GOT7、歌もダンスも魅力もA+!

10asia |

ステージの上を飛び回ってパワフルなパフォーマンスを披露するヒップホップ少年の姿はしばらく置いておく。代わりに可愛い微笑みとジェスチャーを見せて、ポケットに入れて見たい時に取り出して見たくなるほどの可愛らしさを全身から放つ。今年6月、いつも一緒にいたい彼氏の姿で7人の少年が帰ってきた。「エイ、全部知ってるのにどうして隠すの?」と自身に好意を持っている相手を意地悪にからかうやんちゃな少年のように見えるが、実は愛嬌のある表情と笑顔で、年下はもちろん年上のお姉さんの心まで一気に捕らえる魔性の少年たちだ。

2014年1月、「Girls Girls Girls」でデビューして強烈な印象を残したGOT7は、「A」では以前より明るくて軽快な雰囲気で初々しくて爽やかな少年の顔をアピールすることに成功した。グループのビジュアルとして挙げられる台湾系アメリカ人マーク、愉快さを担当する香港のフェンシング元代表ジャクソン、タイから来た可愛い男の中の男ベンベン、カリスマ性あふれる頼もしいリーダーJB、優しい笑顔が可愛いJr.、一度聞いたら耳から消えない声の持ち主ヨンジェ、末っ子のようには見えないが本当に末っ子であるユギョムが集まって、7人組アイドルグループGOT7が完成した。2014年最高の新人といえる彼らの“A+級”の魅力に夢中になるまでにそれほど長い時間がかからないことは間違いないだろう。

―まず、細かいことだが、気になっていたことから聞きたい。グループを紹介するたびに「Come and Get it, GOT7」と挨拶するが、その掛け声はどうやって決めたのか?

ユギョム:「何にする? 何と挨拶した方がいい?」と悩んだ末、僕たちで考えた。

Jr.:色々あったけど、うっかりこれになってしまった。

ヨンジェ:最初は何だったっけ?

ベンベン:「Get ready, GOT7」だった。でも、YG ENTERTAINMENTの「WIN:WHO IS NEXT」のBグループの挨拶と少し似ていると思って変えた。

ユギョム:外国人のお兄さんたち(マーク、ジャクソン)に意味を聞きながら話しているうちに、偶然「Come and Get it, GOT7」というのが出てきた。

Jr.:「もういい。これにしよう」という感じで決まった(笑)

―「Come and Get it」は「来て持っていきなさい」という意味だ。GOT7のどんな魅力を持っていってほしいのか?

ヨンジェ:7人の魅力がそれぞれ違って……。

Jr.:(ヨンジェを見ながら)君の魅力は何ですか?

ヨンジェ:僕の魅力は……ぎこちなさ? ウハハハハ。

―ハハ、「A」の活動をしながら一番よく聞くようになった言葉は? 人気が高まったとよく言われると思うが。

Jr.:「人気がさらに増えてきたんじゃ?」と言われたり、今回の曲についてたくさん聞かれたりする。最初のアルバムとは違って、ハツラツとした姿で出てきたことに疑問を持つ人がいるからだ。僕たちが最初「ヒップホップグループだ」と言ってデビューしたから、少し変わったヒップホップを披露することについて聞く人が多かった。

―それでは、聞いた時に嬉しかったり、もしくは胸がいっぱいになった言葉は?

ユビョム:「実力が伸びてきた」「ステージが以前より上手い」という言葉だ。

ヨンジェ:「痩せた」「表情がもう少し自然になった」だ。ハハ。(―本当にかなり痩せたように見える。最近も夕飯は食べていないのか?) 常に緊張感を持っているので食べていない。

Jr.:ベンベンはどう?

ベンベン:「男らしくなった」かな?

ヨンジェ:「背が高くなった」は?

ベンベン:身長はあまり変わっていない。

Jr.:グループの中で一番ユギョムが背が高いけど、さらに伸びた。たまにちょっと腹が立つ(笑)

一同:ハハハ。

ユギョム:179cmから182cmになった。

ヨンジェ:僕も伸びた! 175cmから177cmになった! へへ。

―年下メンバーたちの話にずっと笑顔を浮かべていたJr.の表情が徐々に消えている。

Jr.:(いたずらっぽい口調で)あえて何も言わないでおく。

ユギョム:ジニョン(Jr.の本名)兄さんはスタイルが良いから大丈夫だ。

Jr.:頑張ります !以上、GOT7でした!(笑)

―少し話しただけでも、メンバー全員がテレビの姿とあまり変わらないように見える。SBS MTV「I GOT7」というリアリティー番組にも出演したが、リアリティー番組での性格と実際の性格のシンクロ率は100%なのか?

