“国民的妹”から“国民的憎まれっ子”まで…韓国の“国民的”スター10人に注目!

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“国民的”という言葉には多くの意味が込められている。幅広い年代の人々から愛されること、ほとんどの人が共感すること、そして知らない人はいても嫌いな人はいないこと。とりわけ厳しい基準が求められていた“国民的”という言葉が、最近になって少しずつ広い意味で使われ始めている。眉をひそめさせる憎まれキャラのチョン・ヒョンムにも、とんでもない“大根役者ぶり”で作品への集中を妨害するロボット チャン・スウォンにも広く使われているのだ。彼らの唯一の共通点は、彼らが今この瞬間、韓国で最も愛されている人々であること。いなければつまらなくて、見えなければ気になり、会えると嬉しい、一つの“国民的”キャラクターになっているため、このような栄えある肩書きを付けることができるのではないだろうか。親しみやすく、本当に“国民的”で、“国民”と共にいてほしい、“国民的”スターに会ってみよう。

「お兄ちゃん」と呼んでください!“国民的妹”Girl's Day ヘリ

ヘリは最初からあのように目立つキャラクターではなかった。人々に強い印象を残した番組はMBC「本物の男」。番組を通じて、訓練の時間なら訓練、食事の時間なら食事、いつも誰よりも頑張っていたヘリは、可愛く思わない人はいるだろうか? 悪くなかったという評価を受けた軍隊での最後の撮影日。ヘリは退所式の途中で誰もが予想しなかった、かの有名な「いいん~」の愛嬌で、韓国の全軍人、全民間人の心の武装を解除させた。番組でなかなか表情を見せなかったターミネーター分隊長も、ヘリの前では白い歯を出して武装解除。「本物の男」でヘリは数多くのCMとバラエティ番組を総なめにし、瞬時に売れっ子となった。先日終了したtvN「応答せよ1988」は、彼女を売れっ子から完成型のスターにしてくれた作品だ。演技の経験は少なかったにもかかわらず、ヘリはドクソンというキャラクターを完璧に表現し、すべての人の心の妹、初恋の人として、全国民をドキドキさせた。この2年間ヘリはデビュー以来最高の時間を過ごした。次世代の“国民的妹”は紛れもなくヘリのものだ。彼女のこれからを、お兄さんになった気持ちで応援したい。

一言コメント:歌、番組、お弁当まで征服したヘリの次の手は?


ヤクザから弁護士まで…“国民的兄貴”パク・ソンウン

映画「新しき世界」が公開されて早3年。しかし、残酷なキャラクターで人々を怯えさせたイ・ジュングは今も生きている。登場するたびに「殺しはしない」「まあ、死ぬのにちょうどいい天気だね」など、強烈で背筋が寒くなるようなセリフで名シーンを作ってきたパク・ソンウン。映画の公開以来、彼の名シーンは様々なバラエティやCMで幾度と無く活用されている。それほど「新しき世界」のイ・ジュングというキャラクターは、パク・ソンウンにとって切っても切れないもう一つの世界だった。このようなヤクザ風のキャラクターは決して崩れないように見えたが、パク・ソンウンは新しいキャラクターで愛され始めた。シャープで冷静な印象の彼が光を放ったキャラクターは法曹人。SBS「リメンバー-息子の戦争」でユ・スンホと共にドラマを率い、視聴者から大きな支持を得たパク・ソンウンは、映画「華麗なるリベンジ」にも登場し、彼の二番目の世界を作り出している。瞬時に浮上した法曹人という新しいケミ(ケミストリー、相性)にイ・ジュングが恋しくなるかもしれない。しかし、大丈夫だ。パク・ソンウンは例のヤクザのような雰囲気でチキンにかぶりつき、チャンポンをすすっているのだから。

一言コメント:これからも様々な活躍をお願いします。


ぜひ結婚してください!“国民的夫婦”キム・スク&ユン・ジョンス

キム・スクとユン・ジョンスが結婚式を挙げる様子を見ることはできるだろうか。JTBC「あなたと一緒に2-最高の愛」で最高のケミを見せているキム・スク&ユン・ジョンスカップル。キム・スクは“家母長”的な姿で、男性だけではなく女性までスククラッシュ(キム・スク+ガールクラッシュ)に陥れた。2015年はとりわけ女性お笑い芸人にとって寒さの厳しい一年だったと言われたが、その中で一人輝いたのはキム・スクだった。ユン・ジョンスも長いブランクを経て、キム・スクと良い呼吸を見せ、多くの人々に番組ではなく本当に結婚してほしいを思わせた。これまで多くの仮想恋愛、結婚番組があったが、現実との隔たりのため懐疑的な視線が多かったのも事実だ。しかし、キム・スクとユン・ジョンスの仲睦まじい姿は、視聴者たちに仮想であることをしばらく忘れさせ、本当に夫婦ではないかと錯覚させるほどだった。また、早まった公約(視聴率7%を超えると本当に結婚する)のため、二人が本当に結婚するのではないかという説まで出ている。既に二人の息が合うことは皆が認めている事実であり、残るは視聴率という数字のみだ。彼らが番組で“国民的夫婦”を超え、本当に夫婦になれるだろうか。私たちはただ彼らを見守ってあげればいい。それが助ける道なのだ。

一言コメント:男は慎ましく振る舞わなきゃ!


