“演技アイドルを超えるか?”SISTAR ボラからBIGBANGのV.Iまで…SBS新ドラマ出演の注目株4人

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写真=TVレポート DB、SBS、YGエンターテインメン
忙しいスケジュールのため準備すら出来ていない、ただ“演技”という仮面を被っただけのぎこちなさは忘れるべきだ。歌手としての活動はもちろん、演技まで並行するアイドルが増えている中、視聴者との出会いを控えている、スタートを切ったSBSドラマでの演技ドル(演技+アイドル)の活躍が期待を集めている。

すでに“演技するアイドル”という視線を越え、確実に自分の領域を固めている“演技ドル”が頭角を現している状況。2014年第2四半期を基点にSBSドラマを通して“演技ドル”に名前を上げるであろうアイドルには誰がいるだろうか。

◆ SISTAR ボラ「ドクター異邦人」で“初めての演技挑戦”

健康的な魅力とセクシーさで多くのファンを確保しているSISTARのボラは韓国で5月に放送予定のSBS新月火ドラマ「ドクター異邦人」(脚本:パク・ジヌ、演出:チン・ヒョク)を通して、初めて正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)演技に挑戦する。

今回のドラマでボラが演じるキャラクターはボーイッシュな魅力が漂う脱北女性イ・チャンイ。ドラマでパク・フン(イ・ジョンソク)をヒョン(兄の意、女性は普通オッパと呼ぶ)と呼ぶほど男らしいところがあるが、実はパク・フンに片思いしている人物で、脱北後、パク・フンの隣で一緒に生活する女性を演じる。

2010年SISTARとしてデビューして以来、多数のバラエティ番組を通じて姿を見せたボラは、SISTARのミュージックビデオで演技をした経験はあるが、正劇の演技は今回が初めてだ。毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)の主人公として活躍しているSISTARメンバーダソムの後を継ぎ、二番目に演技ドルのタイトルに挑戦状を出したボラの活躍に関心が集まる。

◆ RAINBOW ウリ&VIXX ホンビン「気分の良い日」で“カップル演技”

SBS新週末ドラマ「気分の良い日」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:ホン・ソンチャン)を通して初めて正劇で演技をするカップルがいる。RAINBOWのウリとVIXXのホンビンだ。歌謡界の先輩、後輩である二人は今回のドラマでそれぞれオムチンタル(勉強ができて性格もよく、何でもできる完璧な人)のハン・ダインと高校生のフィッティングモデルのユ・ジホを演じ、共演することになった。

KBS 2TVシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「天女がいなきゃ?!」と「愛と戦争2-アイドル編」に出演したことがあるウリは、今回の作品を通して初めて正劇演技に挑戦する。誰にもひるまない、良く遊び勉強もでき、顔まで綺麗な堂々として明るい女子大生、ハン・ダインを演じる予定だ。

ウリは「VIXXは普段からメンバーみんなが礼儀正しく、優しいためいい弟のように思っていたが、こうやってホンビンと一緒に演技をすることになってとても嬉しい」とし、「ラジオで(ホンビンが)演技するのを聞いたことがあるが、声が低くて、優しくて演技をすればいいと思っていた。初めての正劇でプレッシャーもあるが、お互いに頑張って楽しく出来ればと思う」と覚悟を語った。

演技に初めて挑戦するホンビンはこれまで演技に対する欲があったという。「まだまだ未熟で経験も少ないが、信じてくださっただけに恩返しが出来るように努力し、最善を尽くして演技する」としっかりとした抱負を明かした。

正劇に慣れていない二人のアイドルの出会いが果たして視聴者にどんな魅力を届けるか、注目が集まる。

◆ BIGBANGのV.I「エンジェルアイズ」で方言を使う“在米韓国人に変身”

V.Iはすでに2009年に放送されたフジテレビ「魁!音楽番付~EIGHT~」と2013年スペシャルドラマで放送された日本テレビ「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」を通して演技の経験があるが、韓国ドラマは「エンジェルアイズ」が初めてだ(「光と影」特別出演を除く)。

「エンジェルアイズ」でV.Iは119救急隊員になりたくて韓国に帰ってきた在米韓国人の青年テディ・ソを演じる。人命救助に対する使命感がある熱血青年であり、アメリカの青年特有の明るさとストレートな純粋さを持っている人物。

先に並べられた後輩たちとは異なり、すでに視聴者の前に立っているV.Iはテキサス英語と忠清道(チュンチョンド)方言を交互に駆使しなければならない難しさ(?)の中でも、特有の図々しさを演技に溶け込ませ、視聴者を魅了している。

4人は皆、韓国ドラマでは初の視聴者との出会いを控えているか、すでに披露している。歌手やアイドルが演技をするとしたら、“ある程度”と容認される時間は過ぎた。最近の視聴者たちは“演技者”を見る目で彼らを冷徹に見つめ、評価する。

そのため、下手に“演技ドル”のタイトルを欲張るのは禁物だ。4人とも自分のキャラクターを完璧にこなすために演技に対する格別な情熱を燃やし、キャラクター分析をし、演技練習をするなどの努力を傾けていることが知られた。果たして“生半可な挑戦”ではなく、“本当の演技ドル”のタイトルを手に入れる人は誰なのか、視聴者の注目が集まっている。

記者 : チョ・ヘリョン