Jr.:自分で言うのも何だけど、全く同じだ(笑) 僕たちの最も大きな魅力は率直さだ。たまに無礼だと感じる人もいるかもしれないけれど、僕たちの本音はそうじゃない。飾らないありのままの姿を見せたいと思って何の計算もせずに行動しているので、それを悪く思わないで欲しい。

―和気藹々とした雰囲気のようだから、今この質問がしたい。「A」の予告映像……

ヨンジェ:Oh my god!

ベンベン:そんなものは見ないでください……フフフ。

―「A」の予告映像がメンバーごとに公開された。仮想の彼女との話を描いた映像だったので、予告映像の話をするたびにメンバーたちは「恥ずかしかった」と表現する。それでも、自分のバージョンよりあのメンバーのバージョンが良かったと思うことはあるのか?

ユギョム:全員がJB兄さんよりは良かったと思っただろう。

Jr.:マーク兄さんのが僕のより少し良かったと思う。

ジャクソン:あのバージョンが一番シンプルだった。

Jr.:マーク兄さんの「エイ、行こう」はそれでも少しかっこいい方だ。マーク兄さんとしては、一番良くなかったのはジェボム(JBの本名)兄さんだろう。

マーク:フフ。

―マークとジャクソンのバージョンが一番無難だったと思う。

ジャクソン:僕? ありがとう。

ヨンジェ:ベンベンの映像も少し無難な方だった。

ベンベン:僕のバージョン? でも、僕が靴の紐をまだ全部結べていないのに(女性が)そのまま行ってしまった。(一同:ウハハハ。) 正直、靴の紐を結んであげる彼氏はいないと思う。彼女の靴の紐がほどけていたら、「君が結んで」と言うと思う。フフ。それでも、面白かった。撮影は少し時間がかかったけど。

―ひょっとして、あのコンセプトはメンバーたちが自分で選べたのか?

ヨンジェ:いやいやいや。

べむべむ:もし僕たちが選べたら、あれを選んでないと思う。ハハハ。

Jr.:僕たちに一番似合うシチュエーションを与えてくれたんだと思う。彼氏のような姿を最大限アピールできるように。

―予告映像でGOT7のユニークな変身を知らせたように、「A」は「Girls Girls Girls」の時とは雰囲気が全く違った。曲を初めて聞いた時、一番先に何を考えたのか?

Jr.:初めて聞いた時から曲がすごく気に入った。今のバージョンはかなり編曲されている。本来のバージョンはすごくポップだった。(マーク:アメリカ! アメリカンスタイル!) それから、曲はとても明るいけれど、パク・ジニョンプロデューサーのセクシーな声で録音されていて、果たしてこれを上手く活かせるかなと思った。個人的な意見では、僕たちの方がより明るく可愛く曲を表現したと思う。(マーク:フフフ) パク・ジニョンプロデューサーはセクシーだけど、僕たちは可愛いから! ごめんなさい、プロデューサー。フフ。

―今パク・ジニョンプロデューサーと比べた話をそのままインタビューに書くから!

マーク:アハハ、どうしよう(笑)

―「A」にはデビュー当時、前面に打ち出したマーシャルアーツトリック(武術の要素を盛り込んだ動作をベースにした派手な技術で、キックやターニングなどの武術的要素にブレイクダンスのスタイルを取り入れたジャンル)がほとんど登場しない。体力的に負担が少なくなったと思う。

Jr.:今回のアルバムは最初のアルバムとは違って演技的な要素が多い。「A」では可愛い表情を作らないといけなくて…… ステージで見せる“So Cute”、ご存知でしょう? マーシャルアーツトリックはほとんど踊っていなくて、その部分にすごく悩んだ。

マーク:僕は今回ちょっと休みたかった。ヘヘ。

―前回、高難度の動作をメインに披露してきたジャクソンとマークは特に大変だったと思う。

マーク:だから、今回は最初から難しい動作は入れないようにした。だけど、僕はパートがほとんどなくてカメラに映らなくなるから、事務所に「一度回転しなさい」と言われた(笑)

Jr.:「A」は聞く分にはいいけれど、パフォーマンス的に見たら大きなポイントがないとつまらなくなる可能性があって (マーク:うんうん!) だから、見どころを作るためにマーシャルアーツトリックを入れることになった。(マークを見ながら)3rdアルバムではまた頑張って“フライング”してください。

マーク:分かった。

ジャクソン:3rdアルバムではマークだけ“フライング”することにしよう。僕はもう少し休むから(笑)

―「A」の振り付けは、活動の後半にテーブルで始めることに変わった。その理由は?

