Sonar Pocket、GFRIENDとコラボ曲をリリース!メンバーとのトークは?「グルメ情報で盛り上がりました」
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今年10周年を迎えたSonar Pocketが7月3日に32枚目のシングルをリリース。韓国の女性6人組GFRIENDとのコラボ曲「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」を発表する。「自分たちからGFRIENDさんにコラボのオファーをしました」と明かすko-dai(コーダイ)、eyeron(アイロン)、matty(マティ)の3人に、この曲のレコーディング・スタジオで話を聞いた。
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ko-dai:Sonar Pocketとしてデビュー10周年を迎える中で、「新たな挑戦をしたい。それなら、これまでしていなかったコラボをしてみよう」というのがまずあって。そこから、日本の音楽シーンだけじゃなくて、アジアに枠を広げて、「いい人いないかな」と皆で探し始めました。そして、僕らが「flower」というアルバムを出してツアーを廻っているタイミングで、GFRIENDさんも「FLOWER」というシングルを出していて。
――Sonar Pocketさんのアルバム「flower」と、GFRIENDのシングル「FLOWER」が、ほぼ同じタイミングで出たことに運命を感じた?
ko-dai:そうです。そして、6人の曲を聴くと、すごく歌謡曲っぽい曲もあるし、それぞれの声の個性もすごく豊かだったので、「一緒にやったら、自分たちだけじゃ出来ないものがやれそうだな」「個性的な6人の声と僕らの声が合わさることで、色んなケミストリーが生まれそう」と考えて。何のコネクションもないまま、僕たちからオファーさせてもらったら、「是非やりましょう」とのご返事をいただいて。実は当初、ダンサブルな曲も候補にあったんですよ。でも、「折角コラボするなら、デュエットのラブソングがいいな」と思ったし、GFRIENDさんにも「Oh difficult」の方を選んでいただいたので。
初のコラボ!「GFRIENDのこだわりも詰まったシングル」
――Sonar Pocket史上、今回が初のコラボ・ソングだとか?ko-dai:そうなんです。コラボという概念自体がありませんでしたから。10年間活動する中で、止まることなく、120曲以上作ってきて、毎年楽曲をリリースしてきたので、コラボする時間もなかったというか。お断りさせてもらったことは何度かあるんですが……。
eyeron:“誰かとコラボをして、一緒に楽曲を出そう”とイメージ出来なかったんですよ。止まることなく制作を続けてきて、今回で32枚目。コラボするより、自分たちで楽曲をリリースするほうが自然ですよね。
ko-dai:常に曲を作って、常にライブをして、常にツアーで周って、Sonar Pocketとしての活動がとても濃かったので、一呼吸おいて、「コラボ面白そうだね」となることもなかったんですよ。
――10周年が一呼吸つくタイミングになりましたか?
ko-dai:そうですね。一度立ち止まって「自分たちがやってなかったこと、挑戦してこなかったことって何だろうね?」と話し合ったら、「コラボって、まだしてないよね。やってみたら面白そう」となりました。
matty:僕は以前から「やってもいいな」とは思ってたんですが、中々タイミングが合わなくって。今回、僕らが本当にいいなと思ってる若手のK-POPアーティストの方とやれたのも、10年やってきたからこそ実現出来た事なんじゃないかなと思います。
――いつ頃からGFRIENDを知っていましたか?
eyeron:僕はコラボする相手を探し始めてから。
ko-dai:僕は韓国が好きなので、結構前、そう、最初に来日した頃から知っていましたね。うちの事務所にGIRLFRIENDというバンドがいるので、最初「名前の似ている人たちがいるな」って気になって。
――実際に音楽を聴いたり、パフォーマンスを見て、どのような印象を覚えましたか?
ko-dai:ダンスのフォーメーションがすごく鮮やかで、歌謡曲に近いメロディの曲もある。そして、ユジュさんはスキルフルかつパワフルな声で、可愛い声質のメンバーもいる。ユジュさん、ウナさんのボーカル二人と、サブボーカルの声質は全然違うし、歌い方の癖も違うので、そこが面白いなって思いましたね。
――レコーディングは日本で?
