BTS(防弾少年団)、コンサートの前夜祭から異例の盛り上がり!紫のライトアップで歓迎&ファン大行列も

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写真=BIGHIT MUSIC
BTS(防弾少年団)の単独コンサートを控え、ロサンゼルスのSoFiスタジアムが紫色に染まった。

27日午後7時30分(現地時間)、BTSはアメリカ・ロサンゼルスのSoFiスタジアムで単独コンサート「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」の幕を開ける。今回のツアーのために17日に仁川(インチョン)国際空港を出国し、ロスに到着した彼らは、27日の初公演を皮切りに28日、12月1日、2日の計4回の公演を開催する。

所属事務所のBIGHIT MUSICによると、予想観客数は1回につき4万7000人であり、計18万8000人だ。27日午前から公式販売元のTicketmasterを通じて見切れ席の販売も始まっただけに、実際の観客数は20万人に近いと予想される。

公演前日よりスタジアム周辺は早くも熱い盛り上がりを見せた。午前10時からBIGHIT MUSICの公式グッズの販売が始まり、数千人のARMY(ファンの名称)が販売場所のスタジアムLot KからLot Lまで大行列を作り、BTSの熱い人気を実感させた。グッズの販売は28日にも続き、午前9時から公演終了までと予定されている。

日が沈んでからは、眩しい前夜祭が行われた。SoFiスタジアムは天井の電光掲示板を通じて「戻ってきたことを歓迎します!」という韓国語の挨拶と「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」というコンサートの英語タイトルなどをBTSを象徴する紫色でライトアップし、BTSとARMYを大歓迎した。

写真=SoFiスタジアム 公式SNS

◆デビュー9年目で大型スタジアム公演!確固たる人気を証明

スタジアムツアーはポール・マッカートニー、マドンナ、ビヨンセ、アデル、レディー・ガガ、コールドプレイなど、世界的に人気を博したアーティストだけが埋められる世界各地の大型会場を拠点にするシリーズ公演だ。アジア出身のアーティストの中で大型スタジアムツアーを開催したのはBTSが唯一だ。

BTSはスタジアムライブを開催して3年目となる。2013年にデビューしたBTSは、8年間着実に良質な音楽とステージを届け、次々と会場の規模を拡大してきた。2014年にソウル広津(クァンジン)区YES24ライブホール(旧AX HALL)で1st単独コンサート(3日間で計約6000人動員)を開催したことに続き、2015年にオリンピックホール(2日間で計約6000人)、SKオリンピックハンドボール競技場(3日間で計約15000人)、2016年に体操競技場(2日間で計約24000人)、2017年12月に高尺(コチョク)スカイドーム(3日間で計約6万人)でライブを開催し、成長を遂げてきた。

その後、BTSは2018年10月のソウルオリンピックメインスタジアムを皮切りに、米ロス・ステープルズセンター、ニューヨーク・シティフィールド、イギリス・ロンドンのO2アリーナ、東京ドームなどで、ワールドスタジアムツアー「LOVE YOURSELF」を開催。翌年には会場の規模を拡大し、1st大型スタジアムツアー「YOURSELF:SPEAK YOURSELF」を開催した。特にイギリス出身の有名バンドQueenなどの伝説のアーティストが1985年に約15億人の視聴者を集めた大型チャリティライブ「Live Aid」の会場として有名なロンドンのウェンブリー・スタジアムで、韓国出身アーティストとしては初めて単独ライブを開催し“21世紀のポップアイコン”としての存在感を証明した。

BTSが韓国出身アーティストとして初めて立つSoFiスタジアムは、アメリカンフットボールの球団であるロサンゼルス・ラムズのホーム球場だ。昨年最新式に開場し、最先端のガラスの屋根、先端IT技術などが取り入れられた、世界的にもトップレベルのスタジアムである。2022年2月にプロアメリカンフットボールリーグ(NFL)のチャンピオン決定戦であるスーパーボールイベント、2028年にロス五輪の開幕式などがSoFiスタジアムで開催予定だ。収容人数は基本7万人だが、BTSはステージ設置などもあり、1回につき約5万人、4回で計20万人の観客を動員する予定だ。


◆新型コロナウイルスの感染拡大後、初めての対面コンサート!防疫は万全

対面公演の開催は約2年1ヶ月ぶりとなる。BTSは2019年10月26日と27日、29日の計3日間、ソウル松坡(ソンパ)区蚕室(チャムシル)オリンピックメインスタジアムで開催した単独コンサート「LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF[THE FINAL]」以来、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、オンライン形式の非対面公演のみを行ってきた。

未だ収まらない新型コロナウイルスの感染拡大によって、大規模な対面公演は実現しない状況だが、BTSは所属事務所のBIGHIT MUSICと共に、国家および地域別の防疫方針と現況を考慮した末に、米ロサンゼルスで対面公演を開催することに決めた。歌手と観客の健康と安全を最優先に考え、新しく完成度の高い公演を披露するために万全を期した。

その一環として、チケット販売サイトを通じて、購入者に対し、入場時にコロナワクチンを2回摂取していることが確認できる証明書、もしくは72時間以内に受診したPCR検査の陰性判定書を提出しなければ、入場することができないと公知した。

会場は4方向のうち1面だけ開放されており、換気が可能な状態ではあるが、大人数が長時間滞在するため、会場内ではマスクの着用を義務化した。明確なガイドラインのおかげで観客たちも安心して公演チケットを購入できたと報道されている。

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記者 : ファン・ヘジン