B級、サラリーマン、オタク…コンセプトが功を奏したアイドルBEST5

OSEN |

韓国の音楽番組を見れば次から次へと登場する数多くのアイドルたち。最近は男女問わず、アイドル歌手が本当に多い。タフな男をコンセプトにしたボーイズグループやセクシーなガールズグループなど、流行に乗るグループがある一方、ニッチ市場を狙うグループも最近は少なくない。

腹筋を見せれば「モムチャン(鍛えあげられたボディ)アイドル」「野獣アイドル」、爽やかでハツラツとしたイメージは「彼氏アイドル」、バラエティに出演すれば「バラエティアイドル」、演技をすれば「演技アイドル」など、ニックネームは簡単につけられるが、その中でも「コンセプトアイドル」というものがあるのをご存知だろうか? その名の通り、コンセプトで特化されたアイドルのことを言う。他のグループとは違う道を歩むユニークなグループ5組を主観的な基準で選んでみた。

ヴァンパイアからサイボーグまで…コンセプトアイドルといえばVIXX

コンセプトアイドルを自称するボーイズグループVIXX。彼らは新曲を出すたびに独特で多様なイメージを披露し、注目を浴びている。「hyde」ではジキル博士とハイド氏、「傷つく準備ができている」はヴァンパイア、「VOODOO DOLL」では呪いの人形、「Error」ではサイボーグなど、これまで見せてきたコンセプトでもカムバックするたびにファンたちを驚かせた。VIXXは容姿だけでなく、ダンスもMVもコンセプトに合わせてがらりと変えてきた。2月24日に再びカムバックするVIXX。予告イメージではごく普通の姿だったが、今回のコンセプトは何になるのか楽しみだ。


B級が強み…ORANGE CARAMEL

AFTERSCHOOLのユニットグループORANGE CARAMELも大胆なコンセプトで結成したばかりの頃から話題を呼び続けている。「魔法少女」「アイン♡」「上海ロマンス」「LIPSTICK」 、いずれの曲もB級のラブソングだが、一度聴くと中毒になる妙な魅力がある。美しい顔や美脚を誇るAFTERSCHOOLではセクシーな魅力をアピールするリジ、ナナ、レイナが、ORANGE CARAMELでは可愛く変身する。昨年の「CATALLENA」や「私のようにしてみて」まで、ステージの上でも絶えず変身する3人の魅力は本当に素晴らしい。リジは最近「簡単な女じゃありません」でトロット(韓国の演歌)ジャンルのソロ曲を披露するなど、大胆なコンセプトで再びコンセプトアイドルの魅力をアピールしている。


幅広い年代と共感せよ…サラリーマンアイドルSunnyHill

一方、SunnyHillは最近サラリーマンやOLたちが共感できる曲で「サラリーマンアイドル」というニックネームを獲得した。SunnyHillの1stフルアルバム「Sunny Blues」はパートAとBに分かれ、月曜病(ブルー マンデー)と学生時代を思い出させる曲にタイトル曲を決めた。歌詞はサラリーマンの気持ちを表現する内容になっている。「今日に限って通勤の道は本当に寒い。前だけ見て突っ走ってきた時間。今年の夏は休みも取れなかったね。これは私が願っていた人生ではないのに」… 聞いた人々は涙が出てしまうほどだ。特に、昨年の活動時はオフィスルックでステージに上がり「サラリーマンアイドル」となった。


ガールズグループだからかわいくて当然?…オタクアイドル、Berry Good


キュート、ラブリーなイメージはガールズグループに広く使われているが、これを「オタクアイドル」に昇華させたガールズグループがいる。Berry Goodだ。彼女たちはまるでマンガから飛び出してきたような可愛らしいグループだが、ステージ衣装も単純に可愛かったり華やかだったりするだけでなく、妖精のようだ。爽やかな笑顔もチャームポイント。この魅力に惹かれて多くの男性ファンがカメラを持って駆けつけ、オタク化しているという。最近、Berry Goodのファンミーティングでは、このようなファンたちが集まり、イベントのフォトウォールの取材陣のように長蛇の列をなしたという。


これくらいの変人ぶりは必要…パ・パ・CRAYON POP


コンセプトアイドルという名前を掲げてはいないが、CRAYON POPなくしては語れない。CRAYON POPはスパンデックスの衣装を着て「DANCING QUEEN」でデビューし、ヘルメットをかぶり「パパパ」の直列5気筒ダンスを踊り、ゴム靴を穿いて「オイ(Uh-ee)」を踊った。このコンセプトは誰もが真似できるものではないと思ったが、ヒットした「パパパ」は数々の番組でヘルメットをかぶってパロディされた。CRAYON POPの双子メンバーのチョアとウェイは昨年双子ユニットイチゴミルクで活動し、さらにキュートなコンセプトで注目を浴びた。CRAYON POPは現在カムバックを準備しているという。今度はどのような姿に変身するか楽しみだ。

記者 : キム・サラ