放送終了「朝鮮ガンマン」英雄イ・ジュンギを輝かせた3人組

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=KBS
激動の時代に民衆のガンマンが誕生した。今月4日に韓国で放送されたKBS 2TV水木ドラマ「朝鮮ガンマン」(脚本:イ・ジョンウ、ハン・ヒジョン、演出:キム・ジョンミン、チャ・ヨンフン)最終回では世の中の不正腐敗に立ち向かい、本当の英雄に生まれ変わったパク・ユンガン(イ・ジュンギ)の姿が描かれた。

「朝鮮ガンマン」は半ばを過ぎてから同時間帯の視聴率1位をキープしていた。たった一度、MBC「運命のように君を愛してる」に王座を明け渡したことがあるが、一週間でトップを奪還し、その人気を立証した。

このように「朝鮮ガンマン」のヒットには主人公のイ・ジュンギがいる。しかし、彼を輝かせるために様々な人物たちが犠牲になった。特に、主人公に負けないカリスマ性を発揮したユ・オソン、チョン・ヘビン、大谷亮平の3人組が視聴者の注目を集めた。


緊張感担当:ユ・オソン

ユ・オソンはドラマで褓負商団の首長であり、隠れた狙撃手チェ・ウォンシンに扮した。ウォンシンは目的のために数人の命を奪う冷血漢であるが、娘のヘウォン(チョン・ヘビン)の前では世の中に二人もいない“親バカ”に変身した。ガンマンになったのもヘウォンとやっと軌道に乗った褓負商団の座を守るためだった。

ウォンシンは日本の商人、半蔵がユンガンであると確信し、正体を明かすために奮闘した。特にウォンシンは毎回ユンガンより一歩遅れながらも、終始ユンガンの首を絞めてドラマの緊張感を高めた人物だ。

ユ・オソンは肌を震わせながら怒る演技はもちろん、冷たい視線で見つめる眼差しなどで歴代クラスの悪役の誕生を知らせた。



男も圧倒するカリスマ:チョン・ヘビン

チョン・ヘビンはドラマでチェ・ウォンシンの娘チェ・ヘウォン役を演じ、美貌とカリスマ性を同時に発散した。ヘウォンは褓負商団の接長として、貧困を経験した子ども時代を過ごしながら消えない傷を負った人物だ。

ヘウォンは自身の命を救ってくれたユンガンを愛するようになった。しかし、ユンガンがウォンシンの命を狙っているということを知り、限りなく冷たい女性に変わった。ヘウォンには残った愛も、戸惑いもなかった。

特にユンガンが自身の父を殺したと誤解したヘウォンは「謝らないでください」とし、「ユンガン坊ちゃんが私をどうしたか、これからしっかり見せます」と宣戦布告した。ヘウォンは自身の目的のために王室まで左右できるカリスマ性を発散し、女丈夫らしい一面を見せつけた。

チョン・ヘビンは今回の作品で、時代劇に似合うイメージと発生、節制された眼差しなどを表現し、欲望の炎チェ・ヘウォンをしっかり描写したと好評を受けた。


国境を越えた義理男:大谷亮平

大谷亮平はパク・ユンガン(イ・ジュンギ)の隠れた助力者金丸に扮した。彼は黙々とユンガンのそばを守るだけでなく、自分の命を差し出すことさえも恐れなかった。

8月21日の放送で金丸はユンガンの代わりに銃に撃たれた。金丸は山元(キム・ウンス)がユンガンを消す計画があることに気付き、ユンガンを助けるために駆けつけ、快く彼の盾になった。体を張ってユンガンを守り抜いた金丸は、自身を抱きしめて嗚咽するユンガンに「亡くなった両親のそばに行きます。また会いましょう」という言葉を残して息を引き取った。

金丸はユンガンとの義理を死で守り、視聴者たちに深い余韻を残した。

記者 : シン・ナラ