Apink ユン・ボミ「オランウータンの真似、自制しろと言われたけれど…」

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早朝と疲れがちな夕方。隠しておきたいユン・ボミだけの美肌作りのコツは?

一様に美しくてセクシーな、無数のガールズグループのメンバーの中でApinkのユン・ボミ(21)は壊れる演技を恐れなかった。Apinkのチョン・ウンジとソン・ナウンが“演技アイドル”としてドラマで活躍しているとき、彼女はオランウータンの真似、ものすごいモッパン(食べる番組)、コミカルなダンスなど、身を惜しまない闘魂で数々のバラエティ番組を独占した。ユン・ボミは番組で見た通り愉快でハツラツとしており、見るだけで気持ち良くなる、エネルギーに満ち溢れた人だった。

―今年はApink初の単独コンサート、日本ファンミーティング、MBC「本物の男」への出演まで、本当に忙しかったと思います。

ユン・ボミ:色々なスケジュールで忙しかったのですが、今年はやりがいのある一年として記憶に残ると思います。初の単独コンサート、日本での初めてのファンミーティング、軍隊まで、この全てが私にとっては新しい挑戦で、意義深い時間でした。

―コンサートで水準級のポールダンスを披露し、たくさんのファンを驚かせました。

ユン・ボミ:コンサートでお見せする前に運動を兼ねてポールダンス学院に通いました。最初はポールダンスそのものが少し色気があると思いましたが、実際に踊る方々を見たら本当に素敵だったし、皆ボディラインがとても綺麗でした。それで、その場で登録しました。実は、私はいくら痩せても腰のラインが目立たなくて悩んでいましたが、ポールダンスをしながら腰のラインが少し綺麗になりました。

―「本物の男」のメンバーたちもコンサートを観覧しました。皆義理堅いですね。

ユン・ボミ:姉さんたちと親しくなったのも事実ですが、言葉で表現できない強い絆ができたと思います。家族になった気分でしょうか。実は、私はスケジュールのせいで「本物の男」の撮影後、皆で集まった際に行けませんでしたが、姉さんたちがコンサートまで来てくれて本当に感動しました。また、キム・ジヨン姉さんは母のように宿舎にキムチを送って下さったし、イ・ダヒ姉さんは化粧品を送ってくださいました。番組が終わった後も姉さんたちがとてもよく面倒を見てくださり、本当に感謝しています。

―特にf(x)のエンバと仲良くなったようです。

ユン・ボミ:そうです。以前はエンバ姉さんとはお互いに挨拶をするだけで話したことはなかったのですが、「本物の男」以来とても仲良くなりました。姉さんと会うととても気楽です。友達のように私とよく遊んでくれるし、全て面倒を見てくれます。また、実際に姉さんは性格も良くて頼もしいタイプで私が頼る部分もあります。

―「本物の男」を撮影しながら熱い戦友愛を感じた瞬間がありましたか?

ユン・ボミ:枚挙に暇がないほどです。私は些細な瞬間がまだ記憶に残っています。例えば、私が靴下を履かなければならないのにちゃんと履けなくておどおどしているとき、誰かが静かに近づいてきて手伝ってくれたり、髪が乱れらたら後ろに来て直してくれたりしました。そのときたくさん感じたと思います。

―練習生時代、歌手G.NAと苦楽を共にした仲で普段からも親しいと聞きました。「本物の男」シーズン1に出演したG.NAに教わった軍隊生活に有用なチップはありませんでしたか?

ユン・ボミ:BTOBのソンジェとG.NA姉さんにアドバイスを求めましたが、2人とも同じことを言ってくれました。「荷物は省いてケニョム(健全な常識)や精神を持っていけ」ということでした。最初はどういう意味なのか分かりませんでしたが、着くや否や分かりました(笑)

―「本物の男」を見たら出演者らがたくさん泣いていました。実際に感情が込み上げてくるようです。現場の雰囲気はどうでしたか。

ユン・ボミ:実は、私は自信が少し足りない方ですが、軍隊は自信がないと大変なところでした。いつも声を大きく出さなければならないし、覇気もなくてはなりません。誰かがそばで「そう、あなたならできる」と言ってくれるだけで感情が込み上げてきて涙が出ます。一番悲しかったときは、やはり両親のことだと思います。普段両親によく連絡する方でもないのに、軍隊では両親のことをたくさん思い出しました。両親に手紙を書く時間は私が一番たくさん泣いたと思います。今でもそのときを考えれば悲しいです。

―軍隊に行ってきた後、一番変わったことは何ですか?

ユン・ボミ:初めて宿舎に来たときはメンバーたちが芸能人みたいに見えて不思議でした。「なんでうちに芸能人たちが寝ているだろう?」という感じでした(笑) また、変わったのは朝自然と早起きします。私はよく寝る方ですが、また横になっても眠れません。

―「本物の男」を撮影しながら、大変だったことと良かったことを話してください。

ユン・ボミ:一番良かったことは芸能界で生活しながら余計な考えや悩みなどが多かったのですが、軍隊で規則正しい生活をして仕事に縛られなくなったので精神力が強くなり、心理的に癒されたことです。大変だったのは、私がメンバーのうち末っ子で運動も好きでうまくできると思いましたが、イ・ジエ姉さん、パク・ハソン姉さん、エンバ姉さん、みんな上手なのに私はそうでもなくて、それが少し悔しかったです。もっと頑張れたはずなのに、体力が足りなくて残念でした。

―副士官志願書の趣味を書く欄に「食べること」と書くほど食べ物への愛情が格別なようです。食べ物に関する自身だけの価値観はありますか?

