「三国志 ~趙雲伝~」ジョンフン“大規模な格闘シーン…ドラマでは弓の名手みたいに飛んでいました(笑)”

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韓国ドラマ「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」の原作で、中国ドラマ人気に火をつけた作品「宮廷女官 若曦<ジャクギ>」で第14皇子を演じ、今年日本上映のマッド・デイモン主演「グレートウォール」に出演し、チャウ・シンチー作品「西遊記2~妖怪の逆襲~」では孫悟空を演じるなど、今乗りに乗っている俳優ケニー・リンが主演の「三国志 ~趙雲伝~」。人気の武将・趙雲の成長と恋模様を描いた、これまでにない最も美しい「三国志」ドラマとなっている。

趙雲と恋に落ちるヒロインには、少女時代のユナ、さらにその許嫁で趙雲のライバルを韓国ドラマ「宮~Love in Palace」で日本でも一大ブームを作ったジョンフン(John-Hoon) が演じており、中韓のトップスターが豪華共演を果たしている。

今回、DVDのリリース記念して、ジョンフンのインタビューが到着。役どころ、見どころを語ってくれた。

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――主人公のよきライバルという関係から物語が進むにつれ、その関係が変化していきますが、ご自身の心境にも変化がありましたか?

ジョンフン:人への接し方が変わりましたね。最初はいい関係でしたが彼らを殺す理由が僕の中にあるわけです。だから自然と彼らが憎くなりました。もちろん、実際は仲よしですよ(笑)。ただ、彼らを見る目つきが変わっていって、笑わなくなっていきました。演技に集中していたというよりは、役のことを考えていたら表情や動きが自然に高則っぽくなっていったんだと思います。

――高則は実際には「三国志」に登場しません。架空の人物を演じる際に気を付けたことは?

ジョンフン:ユナさんと僕は韓国人なので、中国の歴史上の人物を演じるのは難しかったです。感情の動きが違うので慎重になりました。架空の恋人であり架空のライバルなのでかなり神経を使ったんです。「三国志」は僕も大好きな壮大な歴史物語ですし、実在した人物と架空の僕とが共演するので、1つ間違うと歴史が違って見えてしまいますよね。もちろん台本はありますが、自分がどう演じるか他の役との関係性も考えながら過ごしていました。

――ジョンフンさんが三国時代の武将だったらどう振る舞ったと思いますか?

ジョンフン:彼らは自分たちが有名になるとは思わなかったと思うんです。ただ懸命に生きただけですからね。もし僕が戦乱の時代にいたら……、高則は自ら戦うんですが、一方で役人として町の問題を解決する仕事についています。実際の僕は争うのが苦手で臆病なので戦場には行けません。なので、将軍ではなくそういう役人の仕事ならできる自信があります。もし特定の人物になるとしたら諸葛亮(孔明) かな? その道でなら活躍できそうです。後方で戦略を立てたりね。

――普段は、女性に対してどのように接しますか?

ジョンフン:女性に対してですか? 僕は細かい気遣いや配慮がなかなかできないので恋愛は苦手です。何というか日本の九州男児みたいな感じですかね。僕は慶尚南道(キョンサンナムド) の出身なので不愛想なんです。女性に好きだと言わないし“男だから”という考えがどうしても抜けません。ソウルに来て少し変わりましたが、まだ努力中です。恋愛するとなったら気を付けようとは思うんですが、やはり気持ちを表現するのは難しいです。反省すべき点ですね。でも、不愛想な人ほど心が温かいと聞きますよ(笑)。僕のイメージですが、女性は10回の成功より1回の失敗で怒りませんか? 僕の場合は1回が難しいので、1回がんばったら褒められます。それを狙ってるのかも(笑)

――ケニー・リンさんとのアクションシーンは迫力満点でしたが、何度もリハーサルを重ねたんですか?

ジョンフン:そうですね。実は、撮影は3チームが別々に撮影しました。Aチームはアクション、Bチームはストーリー、Cチームはその他のシーンを撮るという感じです。それぞれ撮れる長さが違います。時間に制限があったので長時間は撮れませんでした。例えば1日に同じ10時間撮影するとしたら、Aチームでは1シーンだけなのに、Bチームでは20シーンも撮れたんです。ストーリーは1カットが短いですがアクションはそうはいかなかったんです。なので、アクションシーンを1つ撮るのに4~5日かかったこともありました。リハーサルも多くて。一部は代役を使いましたが僕も実際に殺陣(たて) を覚えました。攻撃をかわされたら振り向いて攻める。そこが難しかったです。あとは鎧ですね。鉄製の本物ではなくゴム製だったんですが、総重量は約20キロもあるんです。重くて大変でした。

――大規模な格闘シーンが多かったですがその中でも印象的だったのは?

ジョンフン:戦闘シーンは全員一緒に撮るわけではなく、群衆のシーンは別に撮っておくんです。実は、僕たちは別撮りでした。僕が矢を射るシーンがありましたが、弓を引くのは初めてだったので印象的でしたね。下にいる人を狙って矢を放ったら実際には少ししか飛ばなかったのに、ドラマでは弓の名手みたいに飛んでいましたよ(笑)

――撮影中に共演者の方と食事をされたりするプライベートな時間はありましたか?

ジョンフン:ありましたよ。撮影の時間が決まっているので夕食も一緒でしたし、時には一緒にお酒も飲みました。撮影の期間中に、ケニー・リンさんと僕の誕生日を迎えたのでお祝いもしました。実は、「数学エッセイ」という本もその頃に書いたんです。

――中国語や武術は事前に習得を?

ジョンフン:中国ではどんなドラマもアフレコを入れるのが主流です。中国は国が広くて使用言語も多いので中国人俳優のセリフも声優が吹き替えをするんです。セリフの言語指定はなかったので基本的には吹き替えしやすいように音節数を合わせながら韓国語を使用し、短いセリフは中国語で演じていました。日常生活でも中国語を使いますし、中国での活動も数年になるので基本的な会話はできます。武術は中国に行って、現場で撮影しながら習いました。

――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

ジョンフン:日本のみなさん、「三国志 ~趙雲伝~」の中で勇敢にカッコよく戦う高則の姿をお楽しみください。そして、応援してください。

「三国志 ~趙雲伝~」DVD情報

2017年11月2日レンタル開始&11月15日セルDVD-BOX発売開始
価格:各23,000円(本体)+税
発売元:ワコー/ポニーキャニオン/デジタルアドベンチャー
販売元:ポニーキャニオン
(C)浙江永楽影視制作有限公司
公式サイト:http://sangokushi.ponycanyon.co.jp
予告編URL:https://youtu.be/sAWcmYn4PPE

記者 : Kstyle編集部