パク・シネ、新ドラマ「シーシュポス」廃墟となった世界での生存記…スチールカット公開

OSEN |

写真=ドラマハウス、JTBCスタジオ
「シーシュポス」パク・シネが住んでいる未来は廃墟となってしまったが、彼女の希望に満ちた一日は続く。

JTBC 10周年特別ドラマ「シーシュポス:the myth」(脚本:イ・ジェイン、チョン・チャンホ、演出:チン・ヒョク)は、世界に正体を隠して生きている存在を明かそうとする天才工学者ハン・テスル(チョ・スンウ)と、彼のために遠くて危険な道をさかのぼってきた救援者カン・ソへ(パク・シネ)の旅程を描いたファンタジーミステリードラマだ。カン・ソヘが住んでいる場所は、現在の世界と180度異なる。彼女は戦争のため廃墟と化してしまった未来の韓国に住んでいる人物であるためだ。辛い世の中でどうやって毎日を過ごしているか可愛そうに思う瞬間、それにもかかわらず希望と笑顔を失わないカン・ソヘの1日が公開された。

未来のカン・ソヘが住んでいる場所は、いかなる外部からの衝撃に安全な防空壕だ。ソウルが滅ぼるその瞬間に、かろうじて防空壕に避難したカン・ソヘの家族は命を取り留めることができた。その後、カン・ソヘには全く異なる世界が繰り広げられた。チンピラと軍閥たちが占領した世の中に出るのはこれ以上安全ではなく、彼らから自身の体を守るために厳しい訓練は必須だった。夢も希望もない世の中のようだが、パク・シネは「荒涼とした世の中、カン・ソヘは純粋さを保っている」とし、希望は彼女の中に存在していると話した。

公開されたカン・ソヘの一日からも、このような状況は如実にわかる。とうもろこしの缶詰を食べながら元気いっぱいに始まる一日。毎日同じ食べ物に呆れてもおかしくないのに、カン・ソヘからはそのような感情が感じられない。その代わりに缶詰を食べながら何かを一生懸命に読んでいる彼女の顔には好奇心に満ちている。これは「孤立した環境で育ったせいか、世の中に対して知らないことも多く天真爛漫な一面がある」というパク・シネの説明と一致する部分である。

生存のための必須品を手に入れるために大型スーパーを回りながら本格的な探訪に出る外部活動も捉えられた。防空壕生活を維持するためのとても重要な日課の一つでもある。そのせいかスーパーを見回っているカン・ソヘのキラキラする眼差しからは、ほしいことを全部探して出ていくという固い意志が感じられる。運がいい日にはとても特別なものを“ゲット”することもある。好きなBTS(防弾少年団)の写真を発見したり、主人を失ったかばんの中からお菓子が出ることもあるためだ。そのたびに楽しくなったカン・ソヘは、子供のように「よし!いいものゲット」と叫ぶ。

カン・ソヘはそのように今日も廃墟となった世界の中で希望と笑顔を失わずに生きていく。そのような希望の種をさらに育てたのは、ある日に発見した「ハン・テスルを救いなさい。君が彼を救うと、彼が世界を救うから」というメッセージ。その一言を固く信じて、時間をさかのぼって2020年に到着したカン・ソヘは、そこでより一層大きな希望を見つけることができるか、2週間後に迫ってきた初放送が楽しみだ。

「シーシュポス」は、ドラマ「青い海の伝説」「ドクター異邦人」「主君の太陽」など、最高の演出で興行不敗の神話を記録しているチン・ヒョク監督と、イ・ジェイン、チョン・チャンホ夫婦が意気投合して、注目を集めている作品だ。これまで見たことがない革新的なビジュアルと時空を行き来するしっかりした構成とストーリーで、ジャンル物の新しいパラダイムを提示するという。韓国で2月17日に初放送される予定だ。

記者 : チャン・ウヨン