「椿咲く頃」ソン・ダムビ“ヒャンミ役を逃したくなかった…本当に嬉しい”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=キーイースト
ソン・ダムビがヒャンミ役を逃したくなかったと告白した。

KBS 2TV水木ドラマ「椿咲く頃」に出演したソン・ダムビは、最近Newsenの取材で、ヒャンミ役を務めた心境を明かした。

人気の中、韓国で放送された「椿咲く頃」のソン・ダムビは、ぼーっとした表情と無愛想な口調で“ファクト暴力”(反論できない事実によって相手にダメージを与えること)を振るう「カメリア」のアルバイト、ヒャンミとして登場し、シーンスティラー(scene stealer:映画やドラマで素晴らしい演技力や独特の個性でシーンを圧倒する役者を意味する)役を果たした。ドラマの終盤には、世の中の偏見に閉じ込められ、傷だらけの人生を生きて死を遂げる姿を切実に感情溢れる演技で描き、共感と“ソン・ダムビの再発見”という評価を得た。

(ドラマの中で行きたいと言っていた)コペンハーゲンでグラビアを撮影するため、ドラマ撮影が終わってすぐに黒髪に変身したソン・ダムビは「人が本当に多かったです。涙の渦ではなく、笑いの渦が起きました」とし、11月18日に開かれた打ち上げ当時の雰囲気を伝えた。

未だにヒャンミから抜け出せていないソン・ダムビは、最後のシーンを撮影した後、脚本家のイム・サンチュンから長文のメッセージを1通もらった。ソン・ダムビは「『上手にやってくれてありがとう。ヒャンミとして生きてくれて本当にありがとう』と言われました。『みんなソン・ダムビさんの話ばかりしている』と、励ましの言葉もいただきました。本当に感動しました」と振り返った。

ソン・ダムビは、イム・サンチュン脚本家について聞かれると、「『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『ベクヒが帰ってきた』などを観て、ユニークだと思いました。一風変わった一面をたくさん見せながらも、主人公の他にサブ主人公まで生かす文章を書いていると思いました。『サム、マイウェイ』では、他のカップルもたくさん注目されているなと思いました。それほど、他のキャラクターも上手に描いてくれる方で、ヒャンミもそのように描いてくださり、本当に上手だと思いました」とし、格別な信頼を表した。

歌手から女優に転身し、重要な時期に置かれていたソン・ダムビは、今回の作品に命をかけることにした。ソン・ダムビは「ヒャンミを逃したくなかったですし、役者として『今回のキャラクターがダメだったら、再び立ち上がることができるだろうか?』とたくさん考えました。『次の作品で、良いオファーが入ってくるかな?』という考えが頭の中にありました。そして、ヒャンミのキャラクターもとても良かったです。成功するだろうということも感じていました。台本がすごく良かったので、台本通りにしたらここまで大ヒットではないにしても、成功させられるドラマだと思っていたからです。その中で“良い演技をしたい”というのが私の目標だったのですが、ここまで愛してくださるとは思わなかったです。『やって良かった』と思っています」と打ち明けた。

暇さえあれば、他の人の物を盗み、男たちから金をゆすったヒャンミは「椿咲く頃」の中では非常にユニークなキャラクターだった。ソン・ダムビは、これを表現するために見た目や演技において変化を試みた。ソン・ダムビは、「一応見た目では、リタッチをしないとか、ネイルが剥がれているとか。服を着る時は、カラフルでダサいものを選択しました。そのような点に細かく気を遣いました。演技的な部分では、ヒャンミは間抜けな口調を使いますし、キャラクターを分析する時に、人を見ているのにその人を見ていないような印象を受けました。その為、言葉の長さを調整しました。ヒャンミのセリフは長いですが、私自身が思いついた言葉をすぐに口にする性格なので、そういう部分において早く言いすぎてしまうと、一瞬で終わってしまいそうだなと思い、細かく練習をたくさんしました。長いセリフや、視線もぼーっとして見えるような眼差しを練習したり、そういうのが多かったです」と説明した。

続いてソン・ダムビは、監督の注文について「スピード、テンポについては、ゆっくりと言ってほしいということでした。スピード感をちゃんと調整しながら演技してほしいと言われました。そういうデコレーションが必要なシーンが、ヒャンミは特に多かったです。ぺちゃんこに表現するには複雑なキャラクターでしたし、そういうのが必要だと思って監督とものすごく練習しました。一緒に合わせていきながらたくさん練習しました」と伝えた。そのような努力でソン・ダムビだけの繊細なヒャンミを完成することができたという。

それと共にソン・ダムビは「人生キャラクターとおっしゃってくださるから、最初は実感が沸かなくて、足が地につかない気分で、どう表現すればいいか分かりませんでした。本当に嬉しいですし、『またこんなに愛されることはあるのかな』という不安もありました。次の作品でまた演じなければならないけれど、そこで良い姿を見せなきゃと思っていますし、さまざまな思いが交差しました」と好評を得た感想を明かした。

「椿咲く頃」を好評のうちに終えたソン・ダムビは、「ヒャンミとして2019年は終わりそうです。ヒャンミとしてたくさん愛されたからですね。グラビア撮影もコペンハーゲンに行きます。コペンハーゲンに行きながら、色々と考えも整理して、一度離れて、そうやってけじめをつけようと思います」と今後の計画を明かした。

記者 : パク・アルム