「それでも僕らは走り続ける」イム・シワン、体調を崩したシン・セギョンのもとへ

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=JTBC「それでも僕らは走り続ける」放送画面キャプチャー
「それでも僕らは走り続ける」で今回はイム・シワンが、シン・セギョンの手をとった。

7日に韓国で放送されたJTBC水木ドラマ「それでも僕らは走り続ける」第8話で、同意なしに設定されたお見合いでキ・ソンギョム(イム・シワン)を連れてきたオ・ミジュ(シン・セギョン)は「他人を助ける前に、自分自身をまず助けてよ」と、残念な気持ちを示した。二人を見守っていたソンギョムの母親ユク・ジウ(チャ・ファヨン)は、この状況を興味深く感じた。親の思うままに育つのが子供だと思ってしまうほど、不満も言わず育ってくれた息子がいつもありがたく、可哀そうでもあった彼女には、一度も自分の意見を出したことがない息子の変化が嬉しかったのだ。「あなたの手をつないでくれるほどの縁なら、大事にしないと」とし、ミジュとの関係を応援する理由でもあった。

一緒に映画を観たソンギョムとミジュは、同じ試写会に来ていたイ・ヨンファ(カン・テオ)に会った。知り合いだとは思わなかったソンギョムとヨンファの話を聞いていたミジュは、ソンギョムが外泊した日に一緒にいた人がヨンファだったことに気づいた。おかげで誤解が解けて、心にあったしこりは解消されたが、ソンギョムの前では相変わらず怒ったふりをした。

一人で家を守っていたソンギョムは、ふとした日常の中でミジュのことを考える日が多くなった。思い出の詰まったヒョウ柄のシャツを見て、ミジュとの会話を思い出してみたり、母の撮影現場のスタッフを見て、彼らと似たような仕事をしているミジュの姿を描いてみたりした。つまらない口実で、突然連絡したくなる心を抑える夜もあった。会えないほど心の中の彼女の存在感は大きくなり、そうしてソンギョムは誰かに会いたくて、恋しく思う気持ちを知るようになった。

ミジュは現場で忙しい一日を過ごしていた。本来の役割である通訳から、複雑な撮影の動きをチェックし、現場の小道具の管理まで、誰かに言われなくても一人でしっかりとやった。そのため疲労で体を壊したが、一人で耐えることに慣れたように、具合の悪い状態で病院を訪れた。しかし、そんな時に一人であることが辛く悲しいのには、なかなか慣れなかった。その時、俳優の運転のアルバイトを口実に現場に来てほしいと頼まれたソンギョムが、病院にいる彼女の世話をしに来た。ミジュは彼を見た途端、安心して涙を流した。

宿舎に戻る途中、ソンギョムはミジュが寝る中に母親を探していたと伝えた。幼い頃に親を失ったミジュは、子供時代に友人たちが具合の悪い時に母を求めることを見て学んだ。その夜も痛くて癖のように母を探した。彼女の傍を守りながら世話していたソンギョムは、ミジュが母を探す度に、自身の名前をはっきりと言った。「これからはいない人ではなく、いる人を探してよ」と話したが、辛い時や具合の悪い時に“キ・ソンギョム”を探してという意味だった。ミジュは初めて具合の悪い時に母ではなく彼を求め、手を出した。一言で伝えるにはすでに大きくなった真心を抑えてミジュを見つめていたソンギョムは、彼女の手を離さず、そうして二人の切ない夜が深まった。

この日の放送では、ソ・ダナ(少女時代のスヨン)の家族の衝撃的な事情も公開された。ダナの父親ソ・ミョンピル(イ・ファンウィ)会長は、娘の出生届を延期したまま、後妻から息子ソ・ミョンミン(イ・シンギ)が生まれるのを待ち、彼をダナの兄にした。また能力もない彼を息子という理由だけで、グループの跡継ぎに決定した。それに3度目の女性と、また息子ソ・テウン(チェ・ジェヒョン)をもうけた。ダナには、花嫁をエスコートする父親になりたいと政略結婚を強要していた。この日もソ・ミョンミンの母親が自分の母親の祭祀の膳を用意し、父親はお見合いを要求し、父親の息子たちも神経を刺激していた。腹が立ったダナの足が向かった先には“暗黒の中でも輝く”ヨンファの絵があった。

記者 : イ・スンギル