「第23回全州国際映画祭」4月28日より有観客で開催決定…75ヶ国から491本の作品が出品

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写真=「全州国際映画祭」ホームページ
有観客開催を決めた「第23回全州(チョンジュ)国際映画祭」(執行委員長:イ・ジュンドン)が、国際コンペティション公募に75ヶ国から491本の映画が出品されたと発表した。

昨年11月24日から今月10日まで行われた「第23回全州国際映画祭」国際コンペティション部門の公募に、75ヶ国から491本の作品が応募された。前回の出品作398本より93本(23.36%)増加した数値だ。

国際コンペティション部門の公募に参加した国も68ヶ国から75ヶ国に増加し、前年比7ヶ国が増えた。大陸別に分類すると、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカの順で多くの作品が出品されており、出品国別ではフランスが計56編で最も大きな割合を占めた。続けてスペインが37編、中国が35編、アメリカとアルゼンチンはそれぞれ33編、31編を出品。イタリアとカナダが30本と24本の順だった。

形式の多様性も注目に値する。今年、国際コンペティション部門に出品された作品は、劇映画266本(54.18%)、ドキュメンタリー168本(34.22%)、アニメーション10本(2.04%)、実験映画30本(6.11%)、その他17本(3.46%)で、前年に比べ、劇映画が71本、ドキュメンタリーが10本、アニメーションが8本増加し、実験映画は前年度と同じ30本が出品された。

昨年開かれた「第22回全州国際映画祭」国際コンペティション公募で、劇映画が48.99%を占めたことに比べ、今年は劇映画が占める割合が54.18%で5.19%増加したが、その他のジャンルの割合もまた増え、実験的な形式がだんだん普遍化していることを証明した。特にドキュメンタリーフィクション、エッセイフィルムのような複合ジャンルが増加する様子が見えた。

「全州国際映画祭」のチョン・ジンスプログラマーは「世界で全州国際映画祭に関心を持って、様々な形式の作品を出品頂き、感謝している。創作者たちのチャレンジ精神が際立った」とし「今回の公募の結果を通じて新型コロナウイルスのパンデミックが長引く中、自主・芸術映画の制作に対する全世界の映画関係者たちの情熱が冷めていないことを確認し、全州国際映画祭が依然として全世界の自主・芸術映画の関係者に注目されていることが分かった。公正な審査を経て、映画祭を訪れた観客の皆様に良い作品を紹介したい」と語った。

「第23回全州国際映画祭」は、4月28日(木)から5月7日(土)までの10日間に渡り、全羅北道(チョンラブクト)全州市映画通り一帯で約230本が500回上映される予定だ。

記者 : キム・ボラ