」

――アーティストSKY-HIから見て、いま世界的にブームを起こしているK-POPの魅力はどんなところだと思いますか?

SKY-HI:各事務所やアーティストにそれぞれの目指す確固たるクリエイティヴィティがある事が一番だと思いますし、それを表現・実現するクオリティやそこを突き詰める執念もそうだと思います。人そのものだけでなく、その人たちが作り出す作品が楽しみにできる事はとてもアートに対して健康的だと思っています。

――オーディション「THE FIRST」など、プロデューサーとしての活躍も注目されていますが、プロデューサー視点でK-POP人気をどの様に捉えてますか?

SKY-HI:たまに“K-POPの人気の理由”みたいな事を聞かれる事がありますが、K-POPは純粋にクオリティが高いですし、作品を作る、それをパフォーマンスするという事への意識がとても高いです。しかし、それは本来作品に携わる以上どのスタッフもクリエイターもアイドルやアーティスト本人も持っていなくてはいけない物ですし、日本でもそれは絶対に目指すべきだと思っています。そうすれば自ずと注目や結果は着いてきますから。音楽に命を捧げた身としては、強いリスペクトを携えながら、10年かけて肩を並べないといけないと思っています。

同時に、自分達が頑張ると言うことと他者を排斥すると言うことは全く別の話なので、国や所属事務所に拘らない形の、拘るのはクリエイティブとクオリティだけのコラボレーションはさまざまな形でして行きたいです。うちにはBE:FIRSTという出来たばかりのボーイズグループがいますが、韓国の皆様ともステージを共にする機会が作れたらとても嬉しいですし、その際に日本もやるなぁと思わせられるように彼等も僕も日々頑張っています。事務所全体でのUNITEもBMSGの強みですから、他の事務所さんと事務所単位でのコラボレーション! なんて出来たらまた夢が広がりますね。たくさん喋ってしまってすみません(笑)。

――それでは、最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

SKY-HI:日本語で活動する日本のアーティストながら、Kstyleさんに取材いただけた事を心からありがたく思っています。例えばLAとNYの距離を考えると、日本と韓国というのはとても距離が近いですし、似ている事はたくさんありますから、兄弟でありたい、そうあるべきだと思っています。

国や文化が違うと、国家間での問題が起こったり、一部の偏った見識の方々からの違和感やアレルギーを感じる事もあるかもしれませんが、生まれや育ち、本人にどうしようもないことでカテゴライズ、線引きをする事はとても愚かな事だと思っています。そして、言語や文化の壁を越えられる力が秘められたものが音楽だとも思っていますので、韓国のみならず、様々な国の兄弟達と最高にかっこいい音楽やパフォーマンスを作っていく事を誓いますので、またどこかで見かけたら何卒よろしくお願い致します。

■リリース情報
「JUST BREATHE feat. 3RACHA of Stray Kids」
2022年2月21日より好評配信中

配信リンク:https://sky-hi.lnk.to/JUSTBREATHE

■関連リンク
SKY-HI公式サイト:https://avex.jp/skyhi/
Stray Kids公式サイト:https://www.straykidsjapan.com

記者 : Kstyle編集部