話題作「密会」ユ・アインだからこそ可能だ

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南楊州(ナムヤンジュ)市の撮影場、鐘路(ジョンロ)区(ヘウォンの家):人の情が感じられない、時には職場のように気をおけない家。ここでヘウォンはソンジェのピアノに感銘し、駐車場でキスをしながら恋に落ちる
20歳の年の差を克服し、キム・ヒエと天才ピアニストのユ・アインが描く、密やかで破格的なラブストーリー「密会」が連日のように話題を呼んでいる。さらに、天才ピアニストイ・ソンジェを演じるユ・アインの人気が高止まりしている。その、理由のある人気が気になる。

仁川(インチョン)文化芸術会館:現在ドラマのメインホールの撮影が行なわれている
イ・ソンジェ。実業高校を卒業した20歳の青年。バイク便の配達員。母が仕事に行っている間に弾き始めたピアノが、いつの間にか相当のレベルになったピアノの天才。趣味と言えばただ携帯で撮影したピアノの動画をYouTubeに投稿すること。ニックネームはナ・チョンジェ(天才)。そんな中、YouTubeを通じてニックネームマッキ、オ・ヘウォンと知り合いになり、オ・ヘウォンの夫でありソハン音楽大学ピアノ学科の教授カン・ヒョンジュンに弟子になることを提案される人物。彼により未来の無かった彼が音楽的才能を認められ、オ・ヘウォンと切ない恋に落ちるストーリー。

市立大学の音楽館:第8話に登場したシーンで、ソンジェが大学のオーディションのために演奏する姿
撮影前、ユ・アインは「『密会』は絶対に逃したくない作品だった」とし、「特別なストーリーを素敵な人たちと作っていくことが幸せだ」と述べた。そのため撮影を控え、誰よりも意欲的にイ・ソンジェを準備した。まず、ドラマがスタートする前に音楽と完全に一つになる姿を演じるためにピアノを練習し、撮影に入る曲を携帯に録音し何度も聞いた。

慶煕(キョンヒ)大学音楽大学(キム・ヒエ、ユ・アイン):第8話に登場したシーンで、ヘウォンがソンジェを教えている姿
そのため、ドラマで彼が披露したバッハ平均律846番とリストのパガニーニ4番、そしてヘウォンとデュエットで演奏するシューベルトの「四手のための幻想曲」などは、完璧な演技と共に視聴者の目と耳を魅了するに十分だった。その代わり、ファッショニスタで有名だった彼が今回のドラマではスタイルを諦めた。貧しいバイク便配達出身であるだけに、目立たない色の無彩色に衣装はジーンズと型崩れしたフードのジップアップ、そしてブルゾンスタイルのジャンパーが全てだ。いわゆるビンテージ感のあるカジュアルファッションだ。

江南(カンナム)区ラマダホテル:こっそりピアノを弾いていてバレたヘウォンとの演奏により自身の才能を認められることになったソンジェは、ここでジュニョン(パク・ヒョクグォン)に大学入学を提案される
彼のスタイリストもまた、「今まで出演したドラマや映画の中で最も地味な人物だ。本当にピアノの腕だけが優れていて、その他はあまりにも平凡で貧しい人物のため、ドラマの中盤までも毎回同じスタイルを維持しそうだ。普段のユ・アインさんは楽でありながらも体にフィットする、さっぱりとしたダンディスタイルを好むが、ソンジェを演じながらソンジェスタイルに変わったようだ。忙しいこともあるが、いつからか撮影現場に本当のソンジェのように楽なジャージにフードのシャツを着て現れる」と語った。

南楊州市の撮影場:防音のために卵の箱を貼ったソンジェの家は、古くみすぼらしいが人間的な魅力が溢れる空間だ
中盤以降から本格的に2人だけの密会が始まれば、彼は時と雰囲気に合うピアノの旋律、そしてユ・アインにしか出来ない多彩な表情演技、口下手でも心に響く声で視聴者を魅了する予定だ。

南楊州市の撮影場(ソンジェの家):清潔な貧乏の象徴であるソンジェの家。細部までリアルさを活かしたインテリアで視聴者から好評を受けた
坡州(パジュ)の撮影場:見る人が息を殺したキム・ヒエとのカップル写真の後に撮影した単独写真。シンプルだがカリスマ性溢れる彼の姿が盛り込まれている
坡州の撮影現場:キム・ヒエとのカップル写真を撮ってから行なわれた個人ポスターの撮影写真

記者 : アットスタイル(@star1)