歌手TANYさん、突然の訃報から1年…本日(4/14)一周忌を迎える

OSEN |

写真=H.O.Mカンパニー
故TANYさん(本名:キム・ジンス)が不意の事故で亡くなってから1年が過ぎた。

歌手のTANYは昨年4月14日午前2時30分ごろ、乗用車に乗って南海(ナムへ)高速道路を走っていたところ、構造物にぶつかり、車両が全焼する事故で死亡した。当時、TANYは下半期に発表するアルバムの音楽作業を控え、家族に会いに行ったことが知られ、人々を悲しませた。

当時の所属事務所H.O.Mカンパニーの関係者はOSENに「TANYは今年1月、シングルを発売した後、活動を休止していた。今年下半期にアルバムを出そうとした。音楽作業を控えて家族に会いに行くと話したのに、このような悲報を接することになった」と説明した。

TANYは2016年12月、旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者のための追悼曲「不忘-Always Remember」でデビューした。続いて昨年1月には、この時代の“就職準備生”たちの現実を描いた2ndシングル「明日-A Better Day」を発表するなどして、実力派歌手として認められた。

デビューから2年も経たないうちに22歳という若さで死去したTANY。彼の急な悲報に家族、知人、ファンからは深い哀悼が続いた。

そんな中、昨年11月には故TANYさんの遺作が公開された。TANYの最後のシングル「整理-The empty frame」は写真を失った空っぽの額縁のような喪失感を表現したバラード曲で、TANYが事故前に最後に歌ったガイドの声を生かして作業した。

所属事務所側は「タイトルさえつけられていなかったこの曲は、葬式の後、TANYが残した資料を確認する間に知るようになり、今年末にアルバムを発売すると予定していたTANYとの約束を守るために、シングル制作を決めた。この曲を通して、残っている皆さんに少しでも慰めになれたらと思う」と伝えた。

傷つき、疲れた人々のための歌で慰めてくれたTANYが、来世では叶え切れなかった夢を叶えられることを願う。


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記者 : チ・ミンギョン