ユギョム:プロデューサーが「うちの事務所の歌手たちは2週間に1度くらいは振り付けをどこか変えている」と言ったからだ。

Jr.:例えば一ヶ月活動するとしたら、同じ振り付けをずっと見せ続けるよりも変えた方が見る人も喜ぶだろうという考えだ。変わった振り付けの方がより反応がいいと聞いた。

―その通りだ。ミュージックビデオで印象的だったテーブルシーンが連想されて、個人的には以前の振り付けより気に入っている。

ベンベン:最初より簡単でいい。

Jr.:変わった振り付けの練習も最初のアルバムだったら大変だったはずだけれど、ずっと一緒にやっているので上手くコミュニケーションできた。

マーク:ミュージックビデオですでに一度やったから。

―今ミュージックビデオの話が出たが、初めてミュージックビデオを見た時は特にヨンジェがよく見えた。増えたパートとセンターに立っているのがその理由だろうが、実力自体も非常に伸びたと思う。

ベンベン:ミュージックビデオを見るとヨンジェ兄さんしか出てこない。(目を丸くするふりをしながら)目をこんなに開けて出る!

ヨンジェ:違~うよ~

ベンベン:(からかうように)今回の曲は僕たちの曲じゃない。ヨンジェ兄さんの曲だ(笑)

ヨンジェ:やめて~やめて~そんな話、やめてよ~ (マークが声を出して笑う)

―デビューしたばかりの頃、リアルタイム放送で宿舎を公開した時、最後にヨンジェが「『新人のようなヨンジェ』と言われていますが、次のアルバムではかっこいい姿を見せます」と言っていた。今回のアルバムは気持ちを引き締めて準備したのか?

ヨンジェ:ハハ、その時のことを思い出す。リアルタイムだから本当に緊張した。今まで頑張ってきた。でも、もっと頑張らなければならないと思う。「A」のカムバックステージを終えた後に反応を見たら、「すごく不自然だ」とか「どうして目を大きく開けるのか」という指摘があった。フフ。それで、色んな部分を変えてから披露したステージの後でチェックしたら「今日は少し自然に見えた」みたいなことを言われていて、嬉しかった。ステージの最後に飛ばすハートも「色んな方向に飛ばそう」「より多様な姿で飛ばそう」と研究しながら練習した。

―ハートをどの方向に飛ばすかまで気にしているとは知らなかった! それでは、他のメンバーもステージで自分が披露するパフォーマンスの中でこれだけは見逃さないでほしい、ぜひ見てほしいという部分があるのか?

Jr.:僕の場合、ソロステージじゃないから全体的な姿を見てほしい。(ベンベン:そうだ) 一人ひとりを見ながら魅力を探すのも重要だけど、まずは7人のステージだからそれが一番重要だと思う。ソロの時はもちろん1人だけを見てほしいけど、今は7人がどのように上手く調和するのかを見てほしい。

―話を聞いていると、Jr.は筋道を立てて話す。まるでグループのスポークスマンのようだ。

Jr.:言葉がすらすら出てくる時があるけれど、今日特に上手く話せる(笑)

―アルバムの収録曲のうち、「U Got Me」のラップの作詞はジャクソンが、「悪いこと」の作詞はJBが参加した。他のメンバーもアルバムの制作に意欲があるのか?

