X1出身のイ・ウンサンが8月31日、1stシングル「Beautiful Scar」をリリースし、ソロデビューの幕開けを告げた。

1stシングル「Beautiful Scar」はたとえ痛い傷口と傷跡であっても、それを一層成熟するための美しいきっかけにするという彼の意志が込められたアルバムだ。美しさと傷という相反するイメージの単語が1つを成し遂げる奥深いムードのように、初々しい19歳が放つ洗練された高級感のある成熟さが、アルバム全体を自然に貫いている。

――1stソロアルバムですが、カムバックの感想を教えて下さい。

イ・ウンサン：ソロ活動が初めてなので、多くの状況が新たに感じられ、まるで1人で森を乗り越えていく感じがしました。しかし、自分自身を振り返り、培い、身を加えていく時間を過ごしてみると、短い時間の間に一層成長している自分の姿が見えました。このような過程で多くのやりがいを感じています。

――今回のアルバム「Beautiful Scar」について紹介してください。

イ・ウンサン：たとえ痛い傷口と傷跡であっても、それを一層成熟するための美しいきっかけにするという意味が込められています。収録曲すべてがそれぞれの魅力を含んでいるアルバムです。そしてタイトル曲だけでなく、他の収録曲も今回のアルバムのタイトルである「Beautiful Scar」という意味と感情を極大化させて、さらに完成度の高いアルバムを発売できることになりました。

――2曲の収録曲について、それぞれ紹介してください。

イ・ウンサン：まず「Mirage」という曲を初めて聴いたとき、レトロな雰囲気が魅力的に感じられました。なので、この曲は本当に上手く歌いこなしたいという欲が出ましたが、そうしてみると思うように上手く仕上がらないんです。「上手くしたい」という負担を減らして、楽しくレコーディングをしようとしながら、再び良い結果が出るようにしました。結果的に僕に自信をもたらした曲です。

「I Just Wanna Sing」は、ESBEEさんの原曲をリメイクした曲です。実際に曲自体を上手く歌って、色々な部分を良く歌うという考えよりも、僕の感情や考えをより込めて歌うために努力した曲です。曲で流れてくる歌詞と感情に集中して聴いていただきたいと思います。

――タイトル曲「Beautiful Scar」のミュージックビデオの鑑賞ポイントはどこですか？

イ・ウンサン：撮影当時、シーンごとに感情の多くを溶かし出そうとしました。考えるまま、感じるままの姿を完全に盛り込もうとしたために、ミュージックビデオでの僕の感情線に集中して見ていただければと思います。

――ファンと共有したいアルバム準備過程中のTMI（TOO MUCH INFORMATION）を教えてください。

イ・ウンサン：アルバムがタイトルに従うという言葉を聞きました（笑）。なので「Beautiful Scar」の傷という意味のために、準備中にひょっとして傷つくことはないだろうかと、さらに慎重にしていたと思います。準備する中で些細に一つ一つ気をつけながら、さらに集中していたようです。

――「Beautiful」と「Scar」、どちらの単語が自分とよく合うと思いますか？

イ・ウンサン：「美しい」という言葉が好きなので「Beautiful」です。今現在、僕だけの美しさを見つけるために、追いかけています。「Beautiful」という言葉が、今の僕にはよく合うようです。

――今回の活動を通じて、欲しいニックネームがあるとしたら何ですか？

イ・ウンサン：「期待される歌手」「待たれる歌手」になりたいです。アーティストとして多く悩んだ結果で、ファンの方々により多くのエネルギーを与えたいと思っています。すべての結果が僕を導いてくれる期待感につながることを望んでいます。

――ファンに伝えたい言葉は何ですか？

イ・ウンサン：初のソロアルバムでお伺いするのでとても嬉しいですが、一方では、ファンの方々に直接会うことができない点が残念です。ファンの方々と共にすることができる時間が本当に大切だということを切実に感じたので、心から僕のそばにいてくれてありがとうと申し上げたいです。今回の活動を僕たちが作ったもう1つの良い思い出、美しい思い出として残したいと思います。そしてみなさんが、今年も健康で幸せに過ごせたら嬉しいです。