Vol.2 ― SEVENTEEN「デビュー前は悪質なコメントだけ…こんなに人気が出るとは思いませんでした」

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やはり“スーパールーキー”だ。SEVENTEENは「第25回ソウル歌謡大賞」に続き、「第30回ゴールデンディスクアワード」でも新人賞を受賞する勢いを見せた。非常に上手く行っている。これに対する思いをSEVENTEENに尋ねた。

―新人賞おめでとうございます! ところでスングァンがたくさん泣いていましたね。

スングァン:ひょっとしたら受賞できるかなと思って、受賞の感想をちょっと準備しておいたりもしました。それなのに泣いてしまって、まともに話せませんでした。実際に「SEVENTEEN」と呼ばれると、頭が真っ白になりました。

S.COUPS:頭が(前もって考えていた)受賞の感想を覚えていられませんでした。だから記憶を探って、なんとか話しました。

ウジ:本当に受賞できるとは思いませんでした。だからリーダーが伝えきれなかった感謝している方々の名前に言及しようとしましたが、僕の声が小さかったのか、うまく伝えることができませんでした。

―新人賞を受賞して何をしましたか?

SEVENTEEN:肉を食べました! まだ(高い)牛肉より豚肉の方が口に合いますね。トロフィーをいただいた後は、手に持って写真もたくさん撮って、動画を通じて伝えきれなかった受賞の感想も伝えました。友達みんなからも連絡が来て。本当に満たされました。

―このように成功すると思いましたか?

SEVENTEEN:成功するだろうという考えはありませんでした。ただ単に僕たちの歌を人々にお見せすることができるというのが幸せでした。実際デビューする前は、悪質な書き込みが多かったんですよ。「なぜこんなにたくさん出るのか」「どうして13人なんだ」「(歌の)パートもないだろうね」などの良くない視線がほとんどでした。だから全く期待していませんでした。ただ準備した分だけ全部お見せしようという考えで走ってきましたが、今は皆さんに褒めていただけて、良い言葉をくださるので感謝しています。

―テレビで公開されるステージの他にも、自分たちで撮影したダンス映像も面白かったです。

SEVENTEEN:それは全部、パフォーマンスユニットのメンバーが作ったものです。ファンの皆さんが何が好きなのか研究して、自然に遊んでいる時に浮かんでくる時もありますし、事務室1階のカフェのような空間で、コップで遊んでいる時にアイディアが浮かんだこともあります。僕たちは持って生まれたようです。チームワークも良いです。

―喧嘩することはありませんか?

SEVENTEEN:男同士なのでもちろん対立する時もありますが、チームワークが重要なことは僕らの間でもよく分かっているため、一日に起きた問題やトラブルは、対話の時間を設けて率直に話します。一緒に暮らし始めて3~4年になるので、見ただけでもどんなことが起こったのか気づきます。

―皆さん練習生生活が長かったですよね。だからデビュー後にどうなるのか不安な感じもあったと思います。

SEVENTEEN:僕らのアルバム収録曲のうち、「SHINING DIAMOND」という曲が僕らの気持ちを込めた曲でした。「土に埋もれていた日を地上に引き上げろ」という歌詞が突然思い浮かびますね。実際、すごく心配になったりもしました。すると、さらに頑張るようになったんです。責任感を持つようになりました。

―ジュンは本当にSUPER JUNIORのヒチョルに似てますね。

SEVENTEEN:ありがとうございます! 実際に活動当時、ヒチョル先輩に直接お会いしたことがあるんですが、僕を見て「あ、僕と本当に同じような顔だね!」とおっしゃいました。初めは僕もよく分からなかったのですが、実際にお会いしてびっくりしました。

―宿舎での共同生活はどうですか? ルームメートは決まっていますか?

SEVENTEEN:リビングで皆一緒に集まって寝る時もありますし、特に決まっていることはないです。3~4年間、MT(メンバーシップトレーニング、親睦を深めるため仲間内で出かける小規模旅行)に行ってるようです。もう宿舎が家のようです。それじゃだめなのに、かえって家が不便なほどです。最近とても忙しくて、家が引っ越ししたのに行くこともできなかったメンバーもいます。それでも忙しいのは幸せなことです。デビュー前は「忙しかったら嬉しい」といつも考えていたからです。

―SEVENTEENはデビューアルバムから自分たちが曲の制作に参加したそうですが、驚きました。

SEVENTEEN:本来は“自主制作アイドル”というコンセプトではありませんでした。単に休まずに、ちょっとずつ曲を書いているだけでした。僕たちも初めは他のグループのように、有名作曲家の方々の素敵な曲をいただいて活動する予定でしたが、ここまで来ました。作った曲を代表に聞かせたら「君たちのカラーが見えるようだ。1週間で曲を書いて来て」と宿題を渡されました。それでメンバー同士で相談し合って、3~4曲を作ってみると、SEVENTEENだけのコンセプトが完成しました。本当に満足しています。

―作曲・作詞はどんな方法でするんですか?

SEVENTEEN:僕らの方向性について、会議をたくさんします。どんな音楽をすると皆が楽しく思って、好きになってもらえるのか悩みます。共感を生み出すために、同じ年頃の友達を理解しようと努力しています。作詞のような場合には、自分の話でなくSEVENTEEN全体の話を入れます。「ファンたちにこのような歌詞で近づいた時はどのように受け入れてもらえるだろうか?」ということも考えて、少年の心、青春、情熱、エネルギーを歌詞に入れようとしています。

―まもなくコンサートが開かれるそうですね。少しだけネタバレ情報を。

SEVENTEEN:この前のコンサートの時は、パフォーマンス、ヒップホップ、ボーカルデーが別々に分かれていましたが、それを残念に思うファンが多かったです。だから今回は、その日お見せした最も充実した公演をさらに準備してみました。さらに未公開曲も披露する予定です。メンバーごとにソロパフォーマンスもあって、自分たちでメイキングをしました。コントもあって笑わせて、多彩な舞台をたくさん準備しました。ご期待ください!

記者 : チョン・ウォン、写真 : キム・ソンジン