放送開始「遠くから見ると青い春」Wanna One出身パク・ジフン&カン・ミナ&ペ・イニョク、全く異なる3人の出会い…関係の変化に注目

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS 2TV「遠くから見ると青い春」放送画面キャプチャー
KBS 2TV月火ドラマ「遠くから見ると青い春」(脚本:コ・ヨンス、演出:キム・ジョンヒョン)が、初回から他にはない雰囲気で視聴者の注目を集めた。

14日に韓国で初放送された「遠くから見ると青い春」第1話では、知人との関係の中で徹底的に仮面を被ったまま生きていく新大学生のヨ・ジュン(Wanna One出身のパク・ジフン)が、学科の先輩であるキム・ソビン(カン・ミナ)、ナム・スヒョン(ペ・イニョク)と尋常ではない縁を結び、視聴者に強烈な印象を残した。

特に原作のウェブ漫画のキャラクターと100%のシンクロ率を誇示するビジュアルで没入度を倍増させたパク・ジフンと、リアルな大学生の姿を描いて初回から共感を引き出したカン・ミナ、ペ・イニョクのケミ(ケミストリー、相手との相性)は注目を集めた。3人が誕生させるケミストリーと、キャンパス物への固定観念をなくす斬新な雰囲気に、放送直後から熱い反応が続いた。

14日の初放送では、ミョンイル大学校経営学科の公式“インサ(人気者)”としての人生を生きていくヨ・ジュンのストーリーが展開され、最初から好奇心を刺激した。一方、平凡な人生から脱出できず、挫折するキム・ソビン、学費と生活費を稼ぐため、余暇と恋愛など若者たちの特権を諦めるしかないナム・スヒョンの大変さまで、現実を生きていく若者たちの厳しい姿もそのまま収められた。

キャンパスの春に相応しい明るい音楽を背景に「青いの“青”に春の“春”……ふざけるな。遠くから見るから青い春に見えるんでしょう」と口ずさむヨ・ジュンの声は、妙な違和感と共に深いメッセージを投げかけた。それだけではなく、成績や就職などの現実的な悩み、各受験書でいっぱいのキム・ソビンの机など、リアルな題材と小道具がドラマのあちこちに散りばめられ、共感を与えた。

同じ学科の先輩、後輩であるヨ・ジュンとキム・ソビン、ナム・スヒョンが縁を結ぶことから本格的にストーリーが展開された。優しい性格と裕福な環境でみんなに愛されてきたヨ・ジュンは、学科の公式“アッサ(人と馴染めない人)”のナム・スヒョンにも近づいて行ったが、隠れた両面性をキャッチしたナム・スヒョンは冷たい態度を見せ、警戒した。このように“クムスジョ(金のスプーン、意味裕福な家に生まれた子)”と“フッスジョ(泥のスプーン、貧しい家庭に生まれた子)”、“インサ”と“アッサ”など正反対のキーワードで説明される2人の人物の関係がどうなるのか、好奇心を刺激する。

一方キム・ソビンは、スペックを作るために教授の資料整理のアルバイトが必要で、そのアルバイトを譲ってもらうためにヨ・ジュンと親しくなることにした。やむを得ず新入生の学び舎に高学年ボランティアとして参加した彼女は、そこで過去一緒にグループ課題をやったナム・スヒョンと再会した。会話を通じて昔の誤解を解いたにも関わらず、関係がぎくしゃくする2人は、これからの展開への関心を集めた。

また、明るくて愉快に見えたヨ・ジュンの内面が少しずつ公開された。いつもお茶目な姿を見せていた彼は、バンジージャンプの挑戦を控えて戸惑うキム・ソビンに「僕を信じてね。掴んであげるよ」と強い眼差しを見せた一方で、兄のヨ・ジュンワン(ナ・イヌ)が同じ学校の専任教授として勤務するようになったという話に驚いて顔が暗くなるなど、普段とは違う姿を見せた。パク・ジフンは眼差しから声のトーンまで180度変わる熱演でヨ・ジュンの両面性を表現し、視聴者から称賛された。完璧に見えた彼の裏面にどんな秘密が隠れているのか、本格的に展開される成長ストーリーにも関心が寄せられている。

第1話の後半には、全く合わないようだったヨ・ジュンとキム・ソビン、ナム・スヒョンが一堂に会して興味深い関係の変化を暗示した。ヨ・ジュンは自分を露骨に無視するナム・スヒョンに「人生が可哀そうだったから先輩扱いしてあげようと思ったのに」という冷たい言葉と共に、本性を現した。ナム・スヒョンも困惑せず「それがいいかもね。仮面を被って優しく微笑むよりは」と言い返し、だんだんこじれていく関係を示唆した。その時登場したキム・ソビンが、2人が対立する状況を目撃し、これから3人の関係がどうなるのか注目を集めるエンディングとなった。

このように「遠くから見ると青い春」は、キャンパス物ならではの爽やかさだけではなく、現実的なストーリー、春の日のキャンパスを美しく収めた感覚的な演出で独創的な雰囲気を作り出した。それだけではなく、若手俳優たちの軽快な演技と完璧な表現力まで、今夏視聴者の関心を集めるドラマの誕生を予告した。

記者 : チョン・ジヒョン