レディー・ガガ、来韓公演中に突然の涙…“遊ぶ女”と“涙もろい乙女”の間(総合)

OSEN |

写真=「AIA REAL LIFE : NOW FESTIVAL 2014」
「Put your hands up(手を上げて)」

歌手レディー・ガガがコンサート中に最も口にした言葉だった。彼女は何度も「Korea」と観客に呼びかけて、お祭りのようなステージを作り上げた。

ステージの上では終始カリスマ性溢れる姿を見せていたレディー・ガガは途中、涙を流す意外な一面も見せた。“遊ぶ女”と“友情を大切にする乙女”の姿まで、この日のコンサートではレディー・ガガの多彩な魅力が公開された。彼女はステージごとに違う顔を見せていた。

世界的なポップ歌手レディー・ガガは16日午後、ソウル蚕室(チャムシル)オリンピックメインスタジアムで開催された「AIA REAL LIFE : NOW FESTIVAL 2014」のヘッドライナー(主役を務めるアーティスト)として参加した。彼女は、自身の代表曲「Poker face」「Telephone」を始め、アンコール曲の「Gypsy」まで計20曲を披露して、約100分間のコンサートを行った。

華やかなパフォーマンスで有名なレディー・ガガだけあって、この日のステージも華々しかった。初ステージは「Artpop」で、大きな翼のついたゴールドの衣装で登場した。その後、女性らしい魅力のランジェリーファッションを披露したり、タコを連想させる数多くの足がついた衣装を着て、観客たちを楽しませた。緑色のウィッグと黒い水着姿、そして観客を感心させた純白の衣装まで計7着の衣装が披露された。

このコンサートでは、レディー・ガガならではの“破格なステージ”も見ることができた。代表曲「Bad Romance」のステージに先立って、彼女はステージの上で衣装を着替えた。2万人の観客に背を向けて、上着を脱いだ後、重要な部分だけを隠したファンキーな衣装を披露した。また、筋肉質のダンサーたちとセクシーなポーズを取ったり、直接エレキギターを渡してもらって、会場の雰囲気をリードした。

観客とのコミュニケーションは会場をさらに盛り上げた。ステージから降りて観客たちと触れ合ったり、「韓国人はセクシーだ。キムチの秘密みたい」と冗談を言って、笑いを誘った。歌の途中にも「Korea」と連呼したり、歌詞を変えて歌う場面も何度かあった。

バラード曲「Dope」を歌いながら流した涙は意外だった。爆発的な歌唱力と溢れるエネルギーで観客たちの心を鷲掴みにしていたレディー・ガガだったが、このステージでは違った。彼女は込み上げる感情を抑えきれず、涙を流した。会場が静かになった瞬間だった。レディー・ガガは次の曲「born this way」を歌う直前に、会場に来たボギョンという韓国人の友達について語った。レディー・ガガは「ボギョンは私の親友だ。4歳の頃からずっと友達だった。彼女は韓国から養子としてアメリカに渡ってきた」と説明した。続いて「涙を見せて申し訳ない。私に親友を贈ってくれた韓国に感謝している」と語り、コンサートを続けた。

この日のコンサートには、レディー・ガガを見るために韓国人だけではなく、多くの外国人も会場を訪れて視線を引いた。一部の観客たちは、レディー・ガガを彷彿させる金髪や体のシルエットがはっきり見える大胆な衣装でコンサートを楽しんだ。主催側によると、この日のコンサートには約2万人の観客が訪れたという。

レディー・ガガの来韓は2012年4月以来、約2年4ヶ月ぶりだ。

記者 : キム・ユンジ