2000年に流行したシャギーカットが、2020年には“ハッシュカット”という名前で戻ってきた。

過去に流行っていたスタイルを新たに解釈し、表現する“ニュートロ（New-tro）”がトレンドのキーワードになっている。これと共に、今年のトレンドであるハッシュカットは、自身だけの個性を重視するミレニアル世代（主に1980年代から2000年代初頭に生まれた人を指す言葉）に人気のスタイルとして浮上した。アイドルスターたちもハッシュカットに限りない愛情を見せている。韓国を代表する“ビューティーアイコン”である少女時代のテヨンをはじめ、Red Velvetのウェンディ、GFRIENDのウナ、BLACKPINKのリサなど、ホットなセレブたちがこのトレンディなヘアスタイルを選んだ。

多数のアイドルに愛されているハッシュカットは、Instagramでは“インサ（インサイダーの略で、皆の人気者 という意味の新造語）ヘア”と呼ばれている。ミディアムショート、ミディアム、レイヤードショートなど、関連するハッシュタグもさまざま存在する。ハッシュカットはエラ張り顔や頬骨をカバーすることもでき、“顔消滅カット”としても親しまれている。また、“コジジョン（乞食ゾーンの意味）”と呼ばれる肩につく程度の中途半端な長さの髪を美しく演出でき、髪を伸ばしている人におすすめのスタイルだ。ハッシュカットは、パーマとスタイリングによっていくらでもイメージチェンジができるという長所もある。長さによって清純、クールまで、様々な雰囲気を演出することができる。

テヨンのヘアスタイルを担当したOUI OUI Atelierのキム・コッピヘアデザイナーは「ハッシュカットは一般的なレイヤーカットよりもレイヤーが多くなり、はるかに軽いデザインだ」と説明した。

続けて「ミディアムのハッシュカットは、毛質、毛量、丈によって全体的に重みを加えることにより、軽く見えてしまうハッシュカットの短所を補う。顔の形によって前髪の有無やフェイスラインの長さを調整し、顔の形の短所をカバーすることができる」とつけ加えた。

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