ジャクソン:みんな(意欲が)あって、作業している。

ヨンジェ:ほぼ完成した曲が1曲ある。R&Bバラードで、テーマは「雨の日に思い出す彼女」と言うべきかな? (ジャクソン:ウアアアッ!) タイトルは…… いや、言わない(笑) 僕は雨が降る日によく街を歩くけど、その時、雨の音を聞いてこの曲を書くようになった。(―特定の対象を浮かべて書いたわけではない?) 僕の想像の結果だ、フフ。普段、音楽を聞いてインスピレーションをたくさん受ける方だ。内容じゃなくて、曲の背景とかを参考にする。

ベンベン:(ヨンジェ兄さんは)雨が降る日にいつも曲を作っている。

ヨンジェ:雨の日が好きだ。あ、また違う曲もあるけど、それはまだメロディーは書いてなくてトラックだけ作った。作曲を勉強したことはない。僕が作曲して、作曲家のお兄さんたちが少しずつ手伝ってくれるという風にやっている。いつかアルバムにぜひ収録したい。

―他のメンバーたちはどうなのか?

ユギョム:ジャクソン兄さんの曲は完全にヒップホップだ。

ジャクソン:GOT7はJYPエンターテインメントのヒップホップグループだから、ヒップホップスタイルに作曲している。

ユギョム:(ヨンジェもジャクソンも)2人ともスタイルは違うけれど、すごく上手い。

ジャクソン:僕のスタイルは「雪が降る日に思い出すあいつ」

一同:ウハハハハハ。

ヨンジェ:あの男!

ジャクソン:冗談だ。ヒップホップ曲だ! 最近は僕とマーク、ベンベンのラッパーたちで一緒に作業している。

マーク:一緒に作業しようと思っていたけど、あまりやっていない。

ベンベン:これからやろうとしていたところだったけど、少し忙しくなって続いていない。まだ頻繁に集まれてはいないけど、ジャクソン兄さんがビートを作って僕たちは歌詞を書いている。だけど、韓国語で歌詞を書くのが難しい。

―先に英語で書いてみるのはどう?

ヨンジェ:僕が翻訳するから!

ジャクソン:英語で書いた後、Jr.やJBが韓国語に変える。

ベンベン:じゃあ、僕はタイ語で書いてもいい?

一同:ハハハハハハハ。

―JBは以前「GOT7が今年新人賞を受賞するためには、年内にアルバムをもう1枚出さなければならない」と言っていた。次のアルバムでやってみたいことは?

Jr.:僕たちは次のアルバムが年内にすぐ出せたらいいなと思っているけど、事務所の方針もあるのでどうなるかはまだ分からない。取り合えず、もう1枚を出したい。

ジャクソン:ヒップホップ、ヒップホップ。強烈なヒップホップ!

マーク:かっこいい音楽!

Jr.:それぞれ好きな音楽スタイルが少しずつ違う。

―好きな音楽スタイルについてそれぞれ話してみよう。

ジャクソン:僕は無条件にヒップホップだ。曲もヒップホップ曲が好きだ。

ベンベン:僕はニュースクールヒップホップが好きだ。歌謡のようなヒップホップのことだ。そんな音楽が好きだ。(ジャクソン:絶対可愛い音楽ではない。可愛い曲は今回だけにする。ハハ) 可愛い姿はポイントとして数ヶ所だけにしたい。フフ。

ユギョム:僕もヒップホップとR&Bだ。

ヨンジェ:僕はR&バラード。少し悲しい曲が好きだ。アルバムの全体的な雰囲気はヒップホップだけど、メンバーがそれぞれ曲を書いて……。僕の望みだけど、メンバーたちが自分の個性を生かして書いた曲をアルバムに収録したい。

Jr.:考えていることが結構ある。歌手で言うと、ファレル・ウィリアムスがいい。そこまで明るくなくていいけど、シンプルでソースがあまり入っていないビートに僕たちの声が素直に入った曲を歌いたい。僕たちがもっと練習してシンプルさの下に声が詰まった、そんな感じの曲だったらいいなと思う。もしくは、2006年に出たジャスティン・ティンバーレイクのアルバム「FutureSex/LoveSounds」のように、数年後に聞いても素晴らしい音楽をやりたい。8年も経ったのに僕は今もそのアルバムが世界で一番好きだ。(―最近も聞いているのか?) そのアルバムが一番好きなのでいつも聞いている。そんなアルバムを計画して作るのはどうかなと思う。

マーク:僕もヒップホップだけど、もう少しR&Bに近くて、テンポが少し遅くて、雰囲気のある音楽がしたい。僕はドレイクが好きだ。

JB:僕の場合は“PBR&B”というエレクトロニックが少し入ったR&Bがあるけど、そんなR&B曲をタイトル曲にしたい。それをタイトルにしたら、収録曲はミディアムテンポのR&Bやフォークが入っても良さそうだ。R&Bソウルも好きだし、ジェームズ・モリソンやダミアン・ライスのような歌手も好きなので、そんな感じの曲も出したい。

