女心を揺らすのは男性だけではない!強烈な魅力の女性スターたちを分析

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最近ガールクラッシュが話題となっている。ガールクラッシュ(girl crush)を直訳すると「女子が女子から衝撃を受ける」という意味だ。女子が同じ女子に憧れや所有欲を感じる妙な感情といえるだろう。男子たちがウォンビン、チャン・ドンゴンを“男神”と呼び、サッカー選手のリオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに憧れることと似ている。もはや女の敵は女という言葉は古くなった。“女心”を揺らす女性スターたちを集めてみた。

キム・ヒョナ Instagram

4Minute キム・ヒョナ 1992年6月6日(歌手)

「見込みのある木は双葉の時から見分けがつく」という韓国のことわざがある。15歳のWonder Girlsの頃から人形のような外見と色気たっぷりのパフォーマンスで一気に注目を浴びたキム・ヒョナ。Wonder Girlsを脱退してから4Minute、ユニットのTrouble Maker、ソロ活動を通じて自身ならではの独自のセクシーコンセプトを維持している彼女のステージを見ていると“骨の髄から芸能人”なのではないかと思う。特に小さい体でも休むことなく動かすパワフルなダンスと“狂った眼差し”は現存するガールズグループの中で一番だ。清純だったり、可愛いイメージで男性ファンを刺激する他のガールズグループとは違い、自身にぴったりの“気の強いお姉さん”コンセプトで地道に女性ファンを確保したキム・ヒョナ。キャッツアイのような“キム・ヒョナカラーレンズ”と、まぶたをシャドウで埋め尽くした“キム・ヒョナメイク”は毎回話題を集め、“気の強いお姉さん”になりたい女子たちの憧れの人に位置づけられた。

ガールクラッシュの鑑賞のポイント カメラを飲み込みそうな4Minuteの「Crazy」のステージ

MBC「本物の男」キャプチャー

f(x)のエンバ 1992年9月18日(歌手)

デビュー初期から短い髪にこだわり、中性的な外見とシャープなイメージでしっかりと女性ファンを確保したf(x)のエンバ。未熟な韓国語の実力のため、デビュー初期の頃あらゆるバラエティ番組に出演したにもかかわらず、あまり注目されなかった。しかし、隠していたエンバの魅力のポテンシャルはMBC「本物の男」女軍特集2で発揮された。入所初日から“G.Iエンバ”とのあだ名まで得るほど各個戦闘で猛活躍する一方、男にも難しい正しい姿勢で腕立てを42個もした彼女。歌手にならなかったら女軍を勧めたいと思わせるエンバの体力と精神力は、男たちも感心するほどだ。しかし、どんでん返しはあった。ただ腕白小僧のようだった彼女が、カッコイイ声の教官の登場に、シャイな少女のようにはにかむ姿を見せたのだ。それだけでなく、良家のお嬢さんのような針仕事の実力で二重の魅力を見せたエンバ。剥いても剥いても新しい皮が出る玉ねぎのような彼女の無限の魅力はどこまでだろうか。

ガールクラッシュの鑑賞のポイント MBC「本物の男:女軍特集2」

カン・ソラ Instagram

カン・ソラ 1990年2月18日(女優)

映画「サニー 永遠の仲間たち」のヒロインカン・ソラ。キム・ボソン顔負けの義理女で、弱者には優しく、不義を見ると我慢できないチュナを演じた彼女は、公開当時女性観客から人気を集めた。言葉よりは拳が先に動き、勉強とは離れていても、タバコとボンドは絶対吸わない義理堅い(?)“チャン”(学校の不良たちのトップ)を完璧に演じたカン・ソラ。「アットスタイル」2月号のインタビューで、映画「サニー 永遠の仲間たち」以来急激に増えたファンの98%が女性ファンと明かした彼女は、チュナよりももっと気さくな実際の性格で、スタッフたちを驚かせたこともある。公開から4年が経ったにもかかわらず、未だに「サニー 永遠の仲間たち」に出演したメンバーと固い友情を維持する姿もまた、多くの女性ファンを微笑ませるポイントだ。

ガールクラッシュの鑑賞のポイント 女子たちの熱い友情を盛り込んだ映画「サニー 永遠の仲間たち」

CL Instagram

2NE1のCL 1991年2月26日(歌手)

