IU、20代最後の新曲「冬眠」をリリース…愛する人に先立たれ一人で迎える初めての1年

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IUが20代最後の新曲をリリースした。

IUは12月29日の午後6時、ニューアルバム「かけら集」を発売し、タイトル曲「冬眠」を公開した。

「冬眠」は愛する家族と友達、もしくは伴侶動物に先立たれ、一人で迎える初めての1年を描いた曲だ。春から夏、秋と冬を過ぎていく姿を落ち着いて描いた歌詞が印象的だ。

IUは「冬眠」について「一つの命が世の中から去っていくことと、そんな世界に残されることについて、特に色々考えることの多かった27歳の時に曲の制作を始め、何度か大きな別れを経験した29歳の時にようやく完成した曲です」と紹介した。

「君なしで見る初めての春が、夏がなぜこんなにキレイ。全部過ぎていく前に君に見せなきゃなのに」という悲しい歌詞が胸に刺さる。

秋は「真っ白な冬のために息の中に私の独り言を込めて懐かしさを慰めてみるけれど、ぐっとこみ上げてくる会いたい気持ちを告白する」と、本心が思わず溢れてしまう様子を盛り込んだ。

「私に持たれて居眠りしていたその姿そのまま眠ったんだね。どんな夢を見ているの? 目覚めたら話してくれるでしょう。いつもの朝のように」というサビは、去っていった人を変わらず待つ残された人の切ない気持ちを盛り込んでいる。

大きな喪失の中でも春が来て、夏と秋が過ぎ、また冬が来るという時間の流れ。そして、その中に盛り込まれた本心が悲しくも温かく盛り込まれた。ピアノをベースにしたしっとりとした曲の雰囲気がIU特有の透き通った歌声と合わさり、歌詞の魅力をさらに際立たせた。

「かけら集」は10月に発売したデジタルシングル「strawberry moon」以来、約2ヶ月ぶりに披露するIUのニューアルバムだ。

記者 : イ・ミンジ