女優ソン・ソンミの夫を請負殺人した疑いで裁判にかけられた男が一審で無期懲役を言い渡された。

11日、ソウル中央地方裁判所刑事合意21部は、殺人教唆などの疑いで起訴されたクァク氏（39）の疑いをすべて有罪と認め、「社会から無期限隔離する必要がある」と無期懲役を宣告した。

裁判部は「被告は祖父の財産を独り占めしようとこれを横流しする過程で（母方の従兄弟である）コ氏と葛藤が生じると、普段自分の右腕のような役割をしていたチョ氏に指示し、白昼に弁護士事務所でコ氏を無残にも殺害した」とし、「被告の犯行はその非人間的な性格と殺害方法の計画性・残酷性から見て、社会全体が寛容に受け入れがたい犯罪だ。それでも犯行を終始否定し、間違いを謝罪したり、反省をしない」とクァク氏を叱咤した。

続いて裁判部は「この事件で、コ氏はかけがえのない高貴な命を落とし、遺族は一生癒されることのない精神的苦痛に苦しんでいる」とし、「被告人を無期限で社会から隔離し、過ちを懺悔させなければならない」と無期懲役を宣告した理由を明かした。

ソン・ソンミはこの日も法廷に姿を現した。傍聴席に座り、宣告結果を聞いた彼女は目頭を熱くし、無言で現場を去っていった。

これに先立ちクァク氏は、ソン・ソンミの夫であるコ氏と祖父の財産を巡って葛藤した。昨年8月、知人のチョ氏に「コ氏を殺害したら、20億ウォン（約2億円）を渡す」と殺害を指示し、ソウル瑞草（ソチョ）区瑞草洞（ソチョドン）に位置する法務法人事務室でコ氏を殺害した疑いで裁判を受けることになった。

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