“CRUSHの姉”nov「アルバムをリリースしたきっかけは弟の言葉」

OSEN |

写真=Rocket Drive
俳優パク・ボゴム、歌手Zion.T、Red Velvetのスルギ、SEVENTEEN スングァンの共通点を探したら、歌手novだ。いずれもnovの音楽に関心を表したのだ。このようにスターたちの間でもnovは最近売れっ子アーティストとして知られている。

novは2016年「寒い」で正式デビューし、最近ミニアルバム「Farewell」をリリースした。今回のアルバムには「Farewell」「矛盾」「満たす」など3曲が収録されている。特に、今回のタイトル曲「矛盾」は初めて別れに直面した瞬間の感情を表現し、感性あふれる新“鼓膜彼女”に浮上した。

OSENがnovに会った。初めてのインタビューだというnovは、淡々と自身の考えを明かした。いつの間にか彼女の音楽に対する話に聞き入ってしまう力を持っていた。自身の世界観に対して、はっきりと重心を取っている人から出るしっかりとしたエネルギーだった。

彼女を表現する修飾語の中でまた目立つものがある。CRUSHの姉だということだ。音楽的な才能は家柄だったようで、姉弟共にアーティストの道を歩んでいる。novは弟のCRUSHと一緒に言及されることにプレッシャーは感じていないだろうか。

「本当に愛している弟ですが、最初はメンタル的にすごく大変でした。私は新人歌手なのに、人々が私になぜ挨拶をするんだろうと思いました。弟が私の公演に合奏をしに来たことがあったんですけど、その日の夜にメッセージを送ってきました。『どこに行っても人々が僕の話をすることがあると思うし、僕たちにはどうしようもない宿命だ。お姉ちゃんはそのせいで崩れることなく、しっかりやってほしい』ということでした。『お姉ちゃんの音楽を愛している人々のコメントを見て涙が出た。姉ちゃんの歌に良いバイブをもらって、お姉ちゃんの音楽を愛している』とずっと元気づけてくれるので、私は本当に恥ずかしいお姉ちゃんだと思いました。実は私の話をしないようにと言っていたんですけど、もう『お姉ちゃんの話をした』と言うと、『ありがとう、ありがたくいただくよ』と言います。すんなり受け入れるようになりました」

パク・ボゴムがnovの曲である「お疲れ様でした」をカバーし、Red Velvetのスルギ、キム・ユジョン、SEVENTEENのスングァン、DIAのソミらがSNSとさまざまな映像チャンネルでnovの音楽を紹介した。

「最初はすごく実感が湧きませんでした。友だちから『ボゴムお兄さんがあなたの歌を歌ってくれたよ』と聞き、YouTubeで検索してみました。最初は冗談だと思っていたんですけど、本当でした。"ボゴムマジック・ハレルーヤ”を叫びました。本当にすごいし、ありえないと思いました。こんな日もあります。静かだった私の携帯にアラームが鳴るんですよ。あるスターの方がInstagramに私をタグしたわけでもなく、ただ書き込んだだけですけど、私を知っている方が私のタグをつけます。その時、神様がくれたプレゼントだと思いました」

「最近はInstagramライブをしたんですけど、Zion.Tさんが実際に入ったらしくて。IDが似ている方だと思って笑いながら『違いますよ』と言ったんですけど、私の投稿にハートを押して、フォローもしてくれました。すごいでしょう。本当に不思議で楽しい経験でした。コラボですか?光栄です。本当に本当にしたいです」

今年でnovはデビュー3年のアーティストになった。今まで歩んできた音楽人生を振り返る時間を持った。

「私は作曲家か作詞家になるべきだと思っていました。声にコンプレックスもあったし、変声期の声みたいだとたくさん言われたから。マイナー感性でもあるし、アルバムをリリースしたきっかけも、弟が言ってくれた言葉があったからです。『お姉ちゃんが作って、お姉ちゃんが書いてこそ共感できるんだよ。とりあえずやってみて。とりあえずぶつかってみて。やっているうちにお姉ちゃんだけの道が見えてくると思うし、お姉ちゃんのために一度作ってみて』と言ってくれたのがすごく役に立ちました」

novはこれまで「27歳になること」が人生の目標だと明らかにした。その目標を達成した今は、KBS 2TV「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に出演するのが新しい音楽目標であり、人生の目標になったという。それほど「ユ・ヒヨルのスケッチブック」に対する愛情は“ファン”以上のものだった。別の目標は“プライドを育てることだ”と明らかにした。

「見えない私の目標はプライドを育てることです。自分を愛する訓練をしています。プライドを高めてこそ、他の人も愛することができるし、そうしてこそ他人に頼らなくなります。頼ったら、離れた後に心が崩れるのは、自分がプライドが高くなかったためだと思います。現実的な目標は『ユ・ヒヨルのスケッチブック』に出演できたら良いんですけど、まずは目の前の公演をしっかり終えたいです。楽しくてファンキーな音楽ではないんですけど、形式的にならないようにしようと誓いました。それをちゃんと終えたいし、インディーズチャートTOP100にもランクインしてみたいですね」

記者 : イ・ソダム