放送終了「シーシュポス」パク・シネ&チョ・スンウ&キム・ビョンチョル、3人が迎えた結末は

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=「シーシュポス」放送画面キャプチャー
「シーシュポス」が最終回を迎えた。

韓国で8日に放送されたJTBC水木ドラマ「シーシュポス:the myth」第16話では、シグマ(キム・ビョンチョル)を殺すためアップローダーを利用するハン・テスル(チョ・スンウ)とカン・ソヘ(パク・シネ)の姿が描かれた。

この日、シグマと対峙する状況になったハン・テスルは、妙に堂々とした態度を維持した。ハン・テスルはシグマにもう一度自身が勝ったと言い、「今この音が何の音か分かるか? 貴様の棺に釘を打つ音だ。未来が変わっている」と話した。

シグマと取締局の連中に囲まれた危機的な状況で、なかなか理解できない態度だった。しかし、彼が自信を見せた理由が分かった。聖堂の上の階で、誰かがシグマに銃を打ったのだ。これにシグマは「こんなはずがない。どうなってるんだ」と疑問に思いながら最後を迎えた。

ハン・テスルは「誰が助けてくれたの?」と不思議に思うカン・ソヘに「僕たちはアップローダーに乗らないと。行って終わらせよう」と言い、正解を示した。シグマを攻撃した人物は、アップローダーに乗って過去に戻り、万全の準備の末、聖堂の上層部で一撃を加えたハン・テスルとカン・ソヘだった。ハン・テスルが先にカン・ソヘをバンカーに閉じ込めた理由も、取締局がカン・ソヘを捜し出すことに集中し、密入国者の監視を緩めるようにするためだった。

しかし、過去に戻って再びシグマが死んだ現在を迎えた2人が勝利の喜びを満喫している間、またも危機が訪れた。いつもハン・テスルに劣等感を感じていたエディ・キム(テ・インホ)がカン・ソヘを銃で攻撃し、ハン・テスルにはアップローダーを作るよう脅迫したのだ。そしてエディ・キムは「そんな目で見ないで。帰る。行って全部奪う。お前の研究、会社、女、すべてだ。お前も一回、感じてみろ。選んで。女か、世界か」と、過去シグマが言ったことと同じセリフを言った。

結局ハン・テスルは、シグマを殺しても続けて別のシグマが生まれるという事実を認めるしかなかった。ハン・テスルは銃に撃たれて苦しむカン・ソヘを見ながら「ソヘ、僕はもう分かった。いや、初めから知っていた。この方法しかないことを。でも、ずっと耐えてきた。君と一緒にいたくて」と切り出した。

続けて彼は「僕のところに来てくれ。未来というものがなくても、君がただ僕を訪ねてきて。傷つかず、怪我したりもせずただ……」という最後の願いと共に、自身の頭に銃を向けた。核爆発によってカン・ソヘが経験する悲劇を防ぐため犠牲を選んだハン・テスルだった。

彼の死によって結局未来は繰り返されなかった。今の時間を生きていく人々は元通りの人生を生き、未来からアップローダーに乗ってきた密入国者は皆この時間帯から消えた。これはカン・ソヘも同じだった。

現在の時間帯に住むシグマのソ・ギルボク(キム・ビョンチョル)は、画家としての人生を生き続けた。彼は前と違って、子どもの明るい笑顔も描けるようになった様子だった。

しかし、どんでん返しは相変わらず彼の家に置かれたハン・テスルの絵だった。ソ・ギルボクは家に帰るやいなやハン・テスルの絵に挨拶し、鏡に近付いた。鏡の下には、かつて「クォンタム・アンド・タイム」会長時代のハン・テスルの雑誌が置かれていた。ソ・ギルボクは雑誌の中のハン・テスルと同じ服に同じ眼鏡をかけ、過去にハン・テスルが持っていた手帳を持って「そんな目で見るな」と言い、相変わらずてシグマらしい劣等感を見せた。このように「シーシュポス」は、サッドエンドと言えばサッドエンドで、シーズン2のヒントと言えばヒントであるような結末を迎えた。

記者 : ソ・ユナ