NELL、8thフルアルバム「COLORS IN BLACK」をリリース“タイで過ごしながら音楽制作に没頭した”

OSEN |

写真=SPACE BOHEMIAN
バンドNELLがより深まった感性で人々の心を慰めてくれる。NELLはフルアルバムを発売し、秋にカムバックした。

NELLは10日、8thフルアルバム「COLORS IN BLACK」を発売した。フルアルバムの発売は3年ぶりだ。

今回のアルバムでNELLは、「黒」と感じられる感情にも、さまざまな色があるということを表現しようとした。このアルバムにはタイトル曲「五分後に会おう」をはじめ、「Cliché」「日記誤報」「夢を見る夢」など全9曲が収録され、多彩な魅力を披露した。

特に、キム・ジョンワンが全曲の作詞・作曲を務め、NELLだけの感性的な歌詞と繊細かつ夢幻的なサウンドが際立つ。NELLは今回のアルバムのためにタイで共に過ごすなど、長い間心血を注いできた。

最近OSENと会ったNELLは「3年2ヶ月ぶりのフルアルバムです。フルアルバムを作ることは大変ですが、様々な話ができてうれしいです。楽しく作ったので楽しく聴いて頂きたいです。アルバムを聞く方々が4、50分ほどの時間、集中力を失うことなく聴いてくれたらうれしいです」と期待を示した。

以下は、NELLとの一問一答である。

――タイトル曲「5分後に会おう」は、どのように作りましたか?

キム・ジョンワン:今回のアルバムを制作する過程で特別なことがありました。今年1月頃、皆で一緒にタイに行きました。今回は違うものを作ってみようと思いました。タイにあるスタジオタイプのホテルを借りて過ごしました。食べて寝ながら楽曲を書いたり、一緒に過ごしました。

「5分後に会おう」もタイで作りました。幼い頃の親友に、時間が経って1ヶ月に1、2回ほど会うようになるじゃないですか。それから時間がもっと経てば、1年に1、2回ほど会うような状況になります。そのような状況は寂しいですが、仕方がないことだと思いました。残念で寂しいと感じ、曲を作るろうと思いました。

――「5分後に会おう」という曲名が印象的です。

キム・ジョンワン:僕は幼い頃、スイスに住んでいました。中学生の時、トルコ人の友達がいました。その友達が僕にギターを教えてくれました。ある意味ではその友達のおかげで音楽をしているのかもしれません。当時は携帯電話がなくてその友達が家の前で「5分後に会おう」と英語で言いました。それを思い出して、歌詞と歌ができました。

――友情についての曲を作ったきっかけは何ですか?

キム・ジョンワン:特別なきっかけはありません。その時その時、僕たちが話したいことを話そうと思いました。それが音楽に最も忠実な方法だと思いました。特に今年は友達に会う時間がありませんでした。ここ1年間、僕たち4人が一緒にいなかった日が20日、30日にもならないと思います。別の友達は2、3回会ったのが全てです。そのため、自然にそんな考えを持つようになったのだと思います。

――「5分後に会おう」をタイトル曲にした理由は何ですか?

キム・ジョンワン:タイトル曲に決めた後、作業はしませんでした。イ・ジョンフンがタイトル曲にしようと強く勧めました。イ・ジョンフンは、聞きやすいと言っていました。共感してもらえるだろうと言われてタイトル曲にしました。

イ・ジョンフン:最初の始まりからいいなと思いました。この曲なら他の曲よりは、大衆に広く聴いてもらえるのではないかと思いました。他の曲は個性が強かったんです。この曲は楽な気持ちで聴くことができると思います。

チョン・ジェウォン:歌詞に共感できる部分が多いです。

キム・ジョンワン:だからと言って音楽ランキングで何位までいこうというふうには思っていません。

――NELLの作業方法が気になります。

キム・ジョンワン:僕が枠を作って楽器の編曲を一緒にします。楽曲のスタイルによって異なります。「5分後に会おう」はコードやメロディを作った後、皆で合奏しながら編曲作業をしました。こういう方法が99%です。

――タイでの作業はいかがでしたか?

キム・ジョンワン:音楽をする方法は同じでした。でも、タイでの心構えは違っていました。僕たちは小・中・高校の友達です。タイの環境がとても良かったです。プールもありましたし、規則的に食事も提供されました。完全に休めましたので精神的に楽でした。

――タイの自然環境からインスピレーションは得ましたか?

キム・ジョンワン:そんなことはありませんでした。観光もせずにほぼ一日中室内にいましたので(笑)。

イ・ジョンフン:現地の風景を見ながら音楽が大きく変わったりはしませんでした。スタジオの中で音楽に集中できる環境でした。一日中作業をしても疲れませんでした。

イ・ジェギョン:そこには海外の他のアーティストたちも来ていました。そのため、もっと音楽に集中できたと思います。

記者 : キム・ウネ