「夏よ、お願い」イ・チェヨン“悪質な書き込みがあれば傷つくが、心に留めておく方ではない”

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写真=イ・ジェハ
「『イ・チェヨンの実際の性格もチュ・サンミみたいだと思う』というコメントも、むしろ気持ちよかったです」

イ・チェヨンは最近韓国で放送終了したKBS 1TV毎日ドラマ「夏よ、お願い」(演出:ソン・ジュンヘ、脚本:ク・ジウォン)で、華やかなバツイチ女性チュ・サンミ役に扮し、熱演した。所帯持ちのジュノ(キム・サグォン)に近づき、不倫する女性役で視聴者を怒らせた張本人でもある。

ドラマ放送終了を控えたイ・チェヨンは、Newsenのインタビューで「『チュ・サンミ、悪い』あるいは『バチが当たってほしい』などのコメントを見た時、逆に気持ちよかったです」と上機嫌だった。

続けて「コメントは全部読んでみる方です。モニターだと思うんです。書き込みの反応にはすぐにフィードバックする方です、そうしてこそ間違ったことを直せると思うからです。もちろん、悪質な書き込みがあれば私も人間なので傷つきますが、心に留めておく方ではありません。台本にある通り演技し、それを見た方から頂く書き込みは、むしろ悪口を言われるほど上手くやっている証拠だと思いました。また、人身攻撃などの内容を含む悪質な書き込みについては、自ら決して完璧ではないと思いますので『もっと努力しなきゃ』と思ってしまいます。いつもポジティブに考えるため努力します」

しかし、チュ・サンミのひどい不倫は、自分が見ていても頭に来たという。

「演技をする時は、チュ・サンミにならなければならないので、ネガティブな考えはせずにできるだけ良心の呵責を感じないよう努力しましたが、放送で見たら本当に悔しかったです。私も女性なので、ワン・グムヒ(イ・ヨンウン)に感情移入してしまってとても悔しかったです」

普段の性格はかなり臆病で、チュ・サンミを演じる間「すっきりした」と思ったこともあるという。

また「チュ・サンミとして7ヶ月間生きたじゃないですか。普段の私ならできなさそうな行動をするから、面白かったです。チュ・サンミはプライドが高すぎる点が問題ですが、私は相手の顔色を伺う臆病者なんです」

KBS毎日ドラマで、もっと悪どい演技を見せることができなくて残念だったというイ・チェヨン。彼女は「ケーブルTVやミニシリーズドラマの時間帯に、もう一度悪役を演じたい」と抱負を語った。

「悪役の演技は面白いです。優しい役よりはお見せすべきディテールも多いです。でも、家族が見る時間帯に放送するドラマだったので、自制する場面が多かったです。あまりに大げさに演技をすれば、見る方々が驚かれるだろうと思って。今後機会があればケーブルTVや夜10時以降に放送されるドラマでもう一度悪役を演じて、鳥肌が立つくらいに演技したいと思います。これまで正義感の強い人もたくさん演じましたが、悪役をした時の反応の方がもっとよかったと思います」

オ・デソン役のキム・ギリとの共演も面白かったという。コメディアンで俳優として活動しているキム・ギリは「夏よ、お願い」で初めて悪役に挑戦した。

「私はコメディアンの方々を尊敬しています。コメディアンの方々は舞台の経験も多いですし、他人の心を盗むことが上手だと思います。人を笑わせるためには、人々が思うことより一歩先で全てを見なければならないじゃないですか。キム・ギリ兄さんは演技への情熱も溢れていますし、いつも真剣に演技に臨んでいたので本当にありがたいパートナーでした」

記者 : ペ・ヒョジュ