GeeksのLil Boi「SHOW ME THE MONEY 9」優勝の感想を語る“音楽を通じてたくさんのことをお見せしたい”

Newsen |

写真=HALFTIME RECORDS
12月18日に韓国で放送が終了したMnet「SHOW ME THE MONEY 9」を通じてラップの実力を認められたラッパーLil Boiは、3ヶ月前とは比較にならないような人気を博している。今年は新型コロナウイルスのため、コンサートホールやストリートでファンと対面することが難しくなっているが、急激に増えたSNSのフォロワーや知人たちからの連絡などで、高まった地位を実感している。

Lil Boiは最近、Newsenとのインタビューで「『SHOW ME THE MONEY 9』への出演前と後のSNSフォロワー数の差がものすごく大きいです。それを見たら少しは実感できますが、それは数字に過ぎないから。目で見て確認したいですね」と話した。

大きくなった関心と影響力を負担に感じてはいないだろうか? Lil Boiは「関心をたくさん持ってくださっていることには、とにかく感謝するばかりです。『SHOW ME THE MONEY 9』でお見せした音楽は、結局自分の日常の話です。僕が書いた歌詞もそうですし。僕と同じような過渡期を経験している人が多いと思います。激しい競争の中で、多くの方々が感じる感情だと思っています」と明かした。

また「『SHOW ME THE MONEY 9』を通じて得た影響力があるとしたら、その影響力を善良な形で使いたいと思っています。新型コロナウイルスのせいで公演がたくさん中止になって、ヒップホップや音楽に携わる方が大変な思いをしていると思います。自分が役に立つことができたら、自分のアルバムを発売することにとどまらず、何人かのアルバムの制作にも協力したいです。実力ある方々を助けることができれば、と思っています」と付け加えた。

「これは連鎖的なものだと思っています。僕が1人を助けたら、その方が状況がよくなって他の方を助けることができるし。そのように実力あるラッパーたちが良い音楽をもっと多く披露できるようになってほしいという願いがあります」

写真=Cheska SNS
Lil Boiは、2011年ラッパーのLouieとともにヒップホップデュオのGeeksとして活動を始めた。デビュー曲「Officially Missing You」を皮切りに、「How Are You (Feat. ハリム)」「もどかしい」「雨が降る(Feat. パク・ミン)」「Just Go(Feat. Urban Jakapa チョ・ヒョナ)」「Wash Away(Feat. Ailee)」などを発売し、音楽配信チャート1位を席巻して人々の支持を受けた。

Louieは、Lil Boiが「SHOW ME THE MONEY 9」で優勝を獲得した後、SNSに長文のお祝いのコメントを掲載して話題を呼んだ。Louieは「この世の中に憎しみと欲が川の水のように多くても、君はそんな世の中にあまり深く溺れずにちゃんと渡って幸せを見つけてほしい。彼らの妬みと嫉妬という矢さえも、今君が豊かで幸せであれば、ただ水のように流すことができるから」という感動的な書き込みを掲載して、Lil Boiに対する愛情を示した。

これに対してLil Boiは、「“アジェ”(おじさん)のような兄さんで、良い兄さん、素敵な兄さんです。実を言うと、彼とは実の兄弟のような関係で、『SHOW ME THE MONEY 9』が終わって、『よくやった』『お疲れ。僕は引っ越したから、家に遊びに来る時にプレゼント買ってこいよ』といった感じのメッセージで祝ってくれました」と話した。

今回の「SHOW ME THE MONEY 9」への出演で、元FIESTARのCheskaと交際中であることも再び注目を集めた。Lil BoiとCheskaは2011年から9年間交際を続けている。交際をオープンにしたのは2014年だった。

「『SHOW ME THE MONEY 9』が終わってから会ったんですが、『歌詞、間違ってたよ』とからかわれました。彼女はアメリカ人で、少しユニークなアクセントで言うんです。祝ってもらって、ものすごく喜んでもらいました。付き合って長いです。10年近くになるので、2人とも特にラブラブはしてはいません(笑)。順調に交際しています」

「SHOW ME THE MONEY 9」というもう1つの挑戦に成功したLil Boiは、今後良い音楽とステージで音楽ファンの関心と愛に応えたいという。

Lil Boiは準備中のニューアルバムについて、「コンペも終わったし、これからそろそろニューアルバムの作業を始めようとしています。新しいアルバム作業は『SHOW ME THE MONEY 9』に出演する前に6~7割ほどは終わっている状態ですが、もう少し補完が必要だと思っています。優勝したことで知り合った方もいて、その方々にフィーチャリングをお願いしようかなと考えています」と説明した。

また「長い間、僕のアルバムを待ってくださった方々がいます。だから早く作って聴いてもらいたいです。10年間仲良くしているプロデューサーにカン・ウクという方がいます。『SHOW ME THE MONEY 9』のジャギチームのトラックメーカーがslomだったんですが、カン・ウクとslomは同じチームです。今回のニューアルバムに収録された彼らのトラックが12曲ほどあります。その12曲はほぼ出来上がっている状態です。slomは自分のカラーがはっきりとしている人なので、新曲の雰囲気を大体は予想できると思います」と伝えた。

「今後は音楽する姿をたくさんお見せしたいです。今までは音楽をあまり見せていないので(笑)。僕はビジュアルが優れた人ではないから、音楽で自分をお見せするのが1番良い方法だと思います。その代わり、これまでよりはもっと良い姿をお見せできると思います。音楽を通じてお見せしたいものは、きりがありません。音楽というのが、短い場合は10秒からインスピレーションを得る場合もありますから、その日その日に経験することが違うし、これからもお見せしたいものが底をつくことはないと思います。これからもたくさんお見せします。生きている限りは」

記者 : ファン・ヘジン