「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ」チ・ヒョヌ“今は恋愛していない…面倒くさいと思う時期もあった”

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写真=MBC every1
俳優のチ・ヒョヌが、女優のキム・ソウンとの共演エピソードや自身の恋愛観を語った。

チ・ヒョヌはMBC every1オリジナルドラマ「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ」放送終了のインタビューで、作品を通じて自身の考えが変わったと明かした。

彼が演じた精神科医のチャ・ガンウは、フリーランスの校正者で小説家志望のイ・ナウン(キム・ソウン)と胸をときめかせる甘い恋愛模様を披露した。チ・ヒョヌは様々な方法で愛情を表現するチャ・ガンウについて「男性たちがガンウを見たら、かなり参考になるんじゃないかと思う。手紙だけでもセンスのある告白が多かった」とし「演じながら『こういうふうに話すこともできるんだ。脚本家さんは一体どんな方なんだろう』と思うほどだった」と話した。

チ・ヒョヌは、自身の実際の恋愛に活用してみるつもりは? という質問に「個人的には異性に対するリアクションが苦手な方だ。勉強をするか、学ばなければならないと思う」と戸惑いを見せた。

また彼は、相手役のキム・ソウンとの共演に言及した。厳しいスケジュールで体力的に大変だったはずのキム・ソウンが、最後まで頑張って無事に終えられたことがありがたいとし「ソウンさんにとって人生において本当に良い作品になったのではないかとよく言っていた」と明かした。

チ・ヒョヌはこのドラマに出演する前まで、実際に恋愛が面倒くさかったと打ち明けた。彼は「ある瞬間から、僕がなぜ体力を充電しなければならないのかと思うようになった。以前は約束と約束の間に空白がなかったけれど、今はある約束が終わって次の約束にいく前に、車の中で15分でも休まなければならない」と年を重ねて生じた変化に言及した。

続いて「作品をやりながら『寂しいのは果たして嫌なことなのだろうか』と思った。寂しいのもいいと思う。寂しさを感じてこそ、相手に会った時に幸せを感じることができるから」とし「ある意味、劇中の人物たちはとても寂しかったと思う。ガンウも一人で過ごした時間、父親に対する痛み……。とても寂しいから、ナウンに出会った時、人生のヒロインだと思って大切にしてあげたのではないかと思う」と付け加えた。

そしてチ・ヒョヌは「恋愛は必要だ」と強調した。彼は「恋愛は常にしなければならないと思うほうだ。もちろん一人でいる時間も必要だ。一人でいる時間に感じる寂しい感情から目を背けてはいけない」とし「人はお互いを見分けるという言葉があるじゃないか。寂しい人同士でお互いに寂しい部分が分かるように、そんな人と恋愛がしたい。恋愛が与える安定感、幸せ、ときめきを感じてこそ、俳優としても表現できると思う」と話した。

現在、チ・ヒョヌは恋愛よりも仕事に集中している状態だという。彼は「30歳以降は仕事で疲れ、一人だけの時間を過ごしている。いつも人の意見に耳を傾け、それを解決しようとする傾向があり、バンドでリーダーをして仲裁をしていたら、自身に疲れる時があった」とし「そんな時、一人で旅に出るほうだ。携帯電話を3Gに変えたこともそのような理由からだ。メッセージが数百個も積もっているグループトークをじっくり読んだ後、後からその話をしたとき『私がそうしたの?』と言われると力が抜ける」と打ち明けた。

チ・ヒョヌは「自分には弱点も多くて、中途半端でのんびりな性格を見て、じれったいと思う周りの人々も多い」と話した。除隊してから現在の性格に変わったという彼は、「20代は好き嫌いがはっきりしていたせいで誤解されることも多かった」と説明した。

また「以前は『優しいけど、礼儀がない』という言葉もたくさん聞いた。若くてよく分からなかったこともあるし、それほど悩むこともなくて『はい、やります』『それは違うと思います』とストレートに言っていたし、おべっかを使うことも、偉そうに振舞うことも嫌いだった」とし、「相変わらずそのような考えはそのままだが、ある程度柔軟に対処できることを学んだと思う。僕、そして僕と一緒に働く人々のために。同じ船に乗った時、船員である僕にできる最善の方法は何だろうと考えている」と変化について語った。

記者 : イ・ハナ