ユン・ボミ:私は本当にお腹が空いたときに食べるものが一番おいしいものだと思っています。それで、美味しいものを食べるときはなるべく空腹で行きます。食べ物の前でいつも最善を尽くします。

―食べ物も好きなのに体形管理もしなければならないので大変でしょう。

ユン・ボミ:普段、私はカムバックする2ヶ月前から食事を減らしてダイエットを始めます。ある方は365日、毎日ダイエットすると言われますが、そうするとストレスが溜まるでしょう。私はカムバック前に熱心に体重を減らしたので、活動中はたくさん食べます。

―それだと1年に何回も体重が変わるでしょう。

ユン・ボミ:そうです。しかし、私よりファンの方々が私の体重の変化を正確にご存知です。それで、活動前にSNSや記事に私のぽっちゃりした姿が写った写真が出ると、ファンの方々が「Apinkのカムバック、まだ先だね」と判断されます。実際、それが事実ですし(笑)



―普段、肌の管理はどうしていますか?

ユン・ボミ:私は保湿にとても気を使う方です。いつも化粧水スプレーを持ち歩きながら水分が足りないと感じる度にふりかけます。寝る前はシートマスクで足りない水分を補います。

―テコンドー公認3段という独特な経歴を持っています。

ユン・ボミ:私と姉さん、弟の3人は幼い頃からテコンドーを習っていました。私は幼稚園の頃から8年ほど通いましたし。テコンドーを習ったためか、汗を流して運動することが好きです。それで、いつも父親とバドミントンをしたり、弟とサッカーをしたり、マネージャーの兄さんたちと卓球をしながら遊びます。

―番組やSNSで見せる突飛な表情とポーズが面白いです。顔と身体を自由によく使うようです。

ユン・ボミ:ご覧になった姿は私が普段からよく見せる表情やポーズです。もともと活動的ですが、遠慮する性格ではないので、誰かに言われたらすぐやります。やってから雰囲気が良くなると私まで気分が良くなって嬉しいです。でも、実は以前はもっとうまくできたのに、この頃はうまくできません。メンバーたちも私が何をしてももう笑ってくれませんし。あきれたのかな?(笑)

―所属事務所やファンが止めたりしませんか?

ユン・ボミ:初めにオランウータンの真似をしたときは、イメージに合わないので自制しろと言われました。しかし、ある日道を歩いていたところ、人々が「オランウータン姉さんだ」「オランウータンだ」と言いながら私が誰か分かってくれました。それで気分が良くなって、他の番組でもやることになりました。ファンの方々の反応は半々です。「ボミ、可愛い」とおっしゃる方もいらっしゃるし「駄目、ボミ。今回のものはひどすぎる」と指摘してくださる方々もいらっしゃいます。

―普通ガールズグループのメンバーはきれいに見せたり、セクシーに見せようとしますが、Apinkは逆に壊れた演技やコミカルな姿を見せようとするようです。

ユン・ボミ:メンバーらが本当にそうだと思います。Apinkはステージでは妖精のイメージですが、実際にメンバーの性格は猫かぶりではなく、気さくです。それで、バラエティ番組では皆本来の性格が表れるようです。わざと笑わせようとしなくても面白い状況が出てきます。なので、皆で一緒にできるリアリティ番組に本当に出演したいです。

―宿舎生活が長くなれば、メンバーらが喧嘩することもあると思います。

ユン・ボミ:今まで一度も喧嘩したことがありません。私たちはいつもたくさん話し合う方です。もし少し気分が悪くなったり、言いたいことがあれば、ひとまず話そうと提案します。たくさん話すので、喧嘩するよりはお互いを理解するためにたくさん努力するようです。

―Apinkのチームワークの秘訣を一つだけ聞かせてください。

ユン・ボミ:尊敬語です。デビューして4年目ですが、今でも私たちは尊敬語を使います。もっと仲良くなってため口を使ってもいいのですが、必ず尊敬語を使うことにしています。尊敬語を使ってお互いにもっと尊重するようになりました。

―デビューしてからずっと、Apinkは露出衣装を避けてきたと思います。

ユン・ボミ:私たちのファンの方がもっと保守的で、少しでも服が短くなれば短すぎると抗議されます。それで、私やメンバーたちは短い服を着るととてもぎこちないです。以前は袖なしを着るだけで「ああ、どうしよう」と恥ずかしかったのですが、最近ではグラビアやジャケット撮影も多くて、以前よりは短い服を着ても大丈夫です。

―Apinkの人気の秘訣は何だと思いますか?

ユン・ボミ:親近感? 私たちを見れば「うわ~芸能人だ」という感じよりも、隣りの妹や姉さんのように身近な感じで好いてくださっていると思います。ファンカフェにコメントを書いてファンの方々と親しくなるために努力しています。長いファンの方々は会えば友達のように「会いたかった」「少し疎遠になってたね」などと言いながら冗談をいったりします。

―ファンたちが“パボミ(バカ+ボミ)”“ホグ(無邪気で利用しやすい人)ボミ”と呼んでいました。

ユン・ボミ:私はメンバーからいたずらされる方ですが、毎日やられっぱなしでファンの方々が“パボミ”と呼んでくださいました。私が見てもさんざんいたずらされています。

―呼ばれたいニックネームはありますか?

ユン・ボミ:“クィシンボミ”です。可愛い女神ボミ(笑)



エディター:キム・ドゥリ、インタビュー:キム・ソジョン、フォトグラファー:キム・ウェミル(青年写真館)、ビハインドカット:フォトグラファーアン・ソンフ、スタイリスト:チョン・ユンギョン、ヘア:キム・トギョン(カンホ The Red Carpet)、メイクアップ:ファン・ソナ(カンホ The Red Carpet)

記者 : キム・ソジョン