「オクニョ 運命の女(ひと)」コ・ス“アドリブから演技競争へ…活気あふれる現場です”

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写真=衛星劇場

現在、韓国で絶賛放送中のイ・ビョンフン監督最新作「オクニョ 運命の女(ひと)」。9月23日よりCS衛星劇場で早くも日本で初放送される。日本での放送を前に、今作が時代劇初挑戦となるコ・スが、インタビューに答えてくれた。

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―「オクニョ 運命の女(ひと)」 が9月より日本で放送されます。ドラマの紹介をお願いします。

コ・ス:まず、日本で「オクニョ 運命の女(ひと)」が放送されるという話を聞いて、本当に嬉しかったですし、視聴者の皆さんが、最後まで楽しんでご覧いただけると嬉しいです。「オクニョ 運命の女(ひと)」は、典獄署(チョノクソ) で生まれ育ったオクニョという少女の物語です。オクニョがたくさんの人物たちと出会うのですが、そこで起こる出来事と向き合いながら、どのように成長していくのか…。彼女のそういった生涯を描いたドラマです。今作で私は、ユン・テウォンという人物を演じるのですが、テウォンはオクニョのそばで今後、どのように動いていくのか…私も気になります。そこに注目して楽しくご覧いただきたいですね。
※典獄署(チョノクソ) =朝鮮時代の刑務所

―コ・スさんが演じるユン・テウォンはどんな人物ですか?

コ・ス:ユン・テウォンは、歴史上かなり悪い人物として知られているユン・ウォンヒョンの庶子という架空の人物です。妓生(キーセン:朝鮮時代の芸者) である母のホンメとユン・ウォンヒョンとの間に生まれた子なのですが、生きながらずっと、父親とチョン・ナンジョン(ユン・ウォンヒョンの側室) への復讐を試みる人物ですね。

―コ・スさんは今作が時代劇初挑戦ですが、撮影しながら感じられた時代劇ならではの魅力は?

コ・ス:全50話という長編の時代劇は初めての挑戦なのですが、今作への出演を決める前から、50部作の時代劇に対し、私の中にロマンがあったんですよ。“出演してみたいな”“撮影する過程はどんな感じなのかな”“どれくらい大変なのか、その大変さをどんな風に努力して対応していくのか”など、時代劇に対する好奇心があったんです。今回、イ・ビョンフン監督が直接演出されるということだったので、ぜひ挑戦したいと思ったんです。そして、出演してみて感じた時代劇の大きな魅力は、実際に起きた歴史的事件などを含んで新たなストーリーを作り、ドラマにするということですね。演じながら“ストーリーを作っている作家さんは、本当に楽しいんだろうなあ…。面白い作業だろうなあ”と感じました。実際に起きた事件に架空の人物であるユン・テウォンが加わり、その時代に起こった出来事を経験し、その中でアクションをできるということ自体が本当に魅力的だと思いますね。

(C)2016MBC
―チン・セヨンさんとは、今作が初共演ですが、第一印象&共演した感想は?
コ・ス:今作のあらすじを読んだ時(セヨンさんが演じるオクニョは) 本当に難しい役柄だな、肉体的にも精神的にも大変な役柄になりそうだと感じたんですね。でもセヨンさんは、エネルギーを途切らせることなく、黙々と最後まで一生懸命頑張っているので、いつもそばで見守っています。今の段階でも、うまくやり遂げてきていると思いますし…。とても面白いですよ! 私が先輩で、セヨンさんは後輩ですが、一生懸命な姿を見るのは嬉しいですからね。キャラクターや演技についても、よく話し合ったりしています。

―現在までの撮影を終えた場面の中で、一番記憶に残っているシーンは?

コ・ス:記憶に残っているシーンは…ドラマ撮影の序盤に中国ロケに行ってきたんですよ。典獄署のシーンの大部分は龍仁(ヨンイン) にあるセットで撮影するんですが、その時は中国まで行って広い砂漠で、大規模な撮影をしたんです。いい思い出になりましたし、本当に楽しかったですね。

―撮影中、面白かったエピソードは?

コ・ス:「オクニョ 運命の女(ひと)」は、典獄署チームや素素樓(ソソル/妓房) チーム、ユン・ヒョンウォンチームに、コン・ジェミョン商団チームなど、撮影チームが少しずつ分かれているんです。その中でも、典獄署チームの俳優陣は撮影中アドリブをすることが多いんですが、他のチームの俳優さんたちは、ドラマの放送を観て、それを知ったみたいなんですよ。
“何で台本にないことをしてるんだ!?”って…(笑)。それに刺激を受けた他チームの俳優さんたちもアドリブをするようになり、演技の競争が始まったんです。ですので撮影現場は、いつも活気に溢れてるなあと感じますね。本当に面白いです。それから、今作は全50話の作品なので、長期に及ぶ撮影を乗り切るためにも、撮影現場で面白いことを探さなければいけないんですよ(笑)。そのため、全員がいい雰囲気を作ろうと頑張っていますね。

―時代劇の巨匠 イ・ビョンフン監督の作品で主役を務める感想は?

コ・ス:私は幼い頃から、イ・ビョンフン監督が演出されたドラマを観て育ったんです。私が幼い頃に観たもので記憶に残っているのは「朝鮮王朝五百年」や「ホジュン-宮廷医官への道-」など…。それ以外にもたくさんの時代劇の演出をされてきた方なので、一緒に撮影現場にいるだけでも勉強になります。歴史や時代劇についてなど、本当にたくさんのことを学ばせていただいています。多くの方が“イ・ビョンフン監督と時代劇を撮ったら、他の時代劇は簡単に感じるようになる”とおっしゃってたんですよ(笑)。でも本当に皆さんがおっしゃるその言葉通り、簡単な現場ではないと思いますね。大変な撮影ではありますが、楽しく頑張ってます。

(C)2016MBC
―「オクニョ 運命の女(ひと)」を楽しみにしている日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。

コ・ス:これからドラマ「オクニョ 運命の女(ひと)」が日本で放送開始されると聞き、本当に感無量です。楽しくご覧になってくださいね。これからも、オクニョ役のチン・セヨンさん、そして私、その他多くの俳優陣をたくさん応援してください! ありがとうございました。

■番組概要
CS衛星劇場
「オクニョ 運命の女(ひと)」
2016年9月23日(金) 放送スタート
話数:全50話(予定)/韓国MBC

演出:イ・ビョンフン「宮廷女官チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」「馬医」、チェ・ジョンギュ「華政(ファジョン)」
脚本:チェ・ワンギュ「ホジュン 宮廷医官への道」「オールイン 運命の愛」「朱蒙(チュモン)」
出演:チン・セヨン、コ・ス、キム・ミスク、チョン・ジュノ、パク・チュミ他
(C)2016MBC

■関連サイト
番組詳細:http://www.eigeki.com/special/hanryu_drama_sengen#oc-d1

記者 : Kstyle編集部