パク・ハソン主演、児童虐待を扱った映画「告白」メイン予告編を公開(動画あり)

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写真=Little Big Pictures
韓国で2月に公開される映画「告白」のメイン予告編が初公開された。

児童虐待に対する問題意識を投げかけ、「トガニ 幼き瞳の告発」「虐待の証明」などの映画に続き、社会的な関心を引き出して観客から熱い支持を得られるものと期待を集めている中で公開された予告編は、2021年初の問題作らしい内容で関心を集める。

公開された「告白」のメイン予告編は、国民1人当たり1000ウォン(約94円)ずつ福祉センターの後援口座に募金する全国民を対象にした良心テストと虐待する親、助けてあげる誘拐犯の間で、果たして我々は誰の側に立つべきなのかに対する皮肉な質問を投げかける。不便だったり、目を逸らしたくなるような問題を取り扱っているにもかかわらず、本作は子供たちの傷痕を決して暴力的または刺激的に描いていない。

「君の味方になってあげる」というキャッチフレーズと「私はボラがこの世で一番幸せであってほしい」という台詞からも分かるように、真摯な態度で子供たちの味方になることを率直に話す。「私……言いたいことがあります」と語り、世の中に投げかける子供の勇気ある告白は、最近の社会的な問題と相まって観客の共感と応援を集めるものと予想される。

映画「告白」は、7日間で国民1人当たり後援金1000ウォンずつ集めて、合計1億ウォン(約938万5088円)を要求する前代未聞の誘拐事件が起きた日に消えた子供、その子を虐待した親に怒りを感じる社会福祉士、社会福祉士を疑う警察、現れた子供の勇気ある告白を描いた犯罪ドラマだ。

女優パク・ハソンが子供を虐待する大人たちに怒りを感じる社会福祉士“オスン”役を熱演し、「第24回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭」でコリアン・ファンタスティック長編部門俳優賞を受賞した。ドラマ「賢い医師生活」で注目を集めた女優ハ・ユンギョンが意欲満々な新米警察官“ジウォン”役を演じ、観客と呼吸しつつ、緊張感を増幅させる役割を果たす。「夜の扉が開く」「Be With You ~いま、会いにゆきます」などの映画に出演した子役のキム・ソヒョンが、2人の俳優と連携を図る。「Winter's Night」で韓国初の「タリン・ブラックナイツ映画祭」の主演女優賞を受賞した女優ソ・ヨンファと、本人だけのカラーで多様な演技を披露する俳優チョン・ウンピョが劇の中心を担う。

デビュー作の映画「超人」で釜山国際映画祭のデミョンカルチャーウェーブ賞を受賞したソ・ウニョン監督が脚本と演出を務め、繊細な感性で意味深いメッセージを届ける。この作品で「富川国際ファンタスティック映画祭」で配給支援賞を受賞した。

世界中の子供たちが、無事大人になれることを願う温かい視線で深い余韻を残す映画「告白」は、韓国で2月に公開される予定だ。

記者 : クォン・ヘミ