B.I.G「一人が上手くいけば、最終的にB.I.Gが上手くいくことになる」

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写真=グループB.I.Gは、ソウル市中(チュン)区青坡路(チョンパロ)にある10asiaルイビススタジオで行われたインタビューの前にポーズを取っている

インタビューを行う時、デビューしたての新人でない限り、すでに名前と顔を大衆に公開している者なら自己紹介を省略するだろう。しかし、B.I.Gは違った。記者が最初に名前を述べ挨拶をすると「僕たちもそれぞれ紹介をして会話したほうが良いですよね?」と尋ねてきた。とても些細な事ではあるが、基本的な事で、また当然の事で感嘆する瞬間だった。それがB.I.Gとのインタビューの始まりだった。

―シングルタイトルが「Rebirth」ですよね。生まれ変わるという意味です。

ジェイフン:僕たちは9ヶ月もの間、海外活動をしてきて大変な事が多かったんです。なので、内部でもう一度やってみようという決意を固めるきっかけになりました。B.I.Gが進む方向、チームのために個人のどんな部分を生かせば役に立つのか、たくさん考えました。準備期間が長いほど、たくさんの曲をもらって悩み、またどんなコンセプトがいいのか話し合いもたくさんしました。マインド的にも実力的にも「Rebirth」というタイトルが適切でした。

―それではB.I.Gは、どう生まれ変わったのでしょうか。

ジェイフン:実力的にみんな成長しました。まず、今回の振り付けをメンバーのゴンミンが引き受けて作ったんです。ヒドはラップメイキングを、Benjiはコーラスに参加しています。英語で作られた曲を、Benjiとゴンミンが韓国語に書き直して作詞もしました。

―ジェイフンはメンバーの賞賛しかしないのですね(笑)。

ゴンミン:ジェイフン兄さんは総監督の役割を果たしています(笑) 兄さんは音楽放送のほかに、番組に出演する時に備えて個人の特技を作りました。僕が振り付けを考えている時も、夜になっても、何かを一生懸命やっていたんです。

ジェイフン:リストを作りました。トークや個人の特技も別に作ってあります。(と、携帯電話のメモ帳に書き留めたリストを見せる) 問題を解くバラエティー番組じゃなければ何でもできます(笑) 活動的な「ランニングマン」(SBS) も良いし、トークショーも自信があります。「知っているお兄さん」(JTBC) や「SNLコリア」(tvN) のような番組も、思いっきり壊れることができますよ。

ヒド:ジェイフンさんはテンションが上がると声のトーンが高くなる(笑)。

―番組の話が出たので、他のメンバーは出演してみたいバラエティー番組はありますか?

Benji:僕は何でもよいのですが、ちょっとユニークなフォーマットの番組に出てみたいです。「ジャングルの法則」(SBS) や「私たち結婚しました」(MBC) のように、人生で経験してみるような番組かな?

ヒド:有名で楽しい番組は全部言ったね(笑)。

ジェイフン:人生を学ぶには「本物の男」がぴったりだよ。

Benji:「本物の男」は、行って来た人が言うには、とても大変みたいだよ。

ゴンミン:それなら、冒険家ベア・グリルスの「サバイバルゲーム MAN vs. WILD」が良いかもね。

一同:笑。

―「私たち結婚しました」なら、仮想の結婚相手も考えてみたのではないですか。

Benji:BLACKPINKのファンで、特にジスのファンです。活動中に「人気歌謡」(SBS) で見ました。BLACKPINKのミュージックビデオを何度も見たし、「週刊アイドル」(MBC every1) に出演したのも見たし。性格が明るくてユニークですよね。

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―他のメンバーはどうですか?

ゴンミン:「ザ・ジニアス」(tvN) や「CRIME SCENE」(JTBC) のような推理するバラエティー番組が好きです。子どもの頃、適性検査をしたら推理力が10点満点中9点でした。メンバー同士で、最近流行している“脱出ゲームカフェ”によく行っていて、僕がリーダーを務めます。

ヒド:違うよ、僕がリーダーだよ。

Benji:僕とゴンミンとヒドの3人が“脱出ゲーム”をしに行くと、2人が“自分がリーダーだ”と揉めるんです。いざ部屋に入ると、散らばる(笑) 次に進めなくなったら、ヒドがヒントを使ってうまく解いて行きます。

―さっき、チームを生かすことができるメンバーの魅力について考えたと言っていましたが、それは何ですか?

ジェイフン:ヒドとは、以前演技の授業を一緒に受けたことがあります。声のトーンがとてもしっかりしているんです。以前、ドラマプロデューサーとミーティングをしたことがあって、老若男女すべてから好まれるビジュアルと褒められていました。容姿でも演技でも歌でもできる人なので、ミュージカルに向かって開拓していったらいいと思う。

ヒド:Benji兄さんは、米国のジュリアード音楽院で勉強をしてきました。B.I.Gの音楽的な部分において、大きな助けとなっています。僕も音楽のアドバイスをたくさん求めますし。そして英語が上手なので、海外公演でファンとの疎通を上手くやってくれます。B.I.Gの海外活動に大きな強みとなってくれているようです。一つのお願いしたいのは、部屋の掃除をしてくれたらなと…。

一同:笑。

Benji:ゴンミンはダンスが上手いです。ダンスを学ぶ速度や、こなし方が優れている。目標を決めたら、それを叶えようと努力する情熱に溢れている人です。最近バラエティー番組に一緒に出演したんですが、収録前に番組について勉強して熟知していました。僕たちの間ではかわいいけど、カメラが回ると男らしいイメージを守ります。生まれ持ったかわいさ、B.I.Gのちゃっかり屋を引き受けたと言うか。

一同:笑。

ゴンミン:いつも後ろから年下の僕たちを気遣ってサポートしてくれます。今回の活動を準備するとき、ある人は振付、ある人は歌詞を書いていて忙しくて、兄さんは夜まで一緒に残ってくれて、あれこれ勧めてくれたりアドバイスをくれました。今回、僕とBenji兄さんがバラエティーに出演した時も、ジェイフン兄さんも出たかったはずなのに、個人の特技を一緒に作ってくれたんです。

―やはりジェイフンが年長だしリーダーでもあるから、思いやりは格別なようですね。

ジェイフン:一人が上手くいけば、最終的にB.I.Gが上手くいくことになるから、当然のことです。

ゴンミン:B.I.Gの「I」は、イム・ジョンフン(ジェイフンの本名) の「I」だよ。

ヒド:BはBenji兄さん、Gはゴンミン兄さん、僕とMINPYO兄さんは、どちらかの点(。) を務めている。

一同:笑。

―残念ながら、今回の活動に参加していないメンバーのクク・ミンピョのことも褒めてもらえますか。(クク・ミンピョは健康上の問題で、活動を暫定的に中断している)

Benji:僕はミンピョとルームメイトで、クク・ミンピョは言葉は多くないけど、一言にインパクトがあるんです。

ジェイフン:特別なキャラクターです。そして本当に顔がカッコいい(笑) チームでビジュアルがトップだよね。それから絵も上手い。

―活動に参加できず残念でしたね。

Benji:活動するのに1人減ったからと、数的には大きな違いはないように見えますが、ミンピョは存在感が格別だったので、空席を感じる時があります。

ゴンミン:ミンピョに会ってから、約6年になります。現在は家に帰っていますが、少しの間離れていても、戻ってきたらすぐに変わらず、同じように過ごせると思う(笑)。

記者 : ソン・イェジ、翻訳 : 前田康代、写真 : イ・スンヒョン