少女時代からEXO、Red Velvetまで、SMが数字マーケティングを好む理由とは?

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写真=SM
アイリーン=43,スルギ=20、ジョイ=31、ウェンディ=77……SMエンターテインメント(以下SM)の新人ガールズグループRed Velvetがそれぞれの数字を衣装に刻んだ。どこかで見たような感じだ。なんと19年前に所属事務所の先輩グループH.O.T.が選んだ数字マーケティングと似ている。

1日に韓国で放送されたKBS 2TV「ミュージックバンク」では、Red Velvetが「幸せ(Happiness)」の初ステージを披露した。赤と白の衣装で登場した4人のメンバーはそれぞれのスタイリングを誇った。アイリーンはピンク、スルギはオレンジ、ジョイはグリーン、ウェンディはブルーというヘアカラーで魅力を強調した。同時に衣装に刻まれた固有ナンバーはメンバーを紹介するもう一つの装置となった。数字の衣装は「幸せ」のミュージックビデオにも登場する。

SMにおいて数字マーケティングはかなり頻繁に登場している。昨年、EXOは「Wolf」で活動した頃、全メンバーのステージ衣装に数字「88」を刻んだ。その後はシウミンが99、ルハンが7、チャンヨルが61、スホが1、セフンが94、ディオが12、カイが88、レイが10、タオが68、チェンが21、ベクヒョンが4、クリスが00とそれぞれのナンバーを選んだ。

2012年には少女時代も数字ファッションを選んでいた。「OH!」で活動していた当時、ユナが7、ユリが11、ソヒョンが21、ジェシカが22、ティファニーが0、テヨンが9、サニーが12、ヒョヨンが32、スヨンが24をそれぞれのTシャツに入れ、楽曲の雰囲気を盛り上げた。チアリーダーのコンセプトのダンスとも調和を成したファッションだった。

SMの数字マーケティングを最初に披露したのは1996年にデビューしたH.O.T.だ。Red VelvetのカラーマーケティングもH.O.T.が先だった。ムン・ヒジュンが23と黄色、チャン・ウヒョクが35と青、トニー・アンが07と赤、カンタが27と緑、イ・ジェウォンが48とオレンジを選び、活動衣装に使われたことはもちろん、関連グッズにも用いられ販売された。当時はグッズ産業が専門化されていなかった時代だが、それでもメンバーの固有ナンバーを入れた製品は爆発的な人気を博した。

H.O.T.から少女時代、EXO、Red Velvetにまで登場したSMの数字マーケティングはなぜ続くのだろうか。SM側の関係者はTVレポートに対して、「メンバーごとに異なる数字は、そのメンバーのアイデンティティを構築しやすい道具となる。新人グループの場合は名前よりも数字でもっと簡単に認識されることもある」と伝えた。

実際に各グループのメンバーたちは事務所のリクエストにより数字を選ぶ。選ぶ基準はそれぞれだ。好きな数字、生年月日、個人的な記念日の数字、数字の組み合わせなどを通じてメンバー別の固有ナンバーが生まれる。ただ数字マーケティングの始まりとも言えるH.O.T.の場合はトニー・アンを除く全メンバーが学籍番号の一部を使い、学生ファンにより一層親近感を与えていた。

所属事務所が話した通り、ファンの間ではすでに固有ナンバーと該当メンバーは同一視されていた。メンバーの名前や数字が書かれているグッズを購入したり、自ら作ったりしてファン同士で情報も共有していた。

同関係者は「メンバーそれぞれ数字は自ら選ぶ。そのためにファンの間でも反響が良い。デビューしたばかりのRed Velvetの場合はすべての衣装に数字が書かれるわけではない。それでもデビューステージで公開された数字は今後の活動の際にも使われる予定だ」と付け加えた。

記者 : キム・イェナ