―音楽の好みは少しずつ違うが、共通する部分が確かに存在しているように見える。メンバー全員が一緒に宿舎生活をしているだけに、お互いに影響を受けているような気もする。ところで、テレビで宿舎を見たが、年少メンバーのユギョムとベンベンの部屋が他の部屋に比べて非常に広かった。

ベンベン:僕たちが一番最後に部屋を選んだ。みんなが選んだ後で大きな部屋しか残っていなかった。確かに広くていい。僕たちの部屋にだけベッドがある!

Jr.:年下はぐっすり寝て、年上のメンバーたちは少し不便でも我慢しないといけない。

ジャクソン:(Jr.を見て)君が一番楽だよ!

Jr.:違う。僕は寝ようとしても、末っ子たちが僕の部屋にあるトイレに行ったり来たりするからぐっすり眠れない。(―ああ、ユギョムとベンベンの部屋の中にJr.の部屋が別にあるのを見た。トイレはそっちにあるのか?) 僕の部屋のトイレに大きなお風呂がある。

ベンベン:兄さん、部屋を一人で使うとトイレに行ったり来たりする人のせいで不便かもしれないと、僕たち言ったでしょう。Jr.兄さんはそれでもいいと言った。

Jr.:「兄さん、トイレに行ってもいいですか?」と言ってすごく申し訳なさそうな顔で部屋に入ってくる。

ベンベン:以前、本当に静かに入ったのに、Jr.兄さんが僕の足を突然掴んだことがある。フフフ。本当に驚いた。

―ハハハ。年下の子たちに配慮して大きな部屋をあげたわけではないんだ?

Jr.:僕たち、年下の子に一番大きな部屋をあげようと話し合った。

ジャクソン、ベンベン:いや~~~。

Jr.、ヨンジェ:本当にそう思った!

マーク:(いたずらっぽい声で)年下の子たちが居心地のいい部屋を使って、僕たちは車でだけ楽にできればいい。ハハ。

Jr.:年下の子たちを気遣いたくてそうした!

マーク:違うだろう、ハハハ。

JB:実は兄さんたちは年下たちに勝てない。すごく強いから(笑)

―マークとジャクソン、JBとヨンジェ、ユギョムとベンベンが同じ部屋を使って、Jr.は一人で使っている。ルームメイトはどうやって決めたのか?

一同:ただ部屋を一緒に使いたい同士にした。

Jr.:実は先に部屋を一緒に使う人を決めていたけど、宿舎に帰ったら本来決めたメンバーじゃなくて違うメンバーに話しかけて同じ部屋に入った。もともとは僕とジャクソンが一緒に使おうと話し合ったけど、帰ったら忘れてしまった。

ジャクソン:最初は僕とJr.が一緒に部屋を使う予定だったけど、それを忘れて僕がJBに一緒に使おうと言った。そして、宿舎に戻ったら突然マークと使うことになった。

一同:ウハハハハ。

Jr.:僕たちは基準が全くない。即興だ!(笑)

―今のルームメイトに満足しているのか?

一同:満足している!

JB:ただ、僕とヨンジェの部屋にはエアコンがない。

Jr.:僕の部屋もエアコンがない。

JB:でも、Jr.の部屋はドアを開けておくと末っ子たちの部屋からエアコンの風が入ってくるけど、僕たちの部屋は風が全く入ってこない。リビングのエアコンをつけても僕たちの部屋までは入ってこない。(ヨンジェ:遠い) だから最近は離れて過ごしている。

ヨンジェ:涼しい場所を探して……。

ユギョム:まるで道に迷っている羊のようだ!(笑) 昨日、JB兄さんはリビングで寝て、ヨンジェ兄さんはマネージャーの兄さんの部屋で寝た。

ヨンジェ:たまにだけJB兄さんと一緒に寝る。

ユギョム:寂しいとき。

一同:ウハハハハハ。

JB:2人で一つのマットを一緒に使っているけど、そんなに狭くはない。エアコンをつけたらきっと涼しくなるはずだけど、ないから……。壁に穴を開けて換気扇をつけなければならないけど、構造的な問題でできない。だから、今は2人とも外出中だ。別々に暮らしている。でも、冬になれば僕たちの部屋が一番暖かい。布団をかけずに寝るほどだ。

―ヨンジェとJBの部屋にそんなことがあったのか(笑) ところで、マークはすごくお茶目なようだ。口数は少ないのに、たまに突っ込む言葉がただごとではない。「I GOT7」でも魚を容赦なく手で取りながら「僕のものだ!」と叫ぶ姿が印象的だった。

Jr.:所有欲が少し強い人だ(笑)

マーク:えーと……(微笑み)

―罰ゲームもマークだけ受けなかっただろう?

