※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
WINNERのカン・スンユンがドラマ「カイロス」を通じて一層成熟した演技力と多彩な魅力を証明し、歌手兼俳優としての存在感をもう1度アピールした。

カン・スンユンは韓国で放送されたMBC月火ドラマ「カイロス」でイム・ゴヌク役を務め、熱演を披露した。作中、彼はエリ（イ・セヨン）をサポートする男友達役で、大きく愛された。また、タイムクロッシングという設定の中で事件を解決するための重要な役割を果たし、好評を受けた。

特に後半になるにつれて、カン・スンユンの繊細かつ密度の高い内面演技が輝いた。エリが死んだ後、より広くなった感情スペクトラムを披露するのはもちろん、アクションシーンも安定的にこなしたという評価を得ている。「カイロス」の放送終了前に、音楽から演技まで自身の色をしっかりと見せるカン・スンユンに詳しい話を聞いた。

――ドラマ「カイロス」の撮影と放送を終了する感想を教えてください。

カン・スンユン：約半年間ゴヌク役になりきっていたと思います。良い人たちと良い現場で仕事をしながらたくさん学ぶことができて本当に感謝しています。もう終わりだと思うと寂しくもなります。個人的に最高の現場だと言えるくらい常に楽しく、幸せに撮影することができました。

――個人的に記憶に残るゴヌクの名シーンやセリフはありますか？

カン・スンユン：実際の放送では流れなかったのですが、1番好きだったシーンがあります。エリが死んだ後、ソジン（シン・ソンロク）を通じて1ヶ月前のエリと電話で話せる機会を得ます。しかしゴヌクは「今は話しません。エリを必ず生かすから」と言って、1人で感情を抑えます。撮影中にモニターで確認をする時も気に入りましたし、ゴヌクの意志が込もったセリフを言えてよかったです。また、今回の作品では体を使うシーンが多かったです。テッキュ（チョ・ドンイン）と殴り合うアクションシーンをほとんどスタントなしでこなしました。現場で「自然だ」と褒められたのでそのシーンも記憶に残っています。

――ゴヌクというキャラクターを表現するとき、1番力を入れたところはどこでしたか？ 苦労したことはなかったですか？

カン・スンユン：人物自体を逃さないように集中しました。ゴヌクは作中でエリと一緒にいた時、エリが死んだ時、ソジンと助け合った時など、様々な状況におかれます。そのたびに実際のゴヌクになってセリフを言っているのかどうかが大事だと思いました。特に後半になるにつれてゴヌクも時間帯が分かれるなど、行き来する感情を逃さないようにすることが大変でしたが、キャラクターが持っている心を自分自身も持つように1人でマインドコントロールをたくさんしました。

――俳優カン・スンユンとして仕事に臨むときの特別な心構えや、今回の作品を通じて成長したと感じる部分はありますか？

カン・スンユン：「一生懸命学ぼう」ということです。演技に集中し、役になりきるのは当然持つべき心構えだと思います。さらにどのような現場であれ一生懸命学ぼうと思っています。今回の現場では、ありがたく監督や先輩から具体的でためになるアドバイスをたくさん頂きました。それを心に刻んで1つ1つ自分のものにしようという姿勢で臨みました。常に残念なところはありますが、それでも成長したと思ってみてくれる方が多いので感謝しています。

――「カイロス」のOST（挿入歌）に「CAN YOU HEAR ME」で参加し、好評を得ました。参加した感想とレコーディングのビハインドストーリーを教えてください。

カン・スンユン：ありがたいことに、作曲家の方々が僕にたくさん任せてくれました。実際のレコーディングではドラマのストーリーを代入しました。「CAN YOU HEAR ME」というタイトルのように、僕たちのドラマはお互いの言葉が伝わる1分間という時間が重要じゃないですか？ そのような意味をどのようにすれば最大限引き出すことができるだろうかに重点を置いて歌いました。声もドラマに合いそうなトーンを選んで歌いましたが、視聴者の方々も共感してくれて、良い反応を頂けて感謝しています。

――最後に視聴者の方々に一言お願いします。

カン・スンユン：「カイロス」ファンの方々の熱烈な愛を感じることができてとてもありがたい時間でした。最初ゴヌクがエリを裏切った時は厳しい反応もあったけど、その後からは力強い応援をいただきました。いつも話に入り込んで正直に感情を表現してくれたことが印象深いです。そのような反応を見ながら、僕もゴヌクとして「それでもうまくやったんだ」と思うことができました。今まで熱い反応を見せてくれて、「カイロス」を観ていただいてありがとうございました。