Red Velvet ジョイ、スペシャルアルバム「Hello」に込めた想いとは?“私が伝えたいメッセージを幅広い世代に…”

Kstyle |

Red Velvetのジョイが、スペシャルアルバム「Hello」を通じて、都会の喧騒に疲れた人々に穏やかなメッセージを届けた。

タイトル曲「Hello」は、大変だった過去を忘れ、新しい今日を迎えようという希望に溢れた楽曲だ。軽快なブラス演奏に疾走感のある編曲が加わり、そこへジョイの爽やかなボーカルが調和することで、原曲とはまた違った魅力を感じることができる。

スペシャルアルバムには、全6曲のリメイク曲が収録されているが、そのどれもが原曲の繊細な感性を決して崩さず、それでいてしっかりとジョイの色を塗り重ねて表現された。「Hello」のミュージックビデオや「Je T'aime」のライブビデオの映像美はもちろん、まるで1つ1つの季節を彼女と共に過ごしてきたかのような錯覚に陥る不思議な充実感を届ける。

憂鬱な気分を吹き飛ばし、爽やかな初夏を感じさせてくれるアルバム「Hello」。初のソロアルバムをリリースしたジョイが、今作へ込めた情熱を語った。

――スペシャルアルバム「Hello」のリリースおめでとうございます! タイトル曲やアルバムにはどのようなメッセージを込めたのでしょうか?

ジョイ:数ある楽曲の中で、「Hello」は私が積極的にタイトル曲として推した一曲でした。最初にこの曲を聴いた時、明るくて楽しいけれど、なんだか涙が出そうになったんです。メロディも歌詞も希望に溢れていますが、慰めてくれるような優しさも感じ、とても心を打たれました。なので、「この曲で活動がしたい」と事務所に積極的にアピールしました。

――確かに「Hello」の歌詞を見てみると、寂しい日々や涙にさよならを告げ、前向きな気持ちで空を見上げるよう促されるような、温かさや優しさを感じますね。

ジョイ:そうなんです。もちろん、他にも魅力的な曲がたくさんあったため、反対する方もいたのですが、「Hello」には、私が今回の活動で伝えたいメッセージが全て込められていると感じました。

――アルバムには多彩な6曲が収録されていますが、これらは韓国で1990~2000年代に愛された名曲ですね。選曲の基準など、こだわりがあればぜひ教えてください。

ジョイ:90年代後半~2000年代は、韓国の歌謡曲の全盛期でもあるんです。多様なジャンルとアーティストが活動していた時代なので、当時の人気曲の中から私のボーカルともマッチする曲を選曲するようにしました。今の10代にとっては新鮮な音楽だと思いますし、親世代にとっては懐かしい曲ばかりだと思います。“アーティストのジョイ”というフィルターを通して、幅広い世代に魅力を伝え、両世代が一緒に楽しめるアルバムというのを意識して選曲をしていきました。

私自身も2000年代の曲に詳しい年齢ではないので、もちろん初めて聴く曲もあったのですが、練習生の時に練習曲としてよく歌っていた曲もありました。今回、選曲しながら当時の曲をたくさん聴いてみましたが、本当に全部良かったです。“リメイク”や“カバー”というと、もっと昔の歌を思い浮かべる方も多いと思うのですが、「親子が一緒に共感し、聴ける歌を歌ってほしい」というイ・スマン会長の言葉もあって、2000年代の曲を選びました。

――楽曲そのものはもちろんですが、各楽曲に沿ったコンセプトフォトや予告映像なども、まるで映画を観ているようでした……! 特にお気に入りのシーンやコンセプトがあれば、ぜひ教えてください。

ジョイ:全部に私のアイデアが入っているので、すべてに愛着があります! ですが、その中でも「Hello」のポップでレトロなコンセプトと、「Be There For You」のナチュラルでビンテージな雰囲気が特に好きです。私は元々レトロなイメージがとても好きなので、その時代を生きてみたいと思うほどです。当時の資料もたくさん探しましたが、映画などの作品にも、素朴ながらに素直な魅力があると感じました。そのような魅力も作品全体に込めたかったです。

――今回はスペシャルアルバム(カバーアルバム)でのソロデビューとなりましたが、少し珍しいケースですよね。オリジナル曲とカバー曲の違いなど、制作していて感じることはありますか?

ジョイ:これまでも何度かカバー曲を発表してきたのですが、「昔の曲と声が合う」と言っていただけることが多かったんです。初のソロアルバムを準備するとなった時、事務所からも「カバーアルバムをやってみるのはどうか」と提案されたので、制作することになりました。オリジナル曲は、曲のコンセプトによって自分の色を新しく作り出すことができますが、カバー曲はリスペクトを込め、原曲の色を損わずに私の感性を込めなければなりません。そこに細心の注意を払い、繊細なアプローチをしなければならないのが大きな違いだと思います。

――初のソロアルバムですが、準備しながら新たに感じた事や、今回のアルバムを通して叶えたい目標などがあれば教えてください。

ジョイ:今回のアルバムを準備していて、普段思っていたよりもたくさんの素敵な方々がそばにいるということを感じましたし、周りの全てのことに感謝の気持ちを感じました。叶えたい目標としては、私の伝えたい、明るくて希望に満ちたメッセージがより多くの方々に届けられるよう努力したいです。

――最後にぜひ、日本のファンに向けてメッセージをお願いします!

ジョイ:ReVeluv(Red Velvetのファン)のみなさん! 長らくお会いできていないので本当に会いたいですが、こうしてソロアルバムでご挨拶できて本当に嬉しいです。一生懸命準備したので、私の曲を聴いてたくさん元気を出してほしいです。いつも会いたいですし、大好きです!

■リリース情報
ジョイ スペシャルアルバム「Hello」
発売中

配信&ダウンロードはこちら:https://avex.lnk.to/JOY_Hello
ご購入はこちら:https://shop.mu-mo.net/st/special/redvelvet2106/

■関連サイト
Red Velvet日本公式サイト:https://redvelvet-jp.net/

記者 : Kstyle編集部