eyeron:このスタジオで録りました。先に僕らがレコーディングをして、その翌日、GFRIENDさんに来てもらって。日本語の発音を含め、僕たちがボーカルのディレクションをしながら。
ko-dai:ピッチも発音も良いので、早く録り終えるんですけど……。
eyeron:でも、楽曲へのこだわりがね。
ko-dai:そう。メンバーのこだわりが強くて「もう一回、録ってもいいですか?」って。「もっと良くしよう」と思ってくれたのが嬉しかったですね。
matty:年齢的には僕らより全然若いけど、音楽に対する貪欲さをすごく感じましたね。
トライ&エラーを重ねて自分が納得するまでやる、それをあの世代でやれている……。K-POPが世界で通用する理由もそこにあるんでしょうね。改めて、音楽に対しての想いを自分たちも勉強させられたし、やってよかったなと思います。
eyeron:僕たちも刺激を受けたよね。
ko-dai:レコーディングはセッションのような形で進んだんですよ。eyeronのラップに、「こんな風にコーラスを被せたらどうですか?」って提案してくれたり、「こういうフェイクを入れたらどうですか?」「他にもこんなのどうですか」と言ってくれて、それに僕らが「あっ、こっちがいいですね」って応えて。
eyeron:一緒に作り上げていく感じを覚えました。
ko-dai:GFRIENDさんのレコーディングはトータルで半日くらい。でも、昼から夜までかかったので、実質一日ですね。
――PVは韓国で撮影されたとか?
ko-dai:はい、「K-POPのアーティストの方と一緒なら、韓国で撮るのがいいよね」と考え、日本人のクリエイターチームと韓国で撮りました。
――ダンスの振り付けは予め、GFRIENDに伝えていたのでしょうか?
ko-dai:そう、振付の動画をGFRIENDさんに送って、撮影前日にスタジオで一緒に合わせて、翌日、朝から撮影に入って。すれ違って中々一緒になれない男女が最後は一緒になる……そんな背景を伝え、「そこまで明るくない表情で、ちょっと切ない表情で」って、お願いして。難しい情緒を上手に表現してくれたと思います。
――PVを見ると、Sonar Pocketさんが踊るのは最後の部分だけですね?
ko-dai:そうですね。僕らは元々踊らないので(笑)。
――皆さんが全く踊らないというプランもあったのでしょうか?
ko-dai:ありました、ありました。でも、先ほども言ったように、GFRIENDさんはフォーメーションがいいので、「郷に入れば郷に従え」じゃないけど、僕らもそこに加わらないといけないなと思って。それと、GFRIENDさんだけ踊ると、僕らがバックダンサーのように映るから、一緒に踊った方がいいなって。
――もし、ダンサブルな候補曲が採用されていたら、皆さんもきっちり踊っていたのでしょうか?
eyeron:その時はバリバリ踊ってたと思います。
ko-dai:うん!
――その準備も出来ていましたか?
eyeron:気持ちだけはね(笑)。
matty:後は体がついていくかどうかで(笑)。
――ファンに一緒にやってほしい、ダンスの振り付けはどの部分でしょうか?
ko-dai:「Oh difficult~」からの振付を皆で一緒に踊ると楽しいと思います。そんなに難しくないですしね。この楽曲は是非デュエットしてほしい曲なので、カラオケで、男女で歌って踊ってくれたら、もっと楽しくなりますよ。
メンバーとのトーク「グルメ情報で盛り上がりました」
――PVでは男性が女性の肩に手をかけたり、手を合わせたり、というシーンもありますね。ko-dai:あのシーンは僕とeyeron、ユジュさん、オムジさんとで。僕らは指一本触れてないので大丈夫です(笑)。
3人:安心して下さい!
ko-dai:触れてませんよ! って。
――実際の映像でも、触れているか触れていないか、絶妙な感じを受けました。
ko-dai:触れてしまうと生々しくなると思って。
eyeron:触れるか触れないか、ギリギリの映像がいいんです。
――撮影にはどの程度かかりましたか?
ko-dai:朝から始まって、15、16時間くらい。
――韓国でのPV撮影と、日本でのPV撮影「ここが違う」と感じたことはありますか?
ko-dai:スタジオがとにかく広かったですね。それとスタジオのスタッフの人が、韓国の法律上、何時までに帰らなきゃいけないというのがあって、時間の制約が厳しいんです。
eyeron:その点はアメリカっぽい感じですね。
ko-dai:あと、ケータリングがいいですよね。僕らも撮影日は朝がキンパで、昼はヤンニョムチキンとライス。夜は、撮影後に、外に食べに行きました。
――韓国でケータリングで食べるのも初めての体験だったのでしょうか?
ko-dai:僕はプライベートでも韓国によく行くので、ホテルにフライド・チキンを配達してもらったことがあります。
――休憩時間中にメンバーと会話したり?
ko-dai:ポケトークを使って、頑張って話しかけました。オムジさんは日本でPopteenのモデルをやってたので、日本語が出来るんですよ。それで、「好きなご飯屋さん、ありますか?」って聞かれたので、「ビビンバのヨンチョンヨンファに行くよ」って答えたり。
――グルメ情報で盛り上がったんですね?
