元M.I.BのYoung Cream「音楽と僕は1つ、だからずっと続けている」

OSEN |

ヒップホップグループM.I.B出身のラッパーYoung Creamが本格的にソロ活動を始める。2011年実力派ヒップホップグループで音楽界に登場したM.I.Bは、残念ながら今年1月公式解散した。彼らは優れた音楽性を備えていたにも関わらず、メンバーのKangNamがバラエティ番組で活躍したこと以外はこれといった活躍を見せなかった。

M.I.BのラッパーだったYoung Creamは、一般的に有名ではなかったが、ヒップホップシーンではすでに認められたミュージシャンだ。解散後、新しい事務所に移した彼は、シングル「042」「Better Know」などを通じて、ソロアーティストとして存在感を高めた。

また、Young Creamは5月、新曲「夜だったら」を発売し、堂々と音楽ファンに自身の存在感を見せつけた。最近OSENとの取材で会った彼は、M.I.B解散の裏話やこれからの抱負を聞かせ、精力的な活動を期待させた。

――ソロとして活動する心境はどうですか?

Young Cream:少し不安はありましたが、すぐに慣れました。M.I.B時代には4人で活動したじゃないですか。1人で音楽番組に出るのは慣れてはいませんが、楽ではありました。

――新曲「夜だったら」は、お母さんとの実際の会話からインスピレーションを得たと聞きました。お母さんが喜ばれたでしょうね。

Young Cream:自分が書ける歌詞の中で一番心が込められていると思います。お母さんが聴いて、ぐっときたと言っていました。それを言われて嬉しかったです。

――今回のソロ活動の目標は?

Young Cream:始めたばかりなので、大きな波及力は考えていませんでした。一般的なサウンドを通じて多くの人々と交流したいと思います。歌詞を見て自分がどんな人かだけ知ってもらいたいと思います。

――大きな成功は夢見ていませんか?

Young Cream:間違いなく、今自分が考えている通りに地道にやっていけば、将来は違う位置に立っていると思います。1年前の自分と今の自分は違います。1年間、新曲とミュージックビデオを発売しました。このようにやっていけば、徐々に高い位置にいることになるのではないでしょうか。

――もともと所属していたM.I.Bは、どうして解散に至ったのでしょうか?

Young Cream:実はM.I.Bに対する関心が高くありませんでした。最後のアルバムも反応が期待を下回ったため、解散を決定することになったと思います。しかし、グループ活動はやるだけやってみたので心残りはありません。

――それでもソロ活動をKangNamが一生懸命に応援してくれたんですね。

Young Cream:KangNamとは連絡を取り合っています。今回、MBCの音楽番組の楽屋にまで訪問してくれました。しっかりと力になってくれました。実は、すべてのメンバーと連絡を頻繁に取っているわけではありませんが、いつもお互いを応援するだろうと信じています。僕もそのようにしています。みんな良い人たちです。

――当分はM.I.B出身というレッテルがつきまとうと思いますが。

Young Cream:関係ありません。「夜だったら」にもM.I.Bに対する言及があります。僕が生きてきた人生の中の1つですが、無かったことにするわけにはいきません。M.I.Bは僕の20代の血と汗が入った大切な経験です。そのレッテルが嫌なら、それを壊すほど有名になればいい、それだけのことだと思います。

――ラッパーとして本格的に活動しています。Mnet「SHOW ME THE MONEY」に出演する気はありませんか?

Young Cream:僕は競争、バトルは追求しません。もちろん、ラッパーとして強い姿を見せる必要はあると思いますが、今はコミュニケーションできる曲をもっと作りたいと思っています。親しいラッパーの中でGENTOという人がいますが、その人が(番組に) 出演するので、応援してください。

――では、どんなラッパーになりたいんですか?

Young Cream:競演番組で位置を獲得するよりは、自分の話をしたいと思います。そして他の人に力になるラッパーになりたいです。大変なときに僕の音楽を聴いて元気をもらえたらと思います。

――もし音楽をしていなかったら、何をしていたと思いますか?

Young Cream:以前、他の仕事、バイトをしたことがありました。その理由も音楽をするためでした。音楽ではない仕事をすると、社会に適応できないと思います。すごく辛いと思います。今の友だちも音楽をする人しか残っていません。

――これまで紆余曲折がありました。それにも関わらず、音楽を続けている理由はなんですか?

Young Cream:今、僕には家族と音楽しかありません。日常生活では何を見ても音楽に変えてしまいます。音楽以外にはできることも、やりたいこともありません。幼い時から音楽は僕の一部だったと思います。もう音楽と僕は1つです。だからずっとやっているのだと思います。

記者 : キム・ウネ