ユン・ジェギュン監督、ハリウッドのプロデューサーリンダ・オブストともに映画「K-POP:Lost in America」を制作

OSEN |

写真=CJ ENM
CJ ENMがK-POPを題材にしたグローバル映画の制作のためのプロジェクトに突入する。今回の「K-POP:Lost in America」(仮題)プロジェクトは、韓国のJKフィルムのユン・ジェギュン監督と、多くのヒット作を手がけたハリウッドのベテランプロデューサー、リンダ・オブストがそれぞれ演出、プロデューサーを務める。

10日に公開された今回のプロジェクトは、「パラサイト 半地下の家族」(監督:ポン・ジュノ)のアカデミー賞4冠達成後、さらに高まった韓国人クリエイターへの関心と全世界で人気を集めているK-POPを合わせ、有能な韓国人クリエイターの海外進出を支援し、K-POPをはじめとするKコンテンツの価値を高める目的で企画された。「スノーピアサー」(2013)、「パラサイト 半地下の家族」(2019)を生み出したCJ ENMのコンテンツ企画制作能力と、多くのヒットコンテンツを生み出し、その実力が検証されたリンダ・オブスト、ユン・ジェギュン監督のノウハウが総動員される大規模のプロジェクトであるだけに、世界的な話題作になることが期待されている。

演出を担当したユン・ジェギュン監督は、コメディからヒューマンドラマまで様々なジャンルを手掛けた、韓国を代表するヒット監督であり、制作者としても、自ら演出した「国際市場で逢いましょう」(2014)、「TSUNAMI -ツナミ-」(2009)で、韓国で初めて2本の映画が観客1000万人を突破したことで有名だ。2015年、「国際市場で逢いましょう」が世界3大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭のパノラマ部門にもノミネートされた。彼は韓流スター、ハリウッドとポップミュージック界のアイコンをキャスティングし、全世界の観客を満足させる映画にしていく計画だ。8月のボーイズバンドのメンバーを演じる主演俳優たちのオーディションを皮切りに、本格的なプリプロダクション段階に突入する。

プロデューサーのリンダ・オブストは映画「インターステラー」(2014)をはじめ、「めぐり逢えたら」(1993)、「素晴らしき日」(1996)、「コンタクト」(1997)、ドラマ「Hot in Cleveland」「HELIX -黒い遺伝子-」など多くのヒット作を作り出したハリウッドの有名な制作者だ。オスカーで大賞3回、ゴールデングローブで大賞4回、エミー賞3回など、華やかな受賞の経歴を持っている。リンダ・オブストは「全般的な韓国文化、特にK-POPに深い愛情を持っている」とし、今回のプロジェクトを必ず成功させるという抱負を語った。

CJ ENMはこれまで築いてきたグローバルな力量とネットワークを集結し、グローバルスタジオとのコラボも進める方針だ。この日、CJ ENMは「K-POPと韓流コンテンツに対する全世界の高い関心と多文化主義のトレンドが反映された新鮮な映画が誕生することを期待する」とし「CJが野心的に進めているグローバルプロジェクトであるだけに観客の期待に応えられる完成度の高い映画が作られるようベストを尽くす」と伝えた。

記者 : キム・ボラ