しっかりしたライブの実力とカリスマ性あふれるステージでのパフォーマンスで、自ずと「カッコイイ」と言ってしまう2NE1のCL。そのせいかとりわけ女性ファンが多い。男を刺激する人形のような外見、パステルカラーの衣装、清純・セクシーコンセプトから逃れ「私が一番イケてる」「悪い子」のような曲で自身の路線を明確にしたためだ。また、韓国社会に蔓延した外見至上主義を批判するかのように「整形はしたいとも思っておらず、これからもする計画がない」と述べ高い自尊心をアピールした。流暢な外国語の実力とラップ、ボーカル、ダンスまで何でもできるCLは、3月アメリカの時事週刊誌「TIME」が選定した「2015世界でもっとも影響力のある100人」の候補に挙げられ、韓国だけでなく、海外でも注目を浴びている。堂々とした態度と、本業に充実したCL。多くの女性に刺激となっていることを彼女本人は知っているだろうか。

ガールクラッシュ鑑賞のポイント 低くなった自尊心を高めてくれる2NE1の「私が一番イケてる」「UGLY」「悪い子」のMV

クリスタル Instagram

f(x) クリスタル 1994年10月24日(歌手)

氷姫を連想させる冷たい外見、シックな雰囲気のf(x)のクリスタル。あまり笑わない高慢にも見える表情のせいで態度が問題になったこともあるが、人々はそのような彼女に人を引きつける妙な魅了があると評価する。しかし、多くの女性ファンがクリスタルに熱狂する理由は別にある。真似したい“クリスタルの私服ファッション”のためだ。高くはない身長でも、プロのモデルのように衣装を着こなし視線を引きつける。特に“スキニーフェッチ”とのあだ名までつけられるほど、スキニーファッションに定評のあるクリスタルは、デビュー初期から現在まで太ることなくスリムなスタイルと11字の腹筋を維持し、女の子たちのダイエットの意欲を刺激している。

ガールクラッシュの鑑賞のポイント クリスタルの空港ファッション

Mnet「UNPRETTY RAP STAR」キャプチャー

Jessi 1988年12月17日(歌手)

代替できないカリスマ性とハスキーなボイス、“ピー”音が連発する英語の悪口までカッコイイ、Mnet「UNPRETTY RAP STAR」の“強いガール”Jessi。過去Uptownの5thアルバムの客員ボーカルだったジェシカH.Oの頃から現在まで、彼女のイメージは強いふりではなく、リアルに“強い”お姉さんだ。「UNPRETTY RAP STAR」で今まで見せた恐ろしいラップのディス戦、ほかの参加者に対するあざ笑う視線、言いたいことは言う彼女の度胸が女性ファンに快感を与えた。同番組を見るとストレスが解消されるといわれるほどだ。“ヒップホップ駆け引き女”の女子高生ラッパーのユク・ジダムさえJessiをお母さんと呼びながら“良い子”になってしまったほどだ。また、放送前から話題になった浅黒い肌とファンタスティックなボディライン、そして差し支えなく吐き出すラップの実力は韓国のリアーナと呼んでもいいだろう。

ガールクラッシュ鑑賞のポイント 「UNPRETTY RAP STAR」1回戦で脱落した後に見せた怒りのラップ

Cheetah Instagram

Cheetah 1990年5月25日(歌手)

「UNPRETTY RAP STAR」が生み出した実力派のラッパーのCheetah。黒い髪とショートカット、スモーキーなアイメイク、そして真っ赤なリップスティックの彼女は、初登場から圧倒的な存在感をアピールした。続いて、食いちぎるようなラップと歌詞でほかのラッパーたちをおさえ、マイクとビートだけで観客をつかむCheetahの魅力は、それこそ想像を絶する。特にAOAのジミンが2人のスタイリストと一緒にステージを準備するときに「ほかの人にしてもらうのは物足りない」と言いながら一人でメイクをしていたCheetahの堂々とした姿は、尊敬を超え誇らしいとさえ感じる。8人の女性ラッパーたちの火花散らす張り合いの中でも、揺れることなく自身の力量を最大に引き上げたCheetahは結局「UNPRETTY RAP STAR」の最終優勝者となった。

ガールクラッシュ鑑賞のポイント「UNPRETTY RAP STAR」第7話のセミファイナルステージのうちCheetahのComa07

記者 : キム・ソジョン、エディター キム・ソジョン : キム・ソジョン