放送開始「悪の心を読む者たち」キム・ナムギル、事件の犯人を捕まえるために奮闘

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「悪の心を読む者たち」放送画面キャプチャー
高圧的な捜査により、容疑者を圧縮しながらも真犯人を逃したキム・ナムギルがプロファイラーの道を歩むことになるのか、注目が集まる。

韓国で14日から放送が始まったSBS金土ドラマ「悪の心を読む者たち」(脚本:ソル・イナ、演出:パク・ボラム)第1話では、連続性的暴行犯“赤い帽子”を捕まえるために奮闘するソン・ハヨン(キム・ナムギル)の姿が描かれた。

1993年3月、ソン・ハヨンは潜伏捜査の末に10ヶ月間も多世帯住宅に侵入し、女性たちに性的暴行をし、金品を盗んだ“赤い帽子”を検挙した。しかし、その後明らかになった事実は、彼が本当の“赤い帽子”ではないということ。もう少し犯行をしやすくするために手口を招いた模倣犯にすぎなかった。

そんな中、また違う被害者が死亡した状態で発見された。被害者の名前はチェ・ファヨンで、妊娠14週目だった。ただ、今回の事件の場合、被害者が発見当時に全裸の状態だったが、性的暴行の痕跡はなかった。また、鑑識の結果で彼女の死亡推定時刻が狭まり、ちょうど家を訪れていた被害者の恋人パン・ギフンが有力な容疑者となった。

警監のパク・デウン(チョン・マンシク)は、家の中から発見された指紋がパン・ギフンのもの以外にないこと、被害者が死亡前に彼とケンカをしたこと、確かなアリバイがないということなどを証拠に、彼を犯人に特定し、高圧的な捜査を行った。暴力も振るわられ、パク・デウンはパン・ギフンを“赤い帽子”にすることまで考えた。

そんな中、ソン・ハヨンは唯一違う可能性を考えた。彼は1人で聞き込みに行き、怪しい点を見つけた。玄関には無理やり扉を開けた痕跡が残っており、事件1ヶ月前に盗難被害にあったというチェ・ファヨンの大家の扉の前には“223”という数字が書かれていた。

この数字を怪しいと思ったソン・ハヨンは、泥棒が多いという町のあらゆるところを周り、同じく数字が書かれた家を多数発見し、すぐに一定のパターンを見つけた。数字の1は成人女性、2は子ども、3は成人男性。つまり世帯の構成員を記録していた。彼は不特定の世帯構成員を誰よりも簡単にわかることができる、配達業の従事者が犯人だろうと容疑者の範囲を狭めた。

しかし、独断的な捜査はすぐにブレーキがかかった。鑑識係のクク・ヨンス(チン・ソンギュ)の助けを受け、再度被害者の家の指紋を鑑識したが、身元の確認ができず、その間暴力に疲れたパン・ギフンは結局自白した。彼は最後まで悔しさを主張し、“赤い帽子”として大々的に逮捕され、懲役12年を言い渡された。その1年後、1999年8月に本物の“赤い帽子”が再び現れた。

ソン・ハヨンはパク・デウンの高圧的な捜査を見て、彼と摩擦を起こした。誰もが非常識的な捜査方法を何でもないかのように思うとき、「より明確な証拠を見つけないと。こんな風にするのはダメだ」と異議を申し立てた。そんなソン・ハヨンに注目していたクク・ヨンスは、ちょうど犯罪行動分析チームを準備しているだけに、そっとプロファイラーの席を提案した。果たして高圧的な捜査に幻滅したソン・ハヨンがプロファイラーとしての人生を始めることになるのか、本当に“赤い帽子”を捕まえられるのか注目が集まる。

記者 : ソ・ユナ