イ・ジョンソクが語る #悪役初挑戦 #入隊延期 #YGとの関係

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写真=YG ENTERTAINMENT
イ・ジョンソクが映画「V.I.P.修羅の獣たち」(監督:パク・フンジョン) で、デビュー以来初の悪役にチャレンジした。試写会で初公開された作品を見たら「悪魔を見た」(2010) のチェ・ミンシクに匹敵するほど、俳優人生のフィルモグラフィーを覆すほどに大胆なイメージチェンジを披露していた。

本作で国家情報院とCIAの亡命で韓国に来た北朝鮮最高のVIPキム・グァンイルに扮したイ・ジョンソクは、怖いほど残酷だが魅了されるほど美しい悪役を表現している。「君の声が聞こえる」「ゆれながら咲く花」「W -君と僕の世界-」など、さまざまな作品で明るく爽やかな成長型キャラクターとして愛されてきたイ・ジョンソクは、悪役初挑戦とは思えないほど完璧な悪役を見せつけた。

イ・ジョンソクは悪役初挑戦について「違う一面を見せたいという欲が大きかった。しかし、いざ公開となると、人々にどう思われるか分からないと思った。結果的にすっきりした。僕がこれまで演じてきたものと違うものをやったので不安だっただけだ。ノワールというジャンルはいつもやってみたいと思っていたが、僕のイメージを持ってできる作品でよかったと思う」と話した。

何も知らないような無垢な顔したイ・ジョンソクの表情は、逆に「V.I.P.修羅の獣たち」の中のキム・グァンイルの悪行を最大化させる。殺人を犯した時も明るい笑顔を見せる、それはイ・ジョンソクがいてこそ完成することができた。「大きく変わろうとはしなかった。僕の外見を武器にできた作品だと思う。他のジャンルを少しずつやっていかなければならない時期だと思って冒険をした。その冒険に点数をつけるなら、80点くらい。僕は自身の出ている映画を観て、よくできたと思った瞬間があんまりなかった。8年の俳優人生で、今回の作品は本当に似合っていたと思う」と満足感を示した。

「V.I.P.修羅の獣たち」でイ・ジョンソクは、チャン・ドンゴン、キム・ミョンミン、パク・ヒスンなど韓国映画界の最高峰の俳優陣と共演した。数年前に出演した「観相師」でもソン・ガンホ、チョ・ジョンソクなどと共演した彼は「『観相師』で僕が登場すると何だか途切れてしまうような気がした。僕が先輩たちに圧倒されるような気がした。『観相師』の時の罪悪感のせいで、先輩たちに迷惑をかけてはいけないという思いが強くなっていた。初めてで不安だから、いつも先輩たちについていた」と話した。

イ・ジョンソクは、最近不本意ながら入隊の延期とSNSでの発言で話題の人となった。どちらも本人が望んでいなかったハプニングだった。1989年に生まれ、入隊まで十分に時間は残っているが、映画「魔女」の降板が明らかになったことが話題になり、バースデー記念ファンミーティングで所属事務所に向けた発言をしたという推測もあった。これに対してイ・ジョンソクは「トラブルメーカーになった気分だ」と大笑いした。

入隊を延期したことについては「令状が出たとき『魔女』のクランクインまであまり日が残っていない状態だった。実際に入隊も考慮していたので、もし行くことになったら監督に迷惑をかけることになるから『キャスティングを見直した方がいいと思います』と言ったが、結局入隊を延期することになった。その後、監督さんに『やっぱり僕がやります』と言うのもむしがいい話じゃないか。一応延期だし、令状はまた出てくると思うけど、入隊の時期がいつになるかはっきり分からない」と話した。

入隊については「僕も落ち着かない。そういう年齢になったが、もう軍隊に行かなきゃとは思わなかった。だけど令状を受け取ってから準備をしなきゃと思うようになった。うまく表現できない心境だ」と付け加えた。

YGを狙った発言をしたという議論についても、積極的に解明した。イ・ジョンソクは「そんなに問題があったわけではない。SNSはファンに見てもらうためにやるものだ。ファンミーティングは暗黙的にファンとの約束のようなもの。いつもだいたい同じ時期に開催してきたが、中止、あるいは延期になる可能性もあるので、少し長めに説明しただけなのに、僕はそれが『狙撃』と表現されるとは想像もしなかった。YGはイベント制作に対して予算をきちんと出してくれるし、本当に良い会社だ。なので不本意ながら困ってしまう事態になった。公演の内容に異見があって延期されるかもしれないということを伝えたかった。僕が選んだ言葉に問題があったようだ」と釈明した。

イ・ジョンソクは今回の作品を通して演技力を評価してもらいたいと思っている。多数の作品で“信頼して見られる俳優”と認められ、ドラマ「W -君と僕の世界-」では演技大賞も受賞したが、彼にとって映画はまだ未知の世界だ。ドラマに比べて、興行成績も多少よくなかったことも事実だ。だからこそ「V.I.P.修羅の獣たち」でドラマのみならず、映画でも活躍する俳優であることを証明してみせたいと意気込んでいる。

「映画のヒットも望んでいるが、イ・ジョンソクが『演技もできる俳優だ』ということをたくさんの方に感じてもらうことが僕の一番目の目標。僕にもこんなことができるんだということをお見せしたい」

記者 : チャン・ジンリ