キム・ギドク監督、中国進出へ…中国映画「無神」のメガホンを取る

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写真=マイデイリー DB
キム・ギドク監督が中国に進出し、映画の演出を務める。

中国の現地メディアである京華時報、信息時報などは24日、キム・ギドク監督(55)が23日に中国・北京で記者会見を開催し、今後中国で映画「無神」のメガホンを取ることになったと報じた。

「無神」はアジア古代王国の宗教を巡る戦争と愛を描く映画となる予定であり、キム監督が演出の他に、出演する可能性もあると現地メディアが伝えた。制作は浙江省の嘉視年華影視(JSNHフィルム)が担当する。

キム・ギドク監督はこの映画に対して「シナリオが韓国、中国、日本などで10年間にわたって完成された。人間と空間と時間に関する秘められたストーリーを観客たちにお見せしたい」と明かした。

続けてキム・ギドク監督は「僕が初めて見た中国映画がチャン・イーモウ(張芸謀)監督の『紅いコーリャン』だったと思う。今まで中国の若い監督たちから多くのことを学んだ。ジャ・ジャンクー(賈樟柯)、ロウ・イエ(婁燁)、ルー・チューアン(陸川)、ワン・シャオシュアイ(王小帥)、ロー・チーリョン(羅志良)などが好きだ」と話した。

キャスティングしたい中国女優に対する質問にキム監督は「まずコン・リー(鞏俐)とチャン・ツィイー(章子怡)が一番頭に浮かぶ。しかし彼女らが先に出演したいと言わないと一緒に仕事をすることはできないだろう」と話し、現場の人たちを笑わせた。

この日の記者会見には中国の同制作会社から制作支援を受ける「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」のチン・シウトン(程小東)監督も出席してキム監督との友情を誇示した。

キム監督は記者会見で「僕が映画監督になる前にすでにチン・シウトン監督の『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』と『スウォーズマン 剣士列伝』を見た。とても素晴らしい武術映画監督だと思った」とチン・シウトン監督を褒め称えた。

記者 : イ・ヨンウク