KANTO「『The Unit』の出演は人生のターニングポイントになった」

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写真=BRANDNEW MUSIC
「模範的だ」「華やかだ」これら2つの言葉はどこか似合わない組み合わせだ。しかし、この両方を手に入れたいと話したラッパーがいる。「模範」とは程遠く、ただ華やかであるようにしか見えないのが一般的なラッパーに対する印象であるが、ラッパーKANTOは21世紀を代表するミュージシャンになりたいと語った。

最近、2ndミニアルバム「REPETITION」を発売したKANTO。自らアルバムをプロデュースし、今までの人生の中で自分が経験した出会いと別れを表現している。様々な感情や自身の経験を、音楽を通じてより多くの人々と共感したいという。

KANTOは最近、KBS 2TV「The Unit」に出演して話題を呼んだ。デビュー6年目にして突然、アイドルに挑戦したのである。ラップの実力はもちろん、ボーカルやパフォーマンス、特技なども見せて好評を得たものの、残念ながらデビュー組には選ばれなかった。

これについてKANTOは「もしデビューをしていたら(他のメンバーたちと)仲良くやっていたと思います。今まで一人で活動をしてきたので、グループでの活動を不便に感じる時もあるとは思いますが、メンバーたちと一緒にワイワイ楽しくやっていけたのではないかなと思います。(番組の中での)ミッションを通じては、ほとんどの出演者と仲良くなりました」と話した。

UNBに選抜されたFeelDog、マルコ、ジュン、ウィジンと親しくなったというKANTO。彼らと進む道は違うが、新しい友人ができたことに満足していると話した。以前に出演した「SHOW ME THE MONEY」は最初から個人と個人の競争だが「The Unit」はチームでのミッションがほとんどであったため自然と親しくなったと話し、当時を振り返った。

1994年に生まれ、今年でデビュー6年目を迎えたKANTO。音楽一筋でここまでやってきたが、彼の音楽は最近になってやっと認められるようになったという。そのため、今回のアルバムはとても重要なアルバムだと伝えた。

「アルバムの完成度や内容は作る時期によって変わってきます。その時その時の影響をすごくたくさん受けるんです。以前のアルバムを作っていた時期は、色々な事情もあり、とても憂鬱でした。でも今回のアルバムは『The Unit』に出演したこともあり、ポジティブで明るいエネルギーがそのまま溶け込んでいる気がします。というのも『The Unit』を通じて、漠然としていた未来に確信を持つことができたんです。僕の人生のターニングポイントになりました」

KANTOは音楽以外の他の分野にも沢山の関心を持っていた。しかしその分、気を遣わなければならない部分も沢山あった。ミュージックビデオやアルバムのジャケット写真、ステージの企画やデザインから、ルックスの管理、私生活にわたるまで様々な部分に気を遣ってきた。

「音楽に携わっている人として、音楽に取り組む時の姿勢というのはとても重要です。もちろんそれが自分の音楽に反映されるからでもあるのですが、僕が考える一番の理由は僕自身が他のアーティストに影響を受けたように、僕も誰かに影響を与えることがあるからです。なので自己管理は必要です。法に逆らうような行動は絶対にしてはいけないというのが僕の考えです。このことを守りながら、頑張って音楽を作っていきたいです。21世紀の音楽史に僕の名前を刻みたいです。漠然とした夢ではありますが、始めたからには最善を尽くしたいと思います。世界的に有名なラッパーKANTOとしての人生を想像しただけで胸が一杯になります(笑)」

記者 : キム・イェナ