ko-dai:僕は「日本ではどのお店が好きですか?」って尋ねて。
eyeron:「日本のラーメンが好き」って言ってたよね。かおたんラーメンとか。
ko-dai:「あそこは飲んだ後に行く店だよ」って教えてあげて(笑)。
――撮影後はどのように過ごしましたか?
ko-dai:明洞に行って、ファンクラブ用のプレゼントを買いました。予算はeyeronが5万ウォン、mattyが3万ウォン、僕が1万ウォン。最初は露店の靴下を買おうと思ったのですが、結局LINE FRIENDS STOREでコニーちゃんのポーチを買いました。
eyeron:僕は小っちゃくてパワーのあるヘアアイロンや、凄く派手なマスクとか。
matty:僕はお茶専門店で、チョコレート風味とストロベリー風味をミックスしたお茶を買いました。たまたま見つけたお店ですが、運よく女性に喜ばれそうなものが買えて良かったです。
――ko-daiさんはプライベートでも、韓国に行かれることが多いとのことですが、お勧めのスポットはどこですか?
ko-dai:グルメなら、ちょっと高いお店ですけど、狎鴎亭にある「牛家」。一番のお薦めは炙りユッケ。丸くこねた牛の赤身肉を、目の前で店員さんがバーナーで炙ってくれて、いい感じの焦げ目がついたら、箸で崩してくれて。中はレアだけど、外はこんがりで、あまりの美味しさに二回お替りしましたね。あと、東大門に卸売りのデパートがあるじゃないですか。その手前にある露店のサンドウィッチ。名前もないお店ですが、砂糖がかけてあって、めちゃくちゃ癖になって、中毒性の塊っていうか。そして明洞なら「ジェイムズチーズトゥンカルビ」。女性なら喜んでくれるだろうし、チーズ好きなら、絶対にお薦め。チェーン店の「ユガネ」では、タッカルビチャーハンを食べますね。ただ、ユガネの明洞店は目の前で焼いてくれるんですが、江南店は焼いてから持ってきてくれるので、明洞店の方がお勧めです。
――お詳しいですね! 行かれる時は、お一人で?
ko-dai:いえ、音楽関係や俳優の後輩を連れて行きますね。
――グルメ以外のお薦めスポットでは?
ko-dai:狎鴎亭に韓国の芸能人にも人気の占いがあって、そこには二回行きました。普通のビルの上の階に喫茶店があるんですが、その奥に扉があって、予約すると、その奥で、「江南スタイル」のPSYみたいな人が占ってくれるんです。
――どういう系の占いですか?
ko-dai:生年月日と名前だけを書くと、“見て”くれるんですよ。そこはかなり当たると思いますね。最初行ったときもすぐに「音楽をやってんだ。グループ、それも3人組だね」って言われたし。
――ko-daiさんが韓国に行くようになったきっかけは何ですか?
ko-dai:そもそも韓国料理が好きだったのと、地元がコリアンタウンのような感じで、韓国人の友達が多かったので、韓国には馴染みがあって。2012年に初めてパスポートをとって、初めて自分のお金で行った国、それが韓国でした。その時は、一泊二日で後輩と二人で行って、OLさんみたいな時間を過ごしたんですよ。タロット占いに行って、マッサージしてもらって、コスメを買って、韓国料理を食べて、という感じで楽しくね。その時にユガネに行って、「もう一度、ユガネ食べたいな」と思って行ったのが2回目。そこからですね。あっという間に着いちゃうから、今では年に2、3回、「何かを食べたくて行く」っていう感じで行きますね。
注目しているK-POPアイドルは?
――GFRIENDさん以外に注目している韓国人アイドルはいますか?eyeron:K-POPのアイドルって本当に多いですよね。
ko-dai:僕はSMエンターテインメントが好きだったんですよ。少女時代さんのライブも行きましたし。
matty:3人で代々木体育館で見たときはステージに手振ってたよね。僕は別の席から見てたんですが、二人は「近い方がいい」ってアリーナ席から見てたし。
ko-dai:隣の女性にバレましたね(笑)。SHINeeさんも好きで、代々木も去年の東京ドームも行きました。NCTさんもチェックしてますよ。もちろん防弾少年団さんも! 曲もダウンロードで購入してますしね。
matty:防弾少年団さんはアメリカでチャート1位をとって凄いですよね。
ko-dai:BLACKPINKさんも凄い!
matty:YouTubeの再生回数1億回に一番早く達したんでしょ。
ko-dai:あと、最近ならMONSTA Xさんじゃないですか。もう、日本のアリーナで単独ライブが出来ちゃうって言うこの凄さ!
