韓国のプロデューサー兼DJのNight Tempo「昭和グルーヴ」第11弾のリリースが決定!八神純子の2曲をピックアップ

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今や海外でも一大ムーブメントとなっているジャパニーズ・シティ・ポップのブームのきっかけとなる「プラスティック・ラブ」現象を巻き起こした立役者の1人で韓国のプロデューサー/DJのNight Tempo。

12月1日にメジャー第一弾アルバム「Ladies In The City」をリリースする事をアナウンスし、今月6日には先行シングル「Love Actually feat. Crystal Tea」をリリースしたばかりだが、彼の活動のもう一つの主軸である「昭和グルーヴ」シリーズ最新作のリリースが決定した。秋元薫、菊池桃子に続いて、3ヶ月連続配信となるこのシリーズの第11弾は、ここ数年海外のシティポップ・シーンで人気が高まっている八神純子の楽曲をピックアップ。

八神純子は1978年にシングル「思い出は美しすぎて」でプロ歌手としてデビュー、1978年発表の5枚目のシングル「みずいろの雨」がオリコン最高位2位、60万枚を記録する大ヒット。1980年には9枚目のシングル「パープル・タウン~You Oughta Know By Now」で紅白初出場、そして今なお現役で、米国と日本を行き来して活動する女性シンガー・ソングライターだ。

今回Night Tempoが昭和グルーヴでピックアップしたのは、彼女が1983年にリリースした18枚目のシングル「黄昏のBAY CITY」と、大ヒット曲「みずいろの雨」。「黄昏のBAY CITY」は、ここ数年の80'sシティポップ・リバイバルで欧米を中心に注目を集めているナンバー。当時もディスコ・ヴァージョンが制作されるなどフロア向きの楽曲としてプロモーションされていたが、最近メジャー・デビューを果たしたアメリカのフューチャー・ファンク系アーティストYung Baeがインディーズ時代にこの楽曲をサンプリングしたトラックをリリースするなど、その界隈でも人気だった。今回この曲をNight Tempoが昭和グルーヴとしてオフィシャル・リエディットすることが実現。彼女の抜群のヴォーカルをよりエモーショナルに演出するフロア・バンガーが完成した。

そして昭和ポップスを代表する一曲「みずいろの雨」。2019年に行った昭和グルーヴ・ツアーで初披露し、オーディエンスからのリアクションが非常に大きかったこのリエディットをオフィシャル音源として遂にリリースする事となった。彼女の伸びやかな歌声をダイナミックでエモーショナルに聴かせる、高揚感溢れるダンス・ナンバーへと変貌を遂げている。

あまりにもクオリティの高い歌唱力とオリジナルの楽曲アレンジなので、このNight Tempoのリエディットを通じて、その魅力が若い世代、そして海外に広がることは間違いない。「プラスティック・ラブ」に始まり、「真夜中のドア~stay with me」、ここ最近の、秋元薫「Dress Down」や菊池桃子・ラムーの楽曲、そしてこの「黄昏のBAY CITY」と、Night Tempoのキュレーションによって今後も我々は新たな角度で昭和ポップスを再発見していくことになるだろう。

■配信情報
「八神純子- Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ」
発売日:2021年10月22日(金)
発売元:ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス

<収録曲>
黄昏のBAY CITY(Night Tempo Showa Groove Mix)
みずいろの雨(Night Tempo Showa Groove Mix)

■関連リンク
Night Tempoオフィシャルサイト:https://nighttempo.com

記者 : Kstyle編集部