OUTLET「全国の“アウトレット”で歌うのが目標…男女混合グループの系譜を継ぎたい」

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写真=考えを見せてくれるエンターテインメント
Roo'Ra、COOL、コヨーテから、昨夏ブームを巻き起こしたSSAK3まで、夏を盛り上げた男女混合グループの系譜に、OUTLETがその名を連ねようとしている。

1990年代までは、Roo'RaやCOOL、コヨーテ、S♯arp(シャープ)など、多様な男女混合グループがヒットしたが、いつの間にか音楽シーンで男女混合グループを探すことが難しくなった。昨年、MBCのバラエティ番組「遊ぶなら何する?」で誕生したプロジェクトグループSSAK3がレトロな感性を届けてブームを巻き起こした中、今年はOUTLET(ヨンギ、アン・ソンフン、パク・ソンヨン)が新しく登場して斬新な魅力でリスナーを虜にしている。

グループ結成を決めた時から、OUTLETはグループの魅力を最もよくアピールできる夏の活動のためにアルバム準備に拍車をかけた。短い時間の間、歌や振付の練習、ミュージックビデオまで準備し、メンバーはもちろん所属事務所のスタッフも苦労が多かったという。メンバーたちは、ハードなスケジュールの中でもチームワークのおかげで満足のいくアルバムを発売することができたと口を揃えた。

その中でもパク・ソンヨンは、ソロ活動やチョン・ダギョン、ドゥリとのガールズグループVENUSの活動に続き、今回OUTLETとしても活動する。男女混合グループは想像していなかったという彼女は「一人だけ女性なので、兄さんたちがよく配慮してくれます。前に出ようと欲張らず『君がセンター』『これは君がやって』などと、私に譲ってくれます」とし「うちのチームは、それぞれのメンバーが持っている長所を最大化できることです。どんな状況でもちょうどいい加減をするセンスがいいと思います」と話した。

ヨンギは「本来はソンフンのパートが僕のパートでしたが、『君がやって』と言いました。僕にもできるけれど、グループ全体の絵を考えるとソンフンがやったほうが良いと思いました。それだけ互いの長所を知り尽くしています」と説明した。アン・ソンフンも「グループだけど、競争心理があったりはしません。ヨンギ兄さんと僕は一緒に暮らして長いし、ソンヨンはそこまで親しくはなかったけれど、準備期間の間に本当に親しくなって、今はとても仲良しです」と付け加えた。

男女混合グループならではの苦労もある。パク・ソンヨンは「以前はダンサーも全部女性だったので洋服の着替えも気楽にできたけれど、最近はそうできません。しかし、不便な分良いところも多いです。唯一の女性メンバーなので、ヘアメイクにもっと力を入れてもらっています。集中ケアという感じです」と言った。

ヨンギがお笑い芸人としての活動で培ったコントの力を踏まえ、OUTLETは動画プラットフォームを積極的に活用している。中毒性溢れるOUTLETのデビュー曲「気が狂うね」は、動画プラットフォームTikTokで「気が狂うね」チャレンジで累積1100万回の再生回数を記録し、注目を浴びた。YouTubeでは、トークシットコム「どうして家族」で多彩な魅力を披露し、ファンと積極的にコミュニケーションしている。

バスキングをはじめ多彩なステージに立ちたいが、新型コロナウイルスの影響で制約が多いと残念がったOUTLETは「コロナのせいで“気が狂うね”」と、デビュー曲のタイトルを借りて愉快に心境を伝えた。また、グループ名通りに全国のアウトレットの行事やイベントに出たいと望みを伝えた。

メンバーたちは「グループ名が検索しづらいという反応もありますが、アウトレットの検索をして僕たちの記事を見ることもあるでしょう。アウトレットという言葉を見て、グループ名をどうしてこれに決めたんだろうと気になるかもしれません。聞き慣れた言葉なので、一度聞くと忘れないという長所もあります」と言った。

また「全国に約100のアウトレットがあります。そこの行事やイベントに全部出たいです。グループの曲以外に、メンバーそれぞれのソロステージもあるのでセットリストは10曲以上あるし、司会もいます。3人だけで1時間半のイベントが開催でき、すべての年齢を網羅できる力があります」と積極的にアピールした。

OUTLETの目標は男女混合グループを並べる時に、OUTLETの名前も挙げられることだ。ヨンギは「COOLやコヨーテなど、夏といえば思い浮かぶ先輩たちがいます。その方々と対等まではいかなくても、僕たちが言及されるだけで本当に嬉しいです。これから引き続きグループ活動できたらと思います」と言った。

アン・ソンフンは「プロジェクトを超えて、OUTLETがずっと活動できるグループになれたらと思います。残りの音楽番組も頑張って活動をよく締めくくり、『OUTLETいいね』と覚えられるのが目標です」と話した。パク・ソンヨンも「見ているだけで楽しくて愉快、親しみあるグループになったら嬉しいです。今回上手くいったら次もあるでしょう。たくさん応援してくれれば、また素敵なアルバムで応えたいです」と伝えた。

記者 : イ・ハナ