――そういうライブ情報もチェックされてるんですね?
ko-dai:どこの会場でやるのか、やっぱり、気になりますよね。
――実際にK-POPアイドルと交流される機会も?
ko-dai:SUPER JUNIOR-D&Eのお二方とはライブで一緒になりました。実際にお会いすると、皆、いい人たちですよね。
eyeron:一緒に写真も撮ったりね。
――現在のK-POPブームについて、どのように感じていらっしゃいますか?
matty:K-POPは世界の中心になってるし、もうメイン・ストリームですよね。アジアからそういうのが出てきたのがすごいし、「日本も負けてられない」って思います。
eyeron:エンタメに関しては、日本も学ぶべきところがいっぱいあるんじゃないですかね。
matty:英語が出来る、出来ないというのも大きいと思いますよ。
――韓国でトロピカルハウスが大流行した2017年に、皆さんもトロピカルハウスな「段々男女物語」をリリースしています。この曲はK-POPを意識したものですか?
ko-dai:というより、あの曲は世界的な音楽シーンを見て、って感じです。(トロピカルハウスの代表曲と呼べる)Ed Sheeranの「Shape Of You」より早かったですからね(笑)。
――今回のコラボを通じて感じた、J-POPとK-POPの違いはありますか?
eyeron:島国と大陸続きはやっぱスケールが違うなと思いましたね。日本人に受ける音楽と韓国人に受ける音楽の違いというか。K-POPの方がワールドワイドで。
ko-dai:世界を見てるか、見てないかの違いだと思います。K-POPは世界を見据えてリリースしてますから。
――「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」のPVのコメント欄もほぼ英語で埋め尽くされて、世界的な反響を呼んでいます。
eyeron:アジアで活躍されているアーティストの方と一緒にやると、違うな、って肌で感じますね。10年目で初めてコラボさせてもらったからこそ、15年目に向けての新しいドアが開かれたので、そこは楽しみですね。
――これを機に韓国での活動も予定していますか?
ko-dai:アジアの色んな国の人から日本語で「来てね」というラブコールをもらっていて、一番多いのは台湾。韓国にもファンの方がいるので、ライブをやりたいんですが、中々行けないのがもどかしいですね。韓国には日本の音楽がまだまだ届いていない印象なので、「まずは曲をリリースしてから!」と思っています。
――ライブでのGFRIENDとのコラボ予定は?
eyeron:まだですね。
――7月20日にはナガシマスパーランドで、ワンマンライブがありますが……。
ko-dai:丁度その日、GFRIENDさんはシンガポールでワンマンをやるので、タイミングが合わなくて。もしライブでこの曲を披露する時にはGFRIENDさんのパートをファンの方にお任せしたいなと。この曲でファンとデュエット出来たらいいですね!
――最後にグループとしての今後の目標を教えて下さい。
matty:今が10周年イヤーで、9月3日に11周年を迎えるので、また次の周年に向けて3人で頑張って行きたいなと思います。そして今回のコラボのようにまだやれてない事、まだやれてない場所、やれてない国もたくさんあるので、広がりのある活動が出来ればと思います。
eyeron:今回をきっかけに、またコラボするかもしれないし、違う国の方とコラボするかもしれません。だから今後も音楽を楽しみながら、日本だけでなく世界に発信できるものをSonar Pocketとしてやっていきたいですね。
ko-dai:10周年を迎えて、またここから20周年を見据える中で、Sonar Pocketとして何を残していけるか、何を届けていけるのかをしっかり考えいきます。そして振り返った時に、確かな足跡を残せる活動を続けていくので、K-POPファンの方にも是非一度、Sonar Pocketの音楽を聴いていただけたらと思います!
――ありがとうございました!
取材:きむ・たく/撮影:朝岡英輔
■リリース情報
32thシングル「Oh difficult ~Sonar Pocket×GFRIEND」
2019年7月3日発売
○初回盤A(CD+DVD)
価格:1852円+税
品番:WPZL-31627
○初回盤B(CD+DVD)
価格:1852円+税
品番:WPZL-31629
○通常版(CDのみ)
価格:1389円+税
品番:WPCL-13060
■ライブ情報
Sonar Pocket 初 野外ワンマン Welcome to ソナポケスパーランド
日程:2019年7月20日(土)
昼公演「ベストヒットパレード 水のお祭り」
開場11:30/開演13:00/終演15:00
夜公演「ベストヒットパレード 炎のお祭り」
開場16:30/開演18:00/終演20:00
会場:ナガシマスパーランド 芝生広場・野外特設ステージ
■関連サイト
http://www.sonapoke.jp/
記者 : Kstyle編集部