ペ・ソル将軍の子孫、映画「バトル・オーシャン/海上決戦」無料上映中止の請願を国防部に申請

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写真=CJエンターテインメント
ペ・ソル(裵楔、1551~1599)将軍の子孫たちが、軍部隊に映画「バトル・オーシャン/海上決戦」の無料上映を中止してほしいという請願を申請した。

21日、「バトル・オーシャン/海上決戦」に関連して慶州(キョンジュ)ペ氏緊急対策委員会側は報道資料を通じて、「来月31日から国防部と配給会社CJエンターテインメントが『バトル・オーシャン/海上決戦』を100ヶ所の軍部隊で、軍人6万人を対象に無料上映するというニュースを聞いて、急いで上映を中止してほしいという請願を申請した」と明らかにした。

緊急対策委員会側は、「現在ペ・ソル将軍の子孫たちが、学校と軍隊、そして職場で大きな困難を経験しているが、特に軍隊に行ったペ・ソル将軍の子孫たちが受ける精神的衝撃を考えるだけでも、現在体中が震えるほどだ」と伝え、請願申請の全文を公開した。

一方ペ・ソル将軍は、映画「バトル・オーシャン/海上決戦」で亀甲船を燃やして李舜臣(イ・スンシン)将軍の暗殺を試みた人物として描写されるが、実際には鳴梁海戦に参加しなかったという。

◆以下は、国防部長官宛に申請された請願内容の全文である。

国土防衛と国民の安泰のために努めている長官に感謝いたします。私は、小説と映画(鳴梁)に関連して、慶州ペ氏緊急対策委員会の代弁人ペ・ユンホです。つい最近、各マスコミを通じて9月22日から来月31日まで軍部隊100ヶ所で映画「バトル・オーシャン/海上決戦」を無料上映をするというニュースを知り、長官に請願を申請します。

現在、映画「バトル・オーシャン/海上決戦」が劇中の人物であるペ・ソル将軍について、歴史的事実ではなく歪曲したことで、ペ・ソル将軍の子孫たちが学校や軍隊、職場の生活で困難を経験しており、こうした被害によって、現在慶尚北道(キョンサンプクト)星州(ソンジュ)警察署に刑事告訴して、告訴人調査を終えて調査が行なわれているところです。

すでにマスコミを通じて、ペ・ソル将軍の子孫たちが被っている被害は数えきれないほど紹介されており、特に軍隊に行った子孫たちが困難を訴えている問題で、息子を軍隊に送ったペ・ソル将軍の子孫たちの家庭は常に気をもんでいます。

このような時に、国防部で問題の映画を軍人たちを対象に上映するようになったというニュースは、ペ・ソル将軍の子孫として衝撃と驚愕を超えて、映画制作会社と配給会社に対する怒りを禁じえることができません。

現在ペ・ソル将軍の子孫たちは、学校や軍隊、職場で社会生活を営むにおいて困難を経験しています。ところが軍隊内でこのような問題の映画が放映されることになり、軍にいるペ・ソル将軍の子孫たちが再び被ることになる精神的衝撃と、今後表れる苦痛と被害を事前に予防するために、問題の映画が軍隊内で放映されることが絶対にないように処置してくださることを丁重に要請いたします。

記者 : イ・ウンジ