もう少し優しくお願いします…“国民的憎まれっ子”チョン・ヒョンム

チョン・ヒョンムに対しては多くの異なる評価がある。絶えず続く突発的な質問や挑発に対して、これまでになかった彼だけの領域を開拓したという評価もあり、彼の言葉が気に食わないという人もいる。確かなのは彼がテレビで発言する言葉が多くの人の間で論争になっている点だ。チョン・ヒョンムは自分でも言った通り、昨年誰よりも多くの番組で司会を務め、そのうちのほとんどを成功に導いた。また、専門家たちが登場するバラエティ番組のトレンドにおいて、出演者たちをさらに際立たせ、番組をスムーズに導いていく能力が最高レベルだと評価される。しかし、冗談半分で言われた彼のキャラクター“国民的非好感”という言葉が、今は少し危険になっているという声が多い。彼の“憎たらしい”イメージのため、自身が一層そのように行動することになると話し、もう一度論争を拡大させたチョン・ヒョンム。生き残るために選択したキャラクターとは言うが、彼は自身の司会の能力をこれまでの番組を通じて十分に証明した。あえて危険な道を歩まなくても十分に素晴らしくこなせることを知ってほしいものだ。今年は穏やかな1年になりますように!

一言コメント:非好感から好感になりますように!


いまや“国民的お兄さん”…俳優ヨ・ジング

明かされていない韓国の数多くのミステリーの一つ。ヨ・ジングは1997年生まれの二十歳(数え年)なのに、なぜすべての女性から“ジング兄さん”と呼ばれるのかだ。「いかさま師 タチャ」「霜花店(サンファジョム)-運命、その愛」などの大作映画に子役として出演したヨ・ジングは、MBC「太陽を抱く月」でキム・スヒョンが務めた王イ・フォンの少年時代を好演し、キム・ユジョンとの切ないシーンで視聴者を“ジング中毒”にさせた。キム・スヒョンが大人になったイ・フォンを演じたにもかかわらず、俳優が変わる瞬間に多くの人が残念だという反応を見せるほどだった。彼が主演を務めた映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」はいつもお兄さんのようだった彼の新しい姿を発見することができた作品。キム・ユンソク、チョ・ジヌンら大先輩たちと、狂気と理性、そしてその中で純粋さまではっきりと見せた彼の演技は、人々から一層成熟したという好評を得た。2016年春、ヨ・ジングは大学に入学し、“お兄さん”ではなく“先輩”になる。あくまでも想像上の生き物だという夢の“先輩”を実際にキャンパスで見ることができるという意味だ。同時に今や完全な大人としての姿を見せてくれる我らが“国民的お兄さん”こと、ヨ・ジング。大人になったヨ・ジングはどんな姿だろうか。多くの女性ファンの関心が集まっている。

一言コメント:憧れの先輩がやってくる!


伝説的なロボット演技の誕生…“国民的ロボット”チャン・スウォン

元祖アイドルSECHSKIES(ジェクスキス)のメンバーで、一時は皆のお兄さんだったチャン・スウォン。今やアイドルスターではなく、俳優としてのイメージで親しまれている。一つ抜けている部分があるとすれば、“ロボット”俳優であること。KBS 2TV「愛と戦争」で「大丈夫ですか? 怪我はしてませんか」というセリフ一つが大ウケし、悲しきニックネームを得てしまった。ニックネームと共に瞬時に第2の全盛期を迎えた彼は、様々なバラエティ番組を通じて、自身のロボット演技を満天下に知らしめた。“大根演技”と言えば、彼のロボットのような演技を思い出すほど、“国民的ロボット”になってしまったチャン・スウォン。彼は最近tvN「俳優学校」に出演した。多くの人々が自身をロボットと認識しているだけに、これからはそんなイメージを破って本当の演技をしてみたいという抱負を明かした。演技学校での生活が平坦ではないことを予告している中、彼が成長した俳優としてさらに期待を集めている理由は、彼を人気者にしたロボットのイメージがそれだけ強烈であるためだ。果たしてチャン・スウォンがロボット俳優ではなく、本物の俳優のタイトルを獲得できるのか、注目したい。

一言コメント:演技が上達したらファンは残念に思うかも。


すくすく育って!…“国民的ベイビー”デハンくん&ミングクくん&マンセくん

“デミンマン”の意味を知っているだろうか? 知らない人は、最近のトレンドについてきていないという証拠だ。デミンマンはKBS 2TV「スーパーマンが帰ってきた」に出演していたソン・イルグクの三つ子、デハンくん、ミングクくん、マンセくんを略した言葉。毎週日曜日の夜、行く先々で笑いのウイルスを拡散させた三つ子だ。父ソン・イルグクがKBS 1TV「チャン・ヨンシル」への出演が確定した時、一番話題になったことの一つが、もう三つ子に会えないのかという不安だった。そんな懸念のため、制作陣まで公式コメントを発表するほど、昨年の三つ子に対する人々の関心は大きいものだった。当時は幸いにもソン・イルグクがドラマを並行することにし、皆が胸をなでおろしたが、いつか別れの瞬間はやってくるもの。先日三つ子の最後の放送があった。皆をテレビの前でママとパパにした、我らが“国民的ベイビー”三つ子との別れの瞬間、視聴者と“恐竜パパ”のスタッフまで涙ぐんだ。しかし、別れがあれば出会いがあるもの。いつか素晴らしく成長したデハンくん、ミングクくん、マンセくんの姿を見ることができるだろう。悲しむのはやめよう。

一言コメント:子どもたちが立派に成長することを願っている。

記者 : キム・ドゥリ、イ・ジオン、チェ・ヒョンビン(インターン)