Lily、MOMOLANDのボーカルトレーナーからソロ歌手へ“ナンシーを見て綺麗すぎて驚いた”

OSEN |

写真=「bnt」
歌手Lilyのグラビアとインタビューが公開された。

芸名を考える際、「本名は普通すぎるし、自身が持つカラーがどんなものなのか分からなくて、どんな名前にしようか長く悩んだ」という彼女。“ユリ”という意味のLilyを活動名に選択した理由は、白にはどんな色を塗ってもその色が表現されるためだという。

白のように、どんな色を塗られてもそれをそのまま表現したいという抱負を表し、これから一生懸命に活動する計画だというLily。グラビア撮影とインタビューが行われている間、自身の色が分からないという彼女の話とは裏腹に、さまざまな魅力を見せた。Lilyがこれからどんな声と歌で人々を感動させるか期待される。

現在、所属事務所を離れて独り立ちし、アルバムを準備しているというLily。グラビア撮影は初めてだという彼女は、「緊張したけれど楽しかった」と笑顔を見せた。「所属事務所を離れ、一人ですべてを準備しているため、思ったより本当に大変だが、それでも一生懸命に頑張っている」と言う彼女の言葉からは、情熱が垣間見える。現在、ニューアルバムを準備している彼女は、「一人で準備して制作しているので、自身の意見が音楽に多く反映されるのが嬉しい。聴く人々が音楽をどのように受け入れてくれるかに対する悩みもさらに深くなった」と話した。

芸名をLilyにした理由は何だろうか。アイドル練習生のボーカルトレーナー、ガイドボーカルとセッションなどをしていた彼女は、自身の声が持つ個性を少し抑えて、他の人の声に合わせて歌う必要があったという。そのため、いざ自身の歌を歌う時は、自身の色がないように感じたと明かした。しかし、発想を変えて、色がないのが、もしかしたら自身の色になるかもしれないと思った彼女は、白いユリを自身の芸名に込めて、Lilyという名前をつけたという。白い色はどんな色も上手に表現することができる地の色だと考えたためだ。

これまで歌った歌の中で、最も愛着を持っている歌は何か聞くと、最近発売されたばかりの新曲「Powder pink」が最愛曲になる予定であり、これまで歌った曲の中では、一番最初に発売したアルバム「Twenty」と、好評を得た「I wanna…」の2曲が最愛曲であると答えた。

音楽を愛する彼女に、もし歌手でなかったら何をしていたかと質問すると、「実は歌手が夢ではなかった。子供の時は、先生やアナウンサー、ホテルの従業員などになりたかった。音楽はただの趣味として楽しんでいた」と意外な答えを明かした。

MBCラジオ「星が輝く夜に」に出演した当時、脚本家との縁で歌手の練習生生活を始めたが、デビューがなかなかできずに、期待も徐々に消えたという。そのせいでスランプも頻繁に起きたが、克服も早いと答え、明るい笑顔を見せた。

これから挑戦してみたいジャンルとしては「ボーカルトレーナーとガイド、コーラスなどをしていたので、やったことのないジャンルがほとんどないため、ジャンルの多様性に対する欲はない。しかし、今は自身の色を探しており、Lilyといえば思い出す1つのジャンルに絞り込んでいく重要な過程にある」と答えた。

普段の練習はどのようにしているかと聞くと、「実は練習があまり要らない。今もボーカルトレーナーとして働いているため、学生と練習生たちを教えながら自然と練習になる。学生たちに喜ばれているので、今やっている仕事も自身が歌うことと同じくらい大切で、長く続けたい」と話した。

曲も手掛ける彼女に、曲に対するインスピレーションはどこから得るかと聞くと、「特別なところからインスピレーションを得るわけではなく、シャワーを浴びながら急にひらめいて、携帯電話の音声メモ機能をオンにしてメロディーを録音する時が多い。そして夢にメロディーが出てきて、寝ながら自分も知らないうちに録音しておく時があるが、起きて聞いたら何なのか分からないこともある」と明かし、お茶目な魅力もアピールした。

音楽を通じて人々に聴かせたいものとして彼女は、「あまり包装されていない音楽を聴かせたい。完璧すぎるトーンや整って洗練されたものよりは、生の自分の感情が伝わる、本当に思いのままの音楽で人々にアプローチしたい。このような過程で自身の色を見つけて、“美味しい店”みたいな歌手になりたい。私の中の基準で、一度行ったら二度と行かないレストランは美味しい店ではない。もう一度行きたくなる店が本当に美味しい店だと思うから、そんな“美味しい店”みたいな歌手になるのが、これからの抱負だ」と語った。

SBS「神の声:ボーカル戦争」に出演したLily。当時の心境について質問すると「当時は本当に何も考えず、こんなに良い音響機器が備えられた場所で歌を披露することができるだけでも幸せだった」と答えた。コンペティション番組でプレッシャーがあったのではないかという質問には、「実は全くプレッシャーがなく、最初に歌ってみて音響が良すぎて、ここで歌えること自体が大きな幸せであり、脱落した当時も、もう放送局の音響で歌を歌うことができないことが残念だった」と話した。

MOMOLANDのボーカルトレーナーでボーカルディレクターとして活動した経歴がある彼女は、「実は特別なエピソードはなく、MOMOLANDのナンシーが綺麗すぎて記憶に残っている。トレーニング当時も、ビジュアルだけ綺麗な歌手ではなく、歌も上手な歌手になってほしいという思いで一生懸命に教えた。ジュイは私が見た練習生の中で最も一生懸命に練習していたメンバーとして記憶に残っている。今はMOMOLANDのボーカルトレーナーではないが、幼い時から見てきたガールズグループであり、今も愛情を持っている。これからも応援している」とMOMOLANDの印象について打ち明けた。

これまで歌手ではなく、ボーカルディレクター、ボーカルトレーナーとして出会った歌手の中で歌声が記憶に残る歌手は誰かと聞くと、「MOMOLANDのナンシーは話す時もハツラツとした雰囲気があり、歌う時もそのような雰囲気が活きていて、記憶に残っている。他にはAprilのナウンが印象的だ。トレーニングしたのではなく、Aprilの曲のコーラスに参加して、歌声が美しすぎて作曲家にこの声の主人公は誰か聞いたほどだ。これからが期待されるガールズグループだ」愛情を示した。

ソロとして活動しながらコラボしてみたい歌手もいるはず。一緒に歌ってみたい歌手は誰がいるかと質問すると「ポール・キムさんとCRUSHさん。普段からもとても好きな歌手であり、機会があればぜひ一緒にコラボしてみたい。また、普段からヒップホップやラップも大好きで、ヒップホップ音楽へのフィーチャリングもぜひ挑戦してみたい」と答えた。

また、Lilyには尊敬する歌手がいないという。「人によってカラーや個性がはっきりとしているし、私は異なるものを生まれ持ったため、それぞれの個性を尊重しているし、すべての歌手が素晴らしいと思っている。個性を尊重しているので、尊敬することは意味がないと思う。すべてのミュージシャンが本当にカッコいい」と答えた。

魅力的な歌声と同じように魅力的なマインドを持つ彼女に、これからの抱負とどんな歌手になりたいかについて質問すると「スターや有名な歌手よりは、穏やかに長く続けることが夢だ。キラキラするものはそれだけ人々の注目を集めるけれど、すぐに飽きると思う。ほのかに輝く星として長く活動したい。今後の目標も大げさなものではなく、Lilyといえば思い出す曲が1曲でもあったら、それだけでも幸せだ」と話した。

記者 : パク・ソヨン