チョ・ハンソン、映画「タイガーマスク」で前作と異なるジャンルに挑戦した理由は?“笑いを届けたかった”

OSEN |

写真=映画のスチールカット
昨年、韓国で公開された映画「タイガーマスク」が俳優チョ・ハンソンの書面インタビューを公開した。作品の中の人物を彷彿させるエネルギー溢れるチョ・ハンソンの答えに、関心が集まっている。

同作は、つまらない人生を生きてきたある男性が偶然、伝説のタイガーマスクを手にした後、一夜にして別人になり展開されるストーリーを描く。

――以前の作品とキャラクター、ジャンル、題材などが異なる作品だと思います。この作品を選んだきっかけを教えて下さい。

チョ・ハンソン:面白くて明るい作品に出演したかったんです。僕にもそのような一面がありますし、大変な時期なので、少しでも観客の皆さんに笑いを届けたいと思いました。

――以前の作品とは違って、難しさや悩みも多くあったと思います。ゴンピョンという人物を表現する際、どのような部分に重点を置きましたか?

チョ・ハンソン:自信がなく、社会に簡単に適応できないゴンピョンがタイガーマスクに出会って、変化する過程と少しずつ自信を取り戻す姿に重点を置きました。

――タイガーマスクという物がゴンピョンにとって最大のターニングポイントになりました。俳優として生活しながら、このように大きなターニングポイントなどはありましたか?

チョ・ハンソン:いつもそうだと思います。どのような作品に出演したとしても、それは僕にとって挑戦で、これがターニングポイントになるかもしれないと考えながら、作品を待っています。

――ヨム・ジョンウォン監督の話によると、撮影の時、厳しい環境の中でもムードメーカーとして現場の雰囲気を盛り上げていたとのことですが、撮影を進める上で困難なことはありませんでしたか?

チョ・ハンソン:実はかなり大変でした。僕はほぼ休むことなく撮影しましたが、規模の小さい現場は多く経験していたので、それほど大変ではありませんでした。それ以上に、暑さとの戦いが大変でした。アクションも多くありましたし、木でできたマスクをつけて、長袖のTシャツとボトムスを着なければならなかったので、真夏に汗をたくさんかいたことを覚えています。

――テッキョン(韓国の武芸・民間遊戯)を身につけるまでの時間が短かったと聞きました。元々持っている基本的な身体能力のためか、きびきびした動きで力があります。どのような部分に重点を置いて練習されましたか?

チョ・ハンソン:テッキョンは一生懸命に学びました。でも、短期間に学ぶことは容易ではありませんでした。「時間がもう少しあったらよかったのに……」と残念な気持ちが大きいです。テッキョンも様々で、地域ごとにスタイルも違います。テッキョンの中でも実戦のテッキョンと呼ばれる、昔のテッキョンに重点を置きました。

――悪役のキャラクターを演じた俳優たちの活躍も印象的でした。カン・ビョルさん、チョン・テウさん、キム・フンレさんとの共演はいかがでしたか?

チョ・ハンソン:皆が一つになって、一生懸命に演技しました。大変でしたが、笑い合い、お互いに頼り合いながら演技したことが記憶に残っています。キム・フンレさんは話すと、思ったより可愛くてびっくりしました。

――悪役のキャラクターの1人にキャスティングされたら、ユン会長、ヒロノリ、ゾードのうち、どの役を演じたいですか? その理由も教えて下さい。

チョ・ハンソン:ユン会長役をやりたいです。劇中、愉快な演技でトーンを高くしてくださって、映画にメリハリをつけてくださったと思います。僕もそのような愉快な演技をしてみたいです。

――実際にタイガーマスクが手に入り、力を得ることができたら、どのようなことをしたいですか?

チョ・ハンソン:まず、ユニフォームを作りたいです。そしてアベンジャーズに連絡を取って、韓国にもヒーローがいると話して、地球平和のために力を尽くしてアベンジャーズと協力したいです。

――「タイガーマスク」が公開されました。鑑賞ポイントを教えて下さい。

チョ・ハンソン:映画「タイガーマスク」はアクションからコメディーまで、様々な内容が盛り込まれています。家族や友達と一緒に気軽に見ていただけるのがポイントです。

――「タイガーマスク」が観客にどのような作品として記憶されたいと思いますか?

チョ・ハンソン:ただ面白くて愉快な映画だったと覚えていただきです。

――今後の活動計画を聞かせてください。

チョ・ハンソン:今のところ決まったことはなく、また違う姿をお見せできるよう、着実に作品を検討しています。早いうちにもう一度挨拶できたら嬉しいです。

記者 : キム・ボラ