一同:受けた!

Jr.:「I GOT7」の最終回で受けた。僕たちがどうにかしてマーク兄さんが罰ゲームを受けるために頑張った。ハハ。

ベンベン:僕が洗濯ハサミの罰ゲームを受けるのは飽きましたか? ハハハ。

―洗濯バサミの罰ゲームはテレビで見たように本当にそんなに痛かったのか?

マーク:思ったより痛くなかった!

ベンベン:兄さんは痛いところに挟んでないからじゃん。

マーク:僕、唇に挟んだよ。

ジャクソン:兄さんが怒るかもしれないと思って、気をつけて挟んだ。

ヨンジェ:唇の全部を挟んだらよかったのに。

JB:考えてみたら、僕も洗濯バサミの罰ゲームは受けていない。

ヨンジェ:(帽子のゴムひもを弾くふりをしながら)これやったじゃん。

マーク:2回、2回!

JB:だから、それだけ受けて、洗濯ハサミの罰ゲームは受けていない。それなのに、今まで自分でも洗濯ハサミの罰ゲームを受けたと思っていた。帽子のゴムひもは本当に強烈から……。

一同:ハハハハ。

Jr.:洗濯ハサミの罰ゲームではみんな怖くなる。

ユギョム:(マークを指差しながら)普段すごく物静かなのに、誰かを苦しめる罰ゲームの時だけは一番盛り上がる。本当にいたずら好きだ(笑)

―罰ゲームのせいですねたり怒ったりしたことは?

ジャクソン:(マークを強烈な目で見ながら)全くない。

マーク:ウハハハ。

―マークに質問する! 初めてのショーケースで披露した「僕は君が好き」のマークバージョンの映像を見たことはあるのか? 肩の動作や指で作ったハート、そして笑顔まで、3段コンボがすごかった。

マーク:見たことはある。本来はこんな振り付け(指で前を指しながら)なのに、前にいるファンに向かって突然僕がハートを飛ばした。

Jr.:フィーリングで!

―もともと素質がある方なのか? ステージの上での才能だ。

マーク:才能を見せられるように……努力する。ヘヘ。

―マークが静かにギャグを言うタイプだとしたら、ジャクソンは誰が見ても分かるお茶目さを持っている。テレビで見せたジャクソンのコミカルな姿だけ集めた映像があるほどだが、そのタレント性は一体どこから出てくるのか?

Jr.:ジャクソンはただ面白い。本当~に面白い。

ジャクソン:テレビでイメージ管理はしていない。今は少し管理しようとしているけど、今回は少し可愛いコンセプトだから僕もただ自然な姿を見せている。

ユギョム:逆の姿を見せている(笑) 可愛いコンセプトなのにかっこいい姿を見せる。

ジャクソン:元々顔が少しブサイクだから、あえてイメージ管理をしなくてもいいと思う。

―へ? ジャクソンがブサイクだって?

ユギョム:ハンサムだ!

Jr.:基準が少し高いからそう思っているようだ。

―だが、真面目な時はすごく真面目になる。香港出身であるジャクソンが“852”(香港の国番号)を大切にする姿を見てかっこいいと思った。

ジャクソン:大切だ。

ユギョム:僕もかっこいいと思った。自分の国に対する誇りが感じられる。じゃあ僕は“031”(京畿道(キョンギド)の地域番号で、ソウル出身のユギョムの現在の実家は南楊州(ナムヤンジュ)市にある)を大切にしよう。

ジャクソン:いや、“82”(韓国の国番号)だろう!

Jr.:僕は“055”(慶尚南道(キョンサンナムド)の地域番号で、Jr.は鎮海(チネ)出身だ)!

ヨンジェ:僕は“061”(全羅南道(チョンラナムド)の地域番号で、ヨンジェは木浦(モクポ)出身だ)! (―そうなったら、香港も地域番号を大切にしないといけないのでは?) あ、それじゃあ、僕たちみんな“82”!

