“11年ぶりのカムバック”Jinusean、1990年代の感性をもう一度(総合)

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写真=チョン・ソンイ
ヒップホップデュオJinusean(ジヌション)が戻ってきた。正統派ヒップホップの重さを少し軽くした“ニューディスコ”ジャンルだ。11年ぶりに帰ってきただけに、人々により親近感を与えようという戦略だ。それと共に「Tell Me」で大衆音楽の復興期を導いた1997年の雰囲気をもう一度復活させるという抱負である。

Jinuseanは15日、ソウル市中(チュン)区BANYAN TREE CLUB&SPA SEOULでニューシングル「TELL ME ONE MORE TIME」の発売を記念する記者会見を開き、本格的な活動の開始を知らせた。

最初の挨拶から愉快だった。Jinuseanは懇談会で「YG ENTERTAINMENT(以下YG)から出たグローバル新人グループJinuseanです」と面白い挨拶を伝えた。続けて「11年ぶりに皆様の前に立ってワクワクしてる。これから精力的に活動する予定だ」と話した。

さらに「懐かしい。11年ぶりにYGの月末評価で合格し、カムバックできた」と冗談を言い、雰囲気を盛り上げた。

Jinuseanの新曲「TELL ME ONE MORE TIME」は現在、各種音楽配信チャートで1位を総なめにしている状況だ。これに対し、SEANは「慣れない感じだ。Jinuseanが最後のアルバムを出したときはデジタルシングル市場がなかった。僕たちには初めてのデジタルシングル。音楽も初めてダウンロードして聞く。新しい媒体を通じて聞くことが不思議な感じだ。1位になること自体、さらに胸を熱くした」と感想を伝えた。

短くない時間だった。11年間、Jinuseanはどのように過ごしていたのだろうか。2人はYGの取締役として後輩たちの活動を支援してきた。その中で二人は、再び歌手としてステージに立つことを希望していたのだろうか。SEANは「11年間カムバックについて考えてきたし、準備してきた。もうそういう考えを捨てなければならないと思った時期にMBC『無限に挑戦』の『土曜日、土曜日は歌手だ』特集に出てカムバックできたと思う」と話した。

引き続き「ヤン・ヒョンソク兄さんも『土曜日、土曜日は歌手だ』のステージを見ながら懐かしかったと思う。直ちにEPIK HIGHのTABLOなど、何人かの作曲家にJinuseanの曲を作ってみろと言った。楽しい音楽が出れば良いと言ったし、それで『TELL ME ONE MORE TIME』が生まれた」とビハインドストーリーを伝えた。

Jinuseanは今回の新曲を引っ下げて精力的に活動する計画だ。それと共に海外進出も計画している。SEANは「YG ENTERTAINMENTは海外に進出できるプラットホームやインフラの構築がよくできている」とし「海外進出を確信している」と話した。

Jinuseanは今年アルバムを公開するプランも練っていた。JINUは「TEDDYとPSY(サイ)、TABLOなどに曲を任せた。数人のプロデューサーが熱心に曲を作っている状況だ。今年中にアルバムを発売することができるのではないかと思う」と答えた。

今回のJinuseanの「TELL ME ONE MORE TIME」は約11年ぶりにリリースする新曲だ。ファンキーで独特のシンセサウンドと楽しいドラムビートが際立つ楽曲で、離れていった恋人がまた戻ってくることを願う切ない歌詞とセンス溢れるライム(韻)が際立つ楽曲だ。シンプルで懐かしい1990年代の感性を込めたメロディは誰もが簡単に歌えるクセになるメロディだ。

作詞、作曲に参加したTABLOはこの曲を“ニューディスコ”と紹介した。1990年代の郷愁が盛り込まれた、誰もが気楽に楽しめるダンスナンバーだという。

この曲には「K-POPスター3」でソウルフルなボーカルで視聴者の心を掴んだYG所属の練習生チャン・ハンナがフィーチャリングに参加し、特有の魅力的で訴えるような声で完成度を高めた。

Jinuseanは同日午前0時に「TELL ME ONE MORE TIME」を公開し、各種音楽配信サイトで1位を総なめにしている。

記者 : チョン・ジュンヌァ