歌手イ・ファニの飽くなき挑戦…“少女時代脱落メンバー”が“ソロ歌手”として認められるその日まで

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写真=Worthyエンターテインメント
2012年4月「秘密」、2013年1月「モンロース・ヒル」、2013年12月「Tonight」、そして2014年10月「アクション」。2年間しっかりと準備を続け、完成するたびにアルバムを発売してきた。それにもかかわらず、未だに“少女時代を脱落したメンバー”という印象が強い。しかし、このまま止まることはできない。ソロ歌手イ・ファニとして認められるその日が来るまで。


転んでも、悔しくても、立ち上がるイ・ファニ

アルバムを出したからといって、すべてのことが円滑に進むわけではない。歌手はあまりにも多く、競争が激しい。音楽番組の出演も激しい競争を勝ち抜かなければならない。確かに新曲に対する反応はあるものの、それ以上の人気を博すことは簡単ではない。大衆の選択を受ける歌手という職業は仕方ないと思う。

活動していなかった期間、事務所ではガールズグループの結成も準備していた。しかし計画は白紙となり、私は再び傷ついた。昔も今も結局、私はグループではなく、ソロでしかできないんだ(笑) 力を出してソロアルバムを再び準備した。

時間が経つほど確かに反応が良くなった。だから、表情が良くなったともよく言われている。どうも私自身がウキウキとやっているから、それが自然と表情にも出ているようだ(笑) ミュージックビデオの再生回数も伸び、ファンが作ったSNSアカウントもできた。海外のファンも反応を見せてくれる。そのたびに力が湧く。

デビューした後も私は毎日歌とダンスを練習している。その間に運動にも集中する。いつでも呼ばれればすぐに準備できている状態をお見せしたいからだ。状況は決して簡単じゃないけれど、事務所の代表とお互いを信頼しながらやっている。信頼が壊れない理由でもある。私の夢を叶えるために諦めずにサポートしてくれる代表に感謝している。


韓国でも中国でも頑張るイ・ファニ

その間、中国からラブコールがあった。大きな舞台に立つチャンスだった。お金だけを目的に中国に行くわけじゃない。歌手イ・ファニのステージを求めるところならいつでも駆けつける準備ができている。以前SMエンターテインメントの練習生として中国に語学研修に行ったことがある。その当時、初めて中国語を学んだ。今後本格的に勉強するつもりだ。

少女時代としてデビューを準備していた時から親しくしているソヒョンとは、今も一番仲が良い。最近もよく連絡をとって会っている。ソヒョンは心から私のことを心配してくれる。運動が得意な私に、歌手になる代わりに特技を生かしてみればどうかとも言ってくれた。ソヒョンの気持ちを知っているからもっとありがたい。いつも私のことをすごく思ってくれている。

12月中には今までにリリースした曲の中国語バージョンを出す予定だ。同時に韓国ドラマのOST(劇中歌)も歌う。そして、予定されている中国でのスケジュールもこなす。韓国と中国の活動、どちらも逃したくない。欲を出してしっかりとこなしたい。

2002年に練習生生活を始め、2012年にデビューした。小さい少女だった私があっという間に24歳になった。しかし年齢のせいで不安になったり、萎縮することはない。実力を認められ、人気を得るのは年齢とは関係ないと思う。あるファンが「信じて待ってる。自分の行きたい道に進んでほしい」と応援してくれた。彼らからもらった勇気を必ずお返ししたい。

記者 : キム・イェナ