一同:ハハハ。

―ジャクソンの香港に対するプライドはやはり特別だと思う。

ジャクソン:非常に“プラウド(proud)”だ。誇らしい。僕の故郷だから…… ただ好きだ。(言い終わるやいなやネックレスが落ちた)

Jr.:これがまさに自然が助けてくれるギャグだ!

一同:ハハハハ。

―ベンベンも外国から来た。タイ出身だが、韓国人ではないかと疑うほど韓国語が流暢だ。

ベンベン:(可愛い声で)そんなに上手くありません。

―愛嬌もすごい。GOT7の公式Twitterで「ベンベン兄さんを訴えます。私の心を奪いました」という書き込みに「僕はすでに監獄に来ています」と返したり、「餅 VS パン、どっちが好きですか」という書き込みには「僕は君がいいのに」と答えた。

ベンベン:アハハハハ。

ユギョム:ベンベンはファンサービスの王様だ!

ベンベン:家に来て、ソファの下で待っていると、フフフ。

ユギョム:だからベムトーカー(ベンベン+ストーカー)というあだ名が今回つけられた。

ベンベン:ベムストーカーだって。ヒヒヒ。予告映像でスニーカーの紐を結ぶシーンがある。それを見たファンたちが「ベンベン兄さん、私のスニーカーの紐も結んでください」と書き込んだので「振り向いてみて、後ろにいるから」と返事した(笑) 「ベンベン兄さんご飯おごってください」と書き込むと、「ドアを開けてみて、家の前に来てるから」。本当だったら怖いことだけど、ファンたちが喜んでくれるからやっている。

Jr.:ベンベンがGOT7にいて本当に良かった。僕たちは恥ずかしくてできないから……。

―ベンベンに一番良くしてくれる兄さんは誰なのか?

ベンベン:ああ…… これは秘密にしてほしい (録音機を奥に持っていって小さな声で)ジャックソン兄さん。ハハハ

―ベンベンと共にグループの最年少であるユギョムは1997年生まれだ。実際に会ってみると18歳の高校生に見えるが、“ユギョム兄さん”というあだ名がある。

ユギョム:もともと少し老けて見える。兄さんと呼ばれる機会があまりないので、兄さんと呼ばれると嬉しい。僕より年齢が上でも関係ない。年上の女性ファンたちから「兄さんって呼んでもいい? 大丈夫?」と聞かれると、いつも「はい、大丈夫です、もちろん!」と答える。嬉しい。

―デビュー当時、自己紹介をするたびに「純粋の結晶体、ユギョムです」と紹介していたが、その純粋の結晶体の大きさはそのままなのか、それとも小さくなったのか?

ユギョム:今はそう自己紹介できない。結晶体が小さくなったようだ (ヨンジェ:もしかしてヒビが入った?) サイズが半分くらいに小さくなったみたいで、今は「末っ子らしくない末っ子ユギョムです」に変えた(笑)

―ハハハ、今年19歳(数え年)になったヨンジェは以前、大学に進学するなら音楽治療学を専攻したいと話していた。今はどうなのか?

ヨンジェ:それに関する本があるけど、時間がなくてまだ読めていない。今のところ、歌がもっと好きだし、歌の練習がもっと必要だから、Jr.兄さんが通っているホウォン大学の実用音楽学科に入るために頑張っている。まだ未熟なところが多いので、何かを一生懸命学ぶ時期だと思う。大学には必ず進学したい。

―必ず大学へ行くぞ!

ヨンジェ:(ガッツポーズをしながら)ファイト!(笑)

―ヨンジェが話したように、Jr.は現在ホウォン大学に在学中だ。

Jr.:演劇学科だ。今は夏休みだから大丈夫だけど、休学するかどうかを悩んでいる。次の学期には本格的な活動が始まるし…… 学校で勉強したいことがいっぱいあるから、所属事務所と話し合わなければならない。

―カリキュラムの中で特に良かった科目はあるのか?

