「パイレーツ」対決+ストーリー+キャラクターの“完全な三拍子”に注目

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写真=ロッテエンターテインメント

◆海賊と山賊が繰り広げる興味深い対決

映画「パイレーツ」(以下「パイレーツ」)のイ・ソクフン監督が、笑いのポイントを公開した。

イ・ソクフン監督は「7級公務員」のチョン・ソンイル脚本家との愉快な相乗効果により誕生した「パイレーツ」の3つの笑いポイントに、海賊と山賊の興味深い対決、面白いながらも切ないストーリー、そして愉快な笑いを与えるキャラクターを挙げた。

イ・ソクフン監督は、最初の笑いのポイントに海賊と山賊が繰り広げる興味深い対決を挙げた。コミカルかつ愉快なキャラクターの演出が自身のお家芸だと明らかにしている彼は、「海賊は無政府主義者、山賊はテロリストに近い。彼らが小競り合いする姿を面白くするために注力した」と、キャラクター設定に対する演出意図を明らかにしている。カリスマ性溢れるホダン(しっかりしているように見えるが、どこか抜けている人)の山賊団のボス、チャン・サジョン(キム・ナムギル)と海を統治する海賊団の女ボス、ヨウォル(ソン・イェジン)の対決は劇に緊張感を加え、期待感を高めている。


◆海を知らない無知から来る面白おかしいストーリー

2番目にイ・ソクフン監督は、海を一度も見たこともない山賊団の姿について触れながら、「海に対する無知から始まった朝鮮時代の人々の行動が、『パイレーツ』のユーモアを担当する重要な要素である。漁船に乗って海に行く初盤の山賊たちの姿が笑わせながらも胸が痛む」と、映画のストーリーに対する共感ポイントについて説明した。歴史的な事実を基に、特異な想像力を加えて作られた興味深いストーリーに、名俳優たちの味わい深い演技が加わり、映画の面白さが倍増した。


◆世界のどこにもいない愉快なキャラクター

最後の笑いのポイントについてイ・ソクフン監督は、ユ・ヘジンが演じたチョルボンのキャラクターを挙げた。彼は「チョルボンは海についてあまり知らない山賊の中で、海賊出身という理由により超スピードで昇進をする人物で、『パイレーツ』で最も愉快な笑いを提供する存在だ」と話した。メイン予告編を通じて粘りっこいナレーションを披露し、爆発的な反応を呼び起こしたチョルボンは、「パイレーツ」ならではのまた異なる笑いのポイントとして期待感を抱かせる。

「パイレーツ」は朝鮮建国の15日前、クジラの襲撃で玉璽(ぎょくじ)が消えた前代未聞の事件をめぐって玉璽を探す海賊と山賊、そして開国勢力が繰り広げる海での痛快な大激戦を描いた超大作アクションアドベンチャー映画だ。韓国で8月6日に公開される予定だ。

記者 : イ・ウンジ