Jr.:学校で? 個人レッスンが良かった。白紙状態で学んだので、本当に面白かったな。それから、僕は積極的に活動はできなかったけど、学校の友人たちが演劇祭の準備しているのが羨ましかった…… 演劇をすると、照明、音響、舞台、演技、動きなどをすべて学ばなければならない。演技はこのすべてを同時に行う活動なので、共同で行う作業に感心した。共同作業をしながら仲良くするしかないことや一緒に準備する姿が羨ましかった。演劇はお互いがやり取りをし、呼吸を合わせるため、一人では絶対できないことだ。そういうところを見て、機会があったら、舞台演劇にも挑戦してみたいと思うようになった。

―グループの中で大学生がもう一人いる。JBは建国(ゴングク)大学の映画学科に通っている。Mnet「4つのショー」で短編映画「夢」を作ったこともある。

Jr.:そのJBの足が可愛かった(笑)

JB:その映像は大学で作る3分の映画のようなものだったので表に出せる作品ではなかった。少し恥ずかしかった。全体的な画としては満足したけど、主題意識やいろんなことが…… 未熟だった。朝に作り始めて、半日かけて急いで作った作品だった。

―でも人々はJBが映画も作れる“学生”という事実を知らなかったから、その部分では意義深いことだったと思う。もし、JBがGOT7をタイトルにして映画を作るとしたら、どんな作品になるだろうか?

ジャクソン:コメディ、コメディ!

JB:ブラックコメディが似合いそうだ。それか、7人が家族として登場する映画、「家門の栄光」のようなコメディ。

ユギョム:(明るい笑顔で)コメディとアクション映画!(笑)

―「4つのショー」でJBが言った言葉の中で記憶に残っているものがある。「私がどのように行動するかによってGOT7の運命がかかっているようだ」という言葉だ。

JB:もし僕が勝手に行動したら、グループもそうなると思った。これは僕が自信に満ちてグループの柱だと言っているのではない。グループを引っ張って行かなければならないという責任があるからだ。そのような役割を放り出して遊んだり、集中しなかったら、リーダーがあれだから僕たちも勝手にして良いんだと思うかもしれないから。(―もしかして、そのような点でリーダーの役割がプレッシャーになるのでは?) たまに何かミスをした時に恥ずかしいと思うときはあると思うけど、プレッシャーは感じない。人間だから誰でもミスをするものだから。

―8月から所属事務所の家族と一緒に「JYP NATION 2014 -ONE MIC-」の公演を開催し、10月7日からは日本で単独コンサートが開催する。今年の4月、ショーケースを行うために日本を訪れたが、どうだったのか?

Jr.:ステージが観客たちと近かったので、ファンたち一人ひとりの表情をすべて見ることができた。良い思い出しかない。

ユギョム:韓国で行う公演よりさらに規模が大きくて緊張した。2PM先輩たちの日本ツアーのオープニングステージに参加した時よりも緊張したけど、公演が始まって慣れてきたのでステージを楽しむことができた。

―まだ日本コンサートのセットリストは出ていないと思うが。

Jr.:まだ決まっていることはない。初めての単独コンサートなので、どうすれば僕たちのカッコいい姿を見せることができるだろうかと悩んでいる。多くの方々が協力してくれると思うけど、GOT7のステージなので、僕たちの意見がたくさん反映されると嬉しい。それぞれが考えているステージコンセプトが本当にたくさんある。ステージや実力的な面でみんな意欲があるので、僕たちの意見をたくさん反映してほしい。それに、どう言えばいいか分からないけど…… 少し慎重にしなければならない。韓国ではまだコンサートを開いていないので、韓国のファンたちが気を悪くするかもしれない。それが本当に申し訳ない。でも一言申し上げたい。僕たちがこのような経験を通じて、韓国でさらに素晴らしい公演を見せることを約束するので、もう少し待っていてほしい。理解するのは難しいかもしれないけど、一生懸命頑張って素晴らしいステージをお見せしたい。それでファンの愛に報いたい。

―きっと見事に成長していくと思う。最後に、GOT7はどのようなグループになりたいのか?

JB:僕たちのグループはそれぞれの強みがはっきりしている。それぞれ自分たちの夢を抱いている。自分の立てた目標を達成することで頂上に立つことがメンバーそれぞれの目標だと思うけれど、7人が集まった時はグループとして相乗効果を生み出せるグループになりたい。自分の夢を叶えながらも、グループとしても上手くやっていけるGOT7になりたい。別の言い方をすれば、完璧になりたいということだけど、これが僕の素直な気持ちだ。

記者 : イ・ジョンファン、写